今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

手紙

2014-08-26 11:19:52 | 人生

ネットが世界中を席巻し、アナグロ的行為が、すっかり地に落ちたこの頃。

手紙も、その顕著な例ですね。

今は友人や家族との音信は、手紙はすたれ、メール、フェースブック、ツイッターを利用する方が多いのではないでしょうか。

その便利さは言うまでもなく、普及して当たり前の魅力的な手段です。

 

でも私は、携帯メールでさえ、余程の事がありませんと使用しません。

年に数度、2~3行打つだけです。

あの小さな枠に言葉を入れるのはとても苦手、数行でさえも、肩がこったような気分になります。

フェースブックやツイッターは使い方さえ知りません。

但し、数年前から、パソコンのメールは利用するようになりました。

この便利さは、享受しています。

 

親友のKさんに差し上げたお返事のカード

 

でも、本当は手紙を書く行為が一番好きです。

好きという表現は、誤解を招きそうですね~

その行為は、本当に素敵と思う私ですが、気軽に手紙が書けるかと言えば、私はその対極にありますから。

行為そのものは好きでも、お便りを綴るのは苦手中の苦手です。

でもやっぱり、心をかけている人達には、できればお便りを差し上げたい、といつも思っている私です。

 

ここ数年、その苦手意識が一層強くなりました。

それには、厳しい現実的な理由があります。

当ブログにも、何度か書いてきたことですが、3年以上前から、首を患い頸椎脊椎症という病名まで貰ってしまった私。

その病気になってから、手紙を書く姿勢が大層辛くなりました。

心を集中し、便せんや葉書に字を綴ると、たちまち首に痛みとだるさが襲ってきます。

前かがみという姿勢が良くないのでしょう。

その姿勢は、パソコンに向かった時も同様ですが、パソコンに打つのとは、やはり異なりますね。

下手な字でも、せめて筆跡が乱れないように美しく綴りたいと思うと、かなりの集中力を要します

肩や首にも、不必要な力が入ってしまうようです。

 

 

 K先生に差し上げた礼状

 

実は昨日、久しぶりに二通も手紙を便箋とカードに認めました。

最近、夏バテなのか、体調が芳しくなくて、首の調子も良くありません。

前ほどではありませんが、息苦しさの症状にも時々見舞われる私です。

けれど、そんな体調の時に頂いた二通のお便りは、本当に嬉しく、その疲れがすぅ~と、体から抜けていくほどの感激でした。

 

1通は、このブログにも一番良くご紹介している親友のKさんからです。

数週間ほど前にも、ご家族全員のお写真が載った素敵な暑中お見舞いのお葉書を頂いたばかりの私です。

今回は、センス抜群の絵手紙でした。

前のお返事は、書き始め当初はお手紙にするつもりで、パソコンに下書きを打ち始めたのですが長くなってしまい、そのままメールでお届けしました。

でも今回は、心のこもったお便りを二度もいただきながら、メールでは余りに失礼と思い、お手紙を書くことに。

いつもお心にかけて頂き、励まして下さるKさんには、感謝の心いっぱいでいます。

 

 

もう1通のお便りは、思いがけない贈り物に、たくさんのお写真まで同封されたものでした。

その方は、私達姉妹が、中学の時、英語の家庭教師をして頂いたドイツ文学の学者さんです。

我が家の前のお宅に転居された時は、まだ新婚さんでいらっしゃいました。

その後、ドイツに留学され、愛媛大学、兵庫大学で教授としてご活躍され、今はご退職の身。

七年前に奥様を亡くされ、私の郷里で、晴耕雨読の日々を楽しんでいらっしゃるようです。

 

数年前、数十年ぶりに再開を果たす事ができた私たちでしたが・・・・・・。

Mちゃん!Mちゃんと親愛の情溢れる言葉をかけて下さり、すぐ娘時代の間柄に戻れました。

ご人格麗しく、温かな優しいお人柄が匂い漂うよう。

私は改めて、敬愛の情と尊敬の念を深めました。

 

穏やかな落ち着いた口調、お優しいまなざし、凛とした佇まい。

とても90代に程近いご年齢には見えません。

私は、歳の重ね方で目指す目標は、K先生のような人格になること、と心から思っています。

 

先生から届いたお手紙、お写真、とても美味しい岡山の白桃とマスカット。

大学時代の教え子たちが先生を励ます会を、岡山で催されたとのことでした。

  

その先生から届いた、お手紙に、果物、お写真の数々。

一刻も早くお礼のお手紙を差し上げなければ、と思うのは至極当然ですね~ 

体調が思わしくないのに、頑張って昨日は二通のお手紙を書き上げました。

ところがそれで、その日は一貫の終わり。(笑)

首のだるさと痛さは最悪で、二時間も寝込んでしまいました。

 

でも快い満足感と充実感に満たされて、今朝は清々しい朝を迎えることができた私です。

もうしばらく経ったら、郵便局に出かけ、不足分の切手を張り投函する事に致します。

 

 先生が丹精込めて育て、お手入れなさっている花壇の草花

 同じ年に亡くなられた奥様ご姉妹の名前が付いたバラ園もおありのようです。

 女性の鏡のような素晴らしい方でした。

 

 これからも、たとえ少々苦労してでも、私は出来ればお手紙を書く行為を大切にしたい、と思います。

先日、介護施設に入居された友人を訪ねた時、私が差し上げたアジサイの絵葉書が額縁に収められ、お部屋に飾られていました。

こんなに喜んで頂けたことが、私は意外で、驚き、でもこみ上げる嬉しさがありました。

お手紙は、書く人にも受け取る人にも幸福をもたらすものですね。

先生のお手紙を手にして、とても私が感激したように、きっとK先生も、喜んで下さるに違いありません

私は、お手紙に、下記のような文章を綴りました。

 

「すぐお礼のお電話とも存じましたが、時にはお手紙を差し上げたい、と思い、ペンを執らせてただきました。
 
お電話は切ると、それで終わりですが、拙い文でも、お手紙は残りますから、お暇つぶしに、読んで頂ければ幸に存じます。

 

私も頂いた友人からのお手紙は、いつも枕元に置いて、何度も読み重ね、幸せなひと時を過ごさせて頂いています。

 

       

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