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上古天真論篇 第一 第七節-男 四十歳 四十八歳 五十六歳 インポテンツへの道

2009-10-03 07:04:11 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

柴崎保三著 鍼灸医学大系 黄帝内経素問 上古天真論篇 第一

第七節 四十歳 四十八歳 五十六歳

(原文)

五八腎氣衰、髪堕齒槁。

六八陽氣衰竭於上、面焦、髪鬢頒白。

七八肝氣衰、筋不能動。天癸竭、精少、腎藏衰、形體皆極。

(読み方)

五八にして腎氣衰え、髪堕(お)ち齒槁(か)る。

六八にして陽氣上に衰竭(スイカツ)し、面焦(やつ)れ、髪鬢(はつひん)頒白す。

七八にして肝氣衰え、筋動くこと能わず。天癸竭(カツ)し、精少(へ)り、腎藏衰え、形體皆極(つか)れる。

(通解)

四十歳の頃となると、腎気はその盛りを過ぎて、そろそろ衰えはじめ、頭髪は脱落し歯は枯れてもろくかけて来るようになります。

四十八歳の頃になると、身体上部に於ける陽気が衰竭し、顔面にはやつれが見え頭髪や、ひげも白のまだらとなり、

五十六歳の頃となると、肝気が衰えて性器の勃起不能を来たすようになり、生殖の原動力は已に力を出しつくし精気は減少して不足となり腎臓は衰えるというように身体各部の機能は皆弾力性を失ってかたくなります。

 

歯槁()

槁 <説文>に「木の枯るるなり。木に従い高の声」と解説している。

水分がなくなりカチカチにもろくなることである。従って「歯槁る」とは歯が枯れてもろくなることである。
髪鬢頒白(はつひんはんぱく) 「かみや、ほほひげがまだらに白くなる」ということ。

肝気衰え動くこと能わず <霊枢・経脈第十>に「筋は陰器(外生殖器をさす)にあつまる」とあるように、ここにいう「筋動くこと能わず」とは性器の勃起不能を意味するものであろう。

天葵竭し 「生殖の原動力は已に力を出しつくしてかすれて来ている」こと。

精少 精気()が減少して不足して来ることである。

 

インポテンツに大柴胡湯(証に従って処方合腎気丸類)が合うことがあるというように柴胡剤が肝(肝・胆・眼・筋)に働くということ。眼・歯・MARAの順に衰えてゆきます。

 

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