今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

友人のお見舞い 前を向いて生きましょう

2012-06-30 07:28:00 | 

昨日は、、久方振りに、都心への外出でした。

第一の目的は、ロサンゼルス滞在時代以来の親友の、Aさんのお見舞いです。

清楚な白の七分袖の上着を身にまとい、ネックレスもイヤリングも身に付け、私なりに控えめなお洒落をして、出かけました。

彼女とは、久しぶりの再会です。

 

お見舞いに伺う前に、予約の入った眼科医院の診察を受けなければなりません。

更にその前、次女宅に前日こしらえた巻きずしを二本届けました。

         

石崖状乳頭症の診断を受けて三週間が経過しましたが、コンタクト装着の許可が、なおおりていません。

慣れないメガネをかけたままの暮らしは、気分的には、少々情けないものがありました。

ですから、友人にも会うことですし、今日こそ、との思いで先生にお目にかかりました。

診察後、やっとOKがでました。

嬉しく、一安心です。

ドクターの勧めで、二週間レンズはとりあえず止め、ワンデータイプのレンズを三カ月分購入しました。

 

レンズをしばらくぶりに装着し、鏡に映る自分を見た時、一瞬若返った、と思いました。

長い期間、コンタクトによる結膜炎で、瞼が多少浮腫んでいたのかもしれませんね~

私はそれを、加齢のせいと勘違いし、諦めていました。

ところが、何だか目元が以前よりすっきりし、生き生きした感じ。

シニアーになっても、女心はまだ健在です。(笑)

ですから、とても嬉しい変化で、素直に喜び、なんだか気分まで若返り、昨日同様、新たな元気が湧いてきました。

 

心の窓ともいわれる眼は、本当に大切。

Mちゃん達も、調子がよくないときには、小まめに眼科で診てもらいましょう。

眼の養生を心がけてね。自戒を込めて・・・・・・・

 

その後、駅近くのスターバックスで昼食を取り、乗った電車を途中下車。

デパートでお見舞いの品を見つくろいました。

決めたのは、千疋屋のゼリーの詰め合わせと、心ばかりのお洒落な小物です。

長女と仲良しだったお嬢様のお話しでは、ゼリーなら召しあがれるということでしたから。

 

行く先は、東京女子医大病院。

心臓外科の治療で定評のあるところです。

電車は、大江戸線に乗り換え、都庁前で、飯田橋行きに、さらに乗り継ぎ、若松河田で下車。

完成し、まだ十数年しか経過していない大江戸線に乗降するのは、まだ二度目の私。

方向音痴甚だしく、もともと地下鉄の通路に弱い私は、駅に付く度にキョロキョロキョロ。

駅員さんに尋ねたりで、戸惑うばかり。

都心から最寄り駅まで急行で2~30分の街に居住していながら、おのぼりさんと余り変わりありません。

          

         構内、電車ともに天井が低く、私の身長の1.5倍程度。モグラになった気分になります。

 

やっとの思いで、病院に到着。

彼女が入院する西館は別館らしく、割とこじんまりとした建物でした。

道路を隔て目前に、伝統を感じさせる重厚感ある建築物があり、私の目を惹きました。

更に斜め向かいには、高い階層の建物も。

その辺りの広い敷地に、病院関連の建築物が数棟点在し、、歴史ある病院の風格とスケールの大きさをを感じさせます。

 

   

 

いよいよ友人のいる病室へと。。

お嬢様達とは、幾度か連絡を取りあい、お母さまの手術後の経過をお尋ねしていました。

特に次女のTちゃんには、長女との愛くるしい思い出が溢れるほどあります。

久しぶりに電話で会話を交わした時は、懐かしさで、一気にロス時代にタイムスリップしたような気分になりました。

 

日本人学校で、、二人をピックアップし、車で家路に付いた時、前の車に同級生の憧れの男の子が乗っていました。

確か名前は加藤君。

私は二人に熱望され、その車を追かっけしたことも。(笑)

しかし残念ながら途中で見失ってしまいましたけれどね。

本当に懐かしい想い出です。

 

今はそのTちゃんが、かの有名な大企業の副社長の秘書をなさっておられるとのこと。

私はロスを離れてからは、1~2度お会いしただけ。

ですから、今もなお、小学生のTちゃんの可憐な姿が胸に焼きついたままです。

 

子供も幼かったけれど、私達もまだ若さに溢れ、母ととしては妻として花の時代を生きている時代でした。

私の大好きな凛という言葉が、Aさんほどに相応しい、美しい女性を、私は他に思い浮かびません。

お互いに心から信頼し合い、異国の地で助け合って暮らした、とても親しい間柄だったのです。

 

病室に入ると、Aさんは、お休み中で、私は一瞬戸惑い、中に入るべきかどうか迷いましたが。

私達の間柄ゆえ、そっと傍で待たせていただくことに。

 

素顔でいらっしゃったせいもありましょう。

幾分やつれ、いかにも病人といった雰囲気で、痛ましい姿に私の目には、最初映りました

ご主人さまを、二年前に夫と同じ病が原因で亡くされたばかりです。

そのご苦労が察せられておりましたのに、Aさんまでも、心臓の手術とは、あまりに辛く、お子様達の心中も如何ばかりかと・・・・・

一方、彼女の傍におりますと、共に楽しんだロスの若かりし頃の事が、昨日のことのように鮮やかに蘇りもしました。

しかし実際は、気が遠くなるような歳月が流れています。

改めて、あっという間の人生だった、などといった感慨に浸りながら、彼女の寝顔を見つめていました。

 

私は、遠慮がちに小さな声で、「Åさん!」と、彼女に呼びかけてみました。

するとたちまちAさんが目を覚まされ、大きな瞳でロス時代と全く変わらない笑顔を見せて下さったのです。

お元気そう!との私の印象です。

心から安堵しました。

 

しかし、実際は、患部の痛みは、しばらく耐え難いほど、辛いものだったようです。

気丈な彼女のこと、ひたすら辛抱されたに違いありません。

彼女のお話しでは、体の中心にあるろっ骨を切開し両脇に広げ、心臓をしばらく止め、弁のずれを修正する手術をなさったとのこと。

お話しを伺うだけで、何だか恐ろしく、身がすくむ思いがしました。

半面、医術がまるで神業のように感じられ、夫の手術時と同じような感銘をうけました。

 

「私達の年齢になると、いろんなことが起きるわね~

でも避けては通れないし、なるようにしかならないのだから、くよくよしても仕方ないわ。

とにかく前を向いて生きていきましょう」

と、お互い意気投合し、励まし合いました。

 

数年前、彼女と旧鳩山邸を観光し、昼食を共にして以来の再会です。

お元気になられたら、またどこかに出かけましょうね、とお約束をして別れ、病院を後にしました。

彼女の1日も早い快癒を、ひたすら祈るばかりです。

 

又今日も長文で済みません。

思いが溢れると、手が止まらなくなってしまいます。

最後まで、貴重なお時間を割いてまでお読み下さった皆様、誠に有難うございました。

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