カシメルマンはBARにおるんちゃうか

≪スケールモデルからアニメキャラクターまで、
幅広い分野の模型製作を詳しく解説!≫
(小さい写真はクリックで拡大)

「シュコダPAⅡ 《pet ピェット》」

2017年03月30日 | 製作日記 シュコダPAⅡ
↓更に建物の詳細な形を作ります。
これもレンガ建築にあり勝ちな、角の飾りっぽい形や窓の下の張り出し等。

↓裏面も一応ソレらしくはしておく。
0.3mm厚のプラ板で内装の漆喰が塗ってあったらしき段差を表現。
窓の上側(写真で窓の左側)の横一文字にレンガが露出している部分は
二階のフロアーが落ちてしまった跡である。

↓例の歩道の板には縁石のモールドと建物外壁沿いにある排水溝を加工。

↓窓枠も作る。この上側3分の1程は固定窓。
後に開閉する下の部分を作るかは考え中。
外れかかった感じのヤツを片側だけ付けるのがいいかなーとか…。

↓屋根に降った雨水を下に落とす“竪樋(たてどい)”も付けると更に
建物らしくなる。これはサイズ的にもランナーを利用して作ればよろし。
一方の先を火であぶって曲げ加工し、ヤスリで整えてピンバイスで穴あけ。

↓プラペーパーで“つかみ金具”を作って真鍮線を差込む。
この場合真鍮線は0.8mm径を使用。けっこう頑丈気味に取り付ける。
建物の上の方が崩れてるので途中でひん曲げて倒れたような演出をつけたのな。

↓…現状こんな具合で形はほぼ完成。
こういう工作はドールハウスとかやってる人の方が断然上手いんだろうケドなあ。

1/35ミリタリーにもこのタイプの情景アクセサリー製品は売ってるけど、
取り扱ってる模型店が限られたり、もう一つ戦車が買えちゃうくらいの
価格だったりとか。自分で作るとまぁタイヘンなものの、工作は好きだし
コスト的に数百円で済んだりするので自分は自作する事にしました。
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「シュコダPAⅡ 《ctyri チュティジ》

2017年03月23日 | 製作日記 シュコダPAⅡ
↓ディスプレイの為のアクセサリーを作っていこうと思います。
今回は倒壊した建物の壁を横に添えて、装甲車が駐まっている周辺の
雰囲気を表現しようと考えました。
写真は以前のモデリングで余った3mm厚のプラボードで、
どうにか無駄の少ないように壁の形を設定したところ。

↓そして切り抜いたところ。
窓のくり抜きがちょっとタイヘンだった(汗)。
…1/35の建物だと3mm厚ではちょっと薄い感じで、
本当は5mm厚を使いたいけど、簡易なツールしか
ないので遭えてこの余り材でやってしまいますねf(^^;。

↓ルーターで崩れた部分をソレらしい形に荒削り。

↓建物周りの歩道の段差も用意して木製デコパの上にざっと仮組み。
…イメージとしてはこんな感じを企んだのな。
高さ方向のボリュームがやたらにデカくなっていいのだ。
尚、車体は片輪を歩道の上に乗り上げている。

↓で、次に詳細モールドを加工していきます。
レンガ建築にしたいのでデザインナイフや彫刻刀で線を掘り込む。
ヨーロッパのレンガはどうか分からないけどネットでレンガの一般寸法を
当ったら、厚みが6cm、長さが21cmとかくらいらしいので
大体高さ方向のピッチは2mm、幅方向は6mmに設定。

↓レンガのモールドがついたら、破断面部分にブロック単位で
崩れたような演出をつけるとよりソレらしくなる。

↓これは窓の上の張り出し形状。レンガ建築に有り勝ちな形だね。

↓やっぱりレンガとかにすると流石に手がかかってそうサクサクとは
出来上がらない(~~;。このあと建物の角の部分の装飾風の形や、
窓の下の張り出しなどを工作予定。
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「シュコダPAⅡ 《tri トリ》」

2017年03月14日 | 製作日記 シュコダPAⅡ
↓詳細な部分をこしらえていきます。
これはヘッドライト部分。ランプのクリアーパーツを付ける場合と、
半球状の装甲カバーがかかっている場合がコンパチで選べるようになってるのな。
折角だから前をランプが見えている状態、後をカバー状態にしようと。
…けどどっちが前だかワカラン(笑)。
資料写真を出来るだけ沢山見てどっちが“メインの前”なのか雰囲気で
つかもうとしたけど判らないくらいどっちでも良さそうな感じ。

↓これがそのカバー部品。
実物はコレを着けたり外したりしているのかと思ったら、どうやらこれが
180度回転してランプの裏側に収納されるようだ。…で、面白い写真を発見。
大体は180度回って綺麗に隠れるようだけどタマに160度くらいでとまって
しまい、まぶたみたいに一部分見えてるヤツがいた。
よし、パーツが余るのでこの状態を再現してみようっと(^^。

↓…少々やり辛いけど“まぶた”分だけにカットする。
厚みも裏から薄く削って調整。

↓こんな具合だ。実物のランプの電線がどうなってるのか気になるが、
多分回転軸の中を通ってるんだと思う。

↓で、これがカバーした状態。

↓通信アンテナも付属。後のドイツ装甲車“フンクワーゲン”みたいなヤツだ。

↓ちょっと4本ある柱の接着代が頼りない感じなので真鍮線を仕込んだ。
強度は増しになる筈。
説明だとこのアンテナはドイツ軍仕様の時にしかなかったものらしい。
しかもこのアンテナ車仕様の時は機関銃が降ろされているみたいだ。
でも付けたいので両面テープで貼り付けて、取り外し可能にしておくかな。

↓更に小細工追加。
資料写真では見当たらなかったけど、ドイツの装甲車に有り勝ちなコーナーポールが
シュコダにも付いてる絵を見かけた。よくは知らないが視野の狭い運転席から
車輌幅感覚がつかみやすいように付けられたものかと。
DUとしてこれを作ろうと思いついた。
素材は0.5mm径の真鍮線とウェーヴの“R・リベット”。
リベットは2個を互いに接着して球状にして使用。

↓小細工ついでにこんな遊びも。
被弾した弾痕4発分。装甲板なので穴は開けないけど。
…矢印は被弾の衝撃で飛んだリベットの孔。

↓以上ここまで。 
まだ細かい突起は残ってますが塗装段階まで控えてます。

次回はディスプレイ方法を設定していく予定。
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「シュコダPAⅡ 《dva ドヴァ》」

2017年03月08日 | 製作日記 シュコダPAⅡ

ある晴れた日、あの“ベルリンの壁”が置いてある寺が天王寺にあると
知ったので行ってみる事にした。天王寺公園の外れにある統国寺である。
境内に入って暫く進むと右側にそれは鎮座していた。

↑高さは3メートルくらいか。で幅1メートルくらいの壁が2枚。
近寄るとスプレーの落書きがあったり、ちゃんと画材で描いたような絵の
一部分も確認できる。

↑裏に廻るとこんな具合。思ったより厚みは薄い。
この“A7”とか書いてあるのは壁が壊された後現地で配る際にマーキングした
指定番号なのかな。…なんにしろ凄いものを見た気分になった。

↓で話題はシュコダに戻って、ボディーパーツに移った。
先ず写真の矢印部の目立つ場所ににパーティングラインが走っていたので
削ったが、綺麗な曲面上なので滑らかにするのがわりと難しかったりする。

↓矢印のフェンダーは資料写真を見る限り一枚鉄板で、このフチはその厚みが
モロに見えているらしく、多分実物は5ミリくらいしかないように見える。
キットは1ミリくらいあるので1/35なら当然オーバースケールだ。

↓裏側をルーターで端から斜めに削り込んだ。
まぁ見た目の感じだけなのでフチが0.2~0.3mm位になれば充分かと。

↓…ぺらぺらに見えてより実物の雰囲気になる。

↓砲塔?というか機銃が生えた部分は4分割のパーツ構成だった。
リベット等のモールドを正確に作りたかった為かと思われる。

↓機関銃は裏から半球状の部品を当てておいてボールジョイントを
表からパチッと無理嵌めするようになっている。

↓実はこの部分、自分は穴のフチのエッジをうっかりナイフで
削り落としてしまい、嵌め合いが甘くなってしまった箇所ができたf(^^;。
対策として中に薄めのプラ板を当ててアタリを調節。
ホントに外面のフチぎりぎりで当ててるみたいなのでコレ作る人は
注意してください。

↓例の、車輪がグラグラな対策は中のハブ(写真右下の矢印)に0.5mm厚のプラ板を
貼ったり、ホイールの穴の底をプラ板で上げたり(写真左の矢印)して調節。
…だいぶマシになったけどまだややグラツキは残っている状況。
塗装を考えてタイヤ、ホイルは仮組みなので接着後はもっとしっかりする予想だけど。

↓細かい部品を除き大体組みあがった。内部はガランドーで部品は少ないので
思ったより早く形になったね。


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「シュコダPAⅡ 《jeden ィエデン》」

2017年03月02日 | 製作日記 シュコダPAⅡ

今度はいつぞやの展示会見学時に買ってきた、ユーモラスなスタイルの装甲車、
“シュコダPAⅡ”を組み立てていこうと思います。
1920年代に開発された、当時としては高性能な装甲車で、
第二次大戦初期くらいまでチェコスロバキア、ドイツで活躍していたようです。
重量は7tあり、乗員5名、装甲車としては大柄で、
後のドイツの四輪装甲車等のデザインにも影響しているように思えます。

↓本キットのメーカーはタコム。つい最近ホビーボスからも発売になってた
ようだけどどっちが組み易かったのかな。これの説明書は本のように纏まっていて
陰影付きのCGグラフィックで解り易いぞ。

↓でもデカールの説明のとこはフリーハンドのマンガになってる(笑)。
このギャップが不思議だ。

↓足周りからの組み立て。
意外にステアリング系が可動方式になっていた。
自分が何時もやる“タイヤ曲げ改造”は不要!

↓これはイタバネのサスペンションのようだけど薄い部品を
ワザワザこういう張り合わせにしているので矢印部分に不自然な線ができる。
ここはどう見てもイタバネの平面部なので埋めた方が自然だよな。

↓更によく解らないのがコレ。
シャシーがド真ん中から2分割だった。こんな強度が必要かと思うところが何故?
部品構成から考えるに、多分金型数を減らす意味だったかと。

↓差し支えないようなのでプラボードでガッツリ補強した。

↓ステアリングをコントロールしているロッドが接着指示になっていた。
なんか英語の注意書きで「タイヤを曲げたい場合はつけない」とある模様。
でも無いとウソになるしなあ。

↓で、いい事を思いついた。
穴を加工してブラブラ動く真鍮線を取り付け、シャシー側も穴をあけてそこに通す
(矢印部)。真鍮線の長さがタイヤを切った場合も穴から抜けないくらいにしておけば
可動可能になるわけだ(^^)/。

↓これで足周り組み立て完了。4WD(4輪駆動)で4WS(4輪操舵)らしい。
前と後ろ両方に走行できる、ドイツの装甲車に有り勝ちなタイプなのな。

↓タイヤはゴム製のが付いていて結構重量感があるけど、回転させる為のハブ周囲の
スキマがデカくて変な方向にガタガタ動くのが気になる。これは今後調整検討要だな。
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