ハックルベリーのジャムづくり

先日、ハックルベリーが売られているのを見つけました

ハックリベリーと言えば、

マーク・トウェインの『ハックルベリー・フィンの冒険』を

思い浮かべてしまいますが（でも読んでないけど～）

食べるベリーの『ハックルベリー』を見たのは初めて




（登米市中田町産）


≪ハックルベリー≫（Huckle berry）

アメリカ北西部、ロッキー山脈に自生する。

ツツジ科Gaylussacia 属

ブルーベリーと見た目、よく似ていますが、

ハックルベリーとブルーベリーの大きな違いは種子と皮にあります




ハックルベリーの種子は10粒前後で、

ブルーベリーの種子より大きめで硬いようです。


皮はハックルベリーの方が堅く厚い。


色はブルーベリーは中身は緑っぽいんですが、

ハックルベリーはほとんど黒い藍色。


このまま食べてみましたが・・・

味は・・・

味は・・・

味は・・・


ない


甘みがなければ、かといって酸味もなく、

もちろん旨みもなく・・・

でも、だからと言って、無味なわけではないんですが・・・

まあ、ストレートに言えば、生で食べるものではありませんな。

あ、言っちゃった

でも、熊はハックルベリーが大好物で、

山にハックルベリー摘みに出掛ける時は

「足元と熊に注意」といわれるほどだとか



人間の私は、もちろん（！？）ジャムにしました～


色がすごいことになりましたぞ～～～～～






ブルーベリーより紫が濃いです～～～

服についたらとれなそう・・・



アントシアニンはブルーベリーの４．５倍

とも言われているとか




何しろ硬いので、粒のまま煮たら、えらい時間がかかりそう・・・

と思い、ミキサーでガーッとやってから火にかけました

短時間で出来ましたよん




が、しかし、味があまりないので、

甘みとして、さとうきびだけで作ったお砂糖「花見糖」を

いつものジャムより多めに、

酸味としてレモン汁をたっぷり入れました





お手製の紫ジャムたちと食べ比べてみます



もうすでになくなりそうな、左がブルーベリー、

真ん中がぶどうジャム、右がハックルベリーです


ヨーグルトにそれぞれ入れてみました



左上「ぶどう」右上「ブルーベリー」下「ハックルベリー」です。

微妙に色が違うのがお分かり頂けるでしょうか？


なぬ！？

わからない！？


んでは、ま～ぜてかまして、ま～ぜてかまして～～～

（注：仙台弁で混ぜることを「かます」といいます）





手前のハックルベリーがやっぱり一番、紫色が濃いですね。

あの味のないハックルベリーが、
ジャムにしたらおいしいんですよ

ブルーベリーやぶどうと肩を並べていますぞ～～～


ちょっと熊の気持ち分かったかも～～
（生とはだいぶ遠い味ですが・・・）



泉のセルバの１階「穂のか」で売ってました

まだあるかな～？




さて、次回はかわいい≪クラブアップル≫たちをご紹介しま～す