岩手三陸鰈釣り  「イーハトーヴの海からこんにちは 」 

‘命の洗濯’をモットーに三陸海岸に棲むという‘幻の大魚’二尺の真鰈を追い続ける。 岩手真鰈愛好会ブログ

第11戦 箱崎白浜 ナメタの女王、単独トップに躍り出る!

2008年11月28日 | 事務局記
●11月16日。海栄丸から御箱丸(前)と福栄丸(後)を撮影。


◎海栄丸 (岩渕さん 啓司さん 黒川さん 村田さん)  観戦記/村田 久

曇天だが、うねりも風もなく暖かい日。
本日は、天下分け目の戦いと各自心中、期するものがあるようだ。
虎視眈々と、トップを狙う面々ばかりだ。
岩渕会長、高橋 啓司、黒さん、村田の4名。前回も似たような組み合わせ。
竿を下ろした、直ぐに啓ちゃんに強い引き。幸先よくダブル。
今日は、いけると緊張したが1枚、2枚後が続かない。
数時間たつも、啓ちゃん4、村田2、会長、黒さんはゼロ。渋い。
他の船から、衝撃な情報が舞い込む。紅一点ヨシコちゃんが、10枚に50センチ
オーバーのナメタ。嘘でしょう。罰金刑が濃厚。
皆、焦りまくる。会長に大物ギンポ。しめしめ、絶不調。
黒さん、今だ声なし。会長の竿が、弓なり。これは、大型と見つめる中
上がってきたのは、50センチオーバーのアイナメ。これが、腹掛かりのスレ。
船頭、タモ網を入れた瞬間ハリがはずれて、逃げられてしまう。
刻々と、時間が迫りついに、終了ゴング。
さすが啓ちゃん、13枚。
後半に強い岩渕会長、粘って9枚。
黒さん、でかいアイナメにカレイ2枚。
村田、8枚。
さて、最終戦は、どんなドラマが待ってることか。


◎福栄丸 (菊地さん、舟越さん、雫石さん 宇田さん)  観戦記/宇田 清

例会11戦!!いよいよ大詰めに入ってきた。場所は箱崎白浜。
聞こえてくる話だとあの船がいい。あの船頭さんがいいと終盤にふさわしい
ソワソワした雰囲気が漂って来ている。
当日は雨が降ると言う天気予報も出ておりくらい海かな?と思わせる状況ではあったが
思ったより雲は薄く、雨が降っても小雨と言う感じだった。
我々の船は福栄丸でいつも一緒になる舟越さんと久々の雫石さん、そして菊地さん、
優勝候補の舟越さんにはぜひとも頑張っていただきたい人です。
私はと言うと目標はいつも高橋(啓)ちゃんに勝つこと、
とはいっても過去一度も勝ったことなし、まず一投目!!すぐに当たりがあった。
ぐーぐーと重い当たりだ。合わせると乗らず、すぐにまた誘う。来た。やっぱり来た。
合わせるとうまく乗ったようで重い。これは幸先が良いと気を良くしたが、どうも引きがカレイではなさそう。
水面を割って出てきたのは何と40センチもあろうギンポ。すごいショック。
同船者はがっかりしたような、ほっとしたような!!
これで完全にテンションが上がらず後は、乗らないまま、我が船は皆テンションが上がらずの状況。
私のせいかも?


◎御箱丸 (遠藤さん 高村さん 高橋一さん 美子さん)  観戦記/高橋美子

前日まで穴子(ハモ)が釣れてたと聞かされ少々ビビる〓
パタパタと鰈のあたりが来はじめたのは、7時過ぎ…。
最初の鰈は高村さんがGet〓 生命反応有り〓にみんなの期待高まる〓
ハジメさん5、6枚釣り上げ、負けじと追いかけるのでした…。
遠藤さんに丸々と立派なアイナメ連続ヒット〓「アイナメはもういいから鰈釣りたい!」と、ぼやき入る(笑)
時々、巨大ヒトデ・ホタテ・不思議な貝類に邪魔されながら「早く40㎝超えの鰈!!来ないかな〓」と
口々に言ってる中…
有難うございます〓
43㎝ナメタ釣らせて頂きました。
船上で久々絶叫〓
(お騒がせ…でした)
ダブル釣果は高村さんの1回のみ。だったかな?
皆さんバタバタ釣れるとゆう感じでは無かっです〓
残り30分で釣果の良かった場所に戻り…
そこでまたもやハジメさん連続ヒット〓にて終了〓
鰈を「松田聖子・山口百恵」と例えながらお話してくれた船頭さん…最高に愉快でした。


●今季2勝目を飾った高橋一さんと準優勝の高橋美子さん。

18枚を釣った高橋一さんと13枚に43センチのナメタを揚げた高橋美子さん。
軍配はわずか185P差で一さんに上がった。
それでも、美子さんは総合5位から一気に4人をゴボウ抜き、単独首位 !
一さんも7位から2位に大躍進!運命の一戦は12月7日。


●参加者12名の笑顔、笑顔、笑顔…

◎写真

一列目左から/釣りクラでお馴染みの啓司さん。復活したナメタの女王・美子さん。
          今季2勝目を飾った高橋一さん。総合3位に順位をあげた菊地さん。
二列目左から/優勝候補の一人・舟越さん。フライロッド工房カンパネラの宇田さん。
          釣りクラのプロデューサー雫石さん。ナメタ(69センチ)の記録保持者・黒川さん。
三列目左から/若手のホープ高村さん。定年釣り師こと村田久さん。
          形状合金仕掛けの使い手・遠藤さん。不肖岩渕。

第10戦 起喜来湾 勝敗を分けた定置網ポイント

2008年11月18日 | 事務局記

10月9日。
前日の強風の影響が心配されたこの日、寒さは冬の到来を感じさせるものがあったものの海上はそれほどうねりもなく、まずまずのコンディションとなった。
参加したのは、前回釣果に恵まれなかった岩渕会長、愛車がすっかり釣り仕様の平田さん、シーズン優勝に向け密かに闘志を燃やす船越さん、カレイ狙いでタラも釣る君沢さん、前回40センチのマコを横取りされた?工藤さん、そのマコを横取りした?不肖遠藤の6人。他の釣り客との相乗りとなった今回、真鰈会のメンバーは船首側に陣取って午前6時半に出船。
養殖棚を掃除した際に出る“ゴミ”をコマセとして撒いてもらって第一投。その第1投で船越さんがヒガレイをダブルでゲット。船尾の釣り客にもすぐにナメタが来た。爆釣を予感させるスタート。が、その後がなかなか続かない。場所を変えてもたまに小型のヒガレイがあがる程度。厳しい。
浮かない表情の一行に船頭からこんな提案が。「波が高いかもしれないが、おっきいマコがあがる場所に行こう」と清栄丸の船長。誰もNOとは言わない。素敵な提案である。船を着けたのはとある定置網。40センチを超える「気持ち悪いぐらいのヤツが釣れる」という場所だ。乾坤一擲、コマセもありったけ投入した。
ここで1枚目をあげたのは工藤さん。良型のマコだった。さらに工藤さんは38センチのマコをあげるなど一気に爆釣モードに。君沢さんも45センチのナメタで応酬。平田さんは着実に枚数を稼ぎ、不肖遠藤も釣らせていただいた。
結局、第10戦はこの定置網での戦いが全てを決したといってもいいほどで、数と型を揃えた工藤さんが優勝。6人で25枚に終わった今回、はっきりしたのはコマセを撒いた側ではカレイが釣れ、コマセから離れた位置では外道やヒトデしか釣れなかったことだ。

記/遠藤


今季初優勝を飾った工藤さん。

工藤さんが経営する「ブルーブレザー」は盛岡で人気のショットバー。
盛岡市内で夜景が見えるバーはここだけ。皆さん、お待ちしてま~す。
(盛岡市大通チスガビル6F)


◎写真
前列左から/不肖岩渕。MITの報道部長・君沢さん。
後列左から/年間総合優勝に最も近い舟越さん.前回の優勝者・MITの遠藤さん。
例会初参戦で9枚釣り上げたキリンビール岩手統括支社長の平田さん。


第9戦 箱崎白浜  こんな事、あってよいものだろうか !

2008年11月05日 | 事務局記
10月26日。
雲天の箱崎白浜に総勢10名が集結した。伊勢丸と宝重丸に分乗し、決戦の海へと突撃した。

宝重丸からのメッセージ

曇天だが波は穏やか。船首の右舷に工藤(健)さん、遠藤(昌)さんのやる気満々の若手組。左舷には、一匹狼よろしく黒さん。
船尾には、背中合わせで、ひそかに優勝を狙う啓ちゃんと足腰に、トクホン貼っての定年釣り師こと村田。いざ、勝負。
出足よく、ポンポンとヒガレイが出た。「マコ」と、背後で声が上がった。船頭さん、タモ網を持って船首に走る。若手組にも、食いが出てるようだ。黒さんの竿先が大きく、ひん曲がった。
来た。これは、でかそうだ。船頭さん、海面をみつめてる。や、やー釣れたのは大ヒトデ。見てなかった振りをして、目をそらした。そのうち、パタリと当りが止まった。
食いはなし。皆の声もなし。少しずつ風が強くなり、波が、うねってきた。船頭さん、こまめに場所を移動してくれるが、思い出したようにポツリと釣れるだけ。
工藤さんに、フグとマコのダブル。こっちは、小サバ。啓ちゃんが、タコかなと苦労して引き上げたのは、海底のゴミ。それでも手を替え品を替え、こづきまくる啓ちゃん。さすが、ではある。
ようやく黒さんに、良型のマコが出た。よし、これで全員のボウズが消えた。
それにしても、まったく当りなし。「4時間も、当りがないなんて。あーあ、今回は最低だ」啓ちゃんが、ぼやいた。ところが、終了ゴング寸前船首は騒然となった。
工藤さんが、いい当たりを逃した直後に、隣の遠藤さんの竿が一気に曲がった。
海面に魚体を現したのは、今日一番の大物のマコカレイ。「あ、それ俺のマコでしょう」と、工藤さんのやるせない顔がありました。
まさに、どんでん返しの一撃。おめでとう。よかった。すごいね。と、口々に皆は讃えるが心中は穏やかならず。
こんな事、あってよいものだろうか。いや、あっては、ならない事だ。

定年釣り師  村田


伊勢丸からのメッセージ

右舷には僕を挟んで左にゲストのミキちゃん。右に知る人ぞ知るロッドビルダー宇田さん。左舷には今季3勝目を狙う舟越さんと演劇青年・高村君という布陣。
今日は幼馴染のミキちゃんが鰈釣りに初挑戦。僕が指南役だ。「釣れるかしら?」と不安そうなミキちゃん。「釣れるよ。三陸のカレイは美人に弱いんだ。」と僕。
イソメに触れないと言うので僕が代役を務めた。仕掛けはシューター。以前、ビギナーで実証済みだ。
舟越さんが一投目で小ぶりだが肉厚のナメタをあげた。優勝候補は今日も好調のようだ。しばらくすると、ミキちゃんの竿先が振るえた。「来た!よし!あわてるな。ゆっくり巻き上げて。」と声をかけた。ぎこちない手つきで巻き上げたのは良型のマコガレイ。これで僕もひと安心。何より今日はビギナーに楽しんでもらうのが一番だ。
その思いが通じたのか、また、ミキちゃんの竿が曲がった。こんどはヒガレイ。ヒガレイとしては立派なサイズだ。負けじと舟越さんの竿が曲がった。移動した先々で、たまにある当たりを二人が独占。ミキちゃんの竿が曲がる。舟越さんが合わせる。ミキちゃんの竿先が振るえる。とうとう「これじゃ追いつけない」と舟越さんの口からボソっと白旗が揚がった。
終盤、高村君の声が高ぶった。マコガレイとヒガレイのダブルだ。この食い渋りにダブルなんて僕の脚本にはなかった。「久しぶり!」と長い沈黙を破った宇田さん。シューターに交換した途端に当たりが出た。可愛いマコガレイが顔を見せた。
終わってみれば、ミキちゃんが本日最多の9枚。ビギナーズラックを差し引いても、10人中3位の好成績。
こんな事、あってよいものだろうか。いや、あっては、ならない事だ。

不肖 岩渕



◎写真

一列目右から/ショットバーBBのオーナー工藤さん。苦節5年、初優勝を飾ったMITの遠藤さん。釣りクラでお馴染みの啓司さん。フライロッド工房・カンパネラの宇田さん。
(写真がボケてすみません。屈斜路湖で水難に遭ったカメラのせいです。修理に出しました。)
二列目右から/ナメタ68cmの記録を持つ大物喰いのMIT黒川さん。FM野遊び倶楽部イーハトーブでもお馴染みの村田さん。
三列目右から/不肖岩渕。年間総合優勝候補の舟越さん。Mタイムスの演劇青年・高村さん。今回のゲスト、大活躍した紅一点・下斗米さん。