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六節藏象論篇 第九 第八節

2010-12-24 09:29:03 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

 

柴崎保三著・鍼灸医学大系 ② 黄帝内経素問 六節藏象論篇 第九

 

第八節

 

原文

帝曰。藏象何如。

岐伯曰。心者生之本、神之處(1)。其華在面。其充在血脈。爲陽中之太陽。通於夏氣。

肺者氣之本、魄之處也。其華在毛。其充在皮。爲陽中之少(2)、通於秋氣。

腎者主蟄。封藏之本、精之處也。其華在髪。其充在骨。爲陰中之太(3)、通於冬氣。

肝者罷極之本、魂之居也。其華在爪。其充在筋。以生血氣。其味酸。其色蒼。此爲陰(4)中之少陽、通於春氣。

脾胃大腸小腸三焦膀胱者、倉廩本、營之居也。名曰器。能化糟粕、轉味而入出者也。其華在唇四白、其充在肌。其味甘、其色黄。此至陰之類也。通於土氣。

凡十一藏取決於膽也。

注(1)處 原文は變に作る。今、改む。

 (2)少 もと太に作る。今、改む。

 (3)太 もと少に作る。今、改む。

 (4)陰 もと陽に作る。今、改む。

 

訓読

帝曰く「藏の象は何如ん」と。

 

岐伯曰く

 

「心は生の本、神の處なり。其の華は面に在り。其の充は血脈に在り。陽中の太陽と爲す。夏氣に通ず。

 

肺は氣の本、魄の處なり。其の華は毛に在り。其の充は皮に在り。陽中の少陰と爲す。秋氣に通ず。

 

腎は蟄を主る。封藏の本、精の處なり。其の華は髪に在り。其の充は骨に在り。陰中の太陰と爲す。冬氣に通ず。

 

肝は罷極の本、魂の居なり。其の華は爪に在り。其の充は筋に在り。以て血氣を生ず。其の味は酸。其の色は蒼なり。此れ陰中の少陽と爲す。春氣に通ず。

 

脾胃、大腸、小腸、三焦、膀胱は倉廩の本、營の居なり。名づけて器という。能く糟粕を化して味に轉じて入出するものなり。其の華は唇の四白に在り。其の充は肌に在り。其の味は甘。其の色は黄なり。此れ至陰の類なり。土氣に通ず。

 

凡そ十一の藏は決を膽に取るなり。

 

東洋学術出版社 素問 六節蔵象論

 

帝曰、蔵象何如。

 

岐伯曰、

心者、生之本、神之変也。其華在面、其充在血脈、為陽中之太陽、通於夏気。

 

肺者、気之本、魄之処也。其華在毛、其充在皮。為陽中之太陰、通於秋気。

 

腎者、主蟄、封蔵之本、精之処也。其華在髪、其充在骨。為陰中之少陰、通於冬気。

 

肝者、罷極之本、魂之居也。其華在爪、其充在筋、以生血気。其味酸。其色蒼。此為陽中之少陽、通於春気。

 

脾胃大腸小腸三焦膀胱者、倉廩之本、営之居也。名曰器。能化糟粕、転味而入出者也。其華在唇四白、其充在肌。其味甘、其色黄。此至陰之類、通於土気。凡十一蔵、取決於胆也。

 

帝曰く、蔵の象はいかん。

 

岐伯曰く、

 

心なる者は、生の本、神の変なり。其の華は面に在り、其の充は血脈に在り。陽中の太陽たりて、夏気に通ず。

 

肺なる者は、気の本、魄の処なり。其の華は毛に在り、其の充は皮に在り。陽中の太陰たりて、秋気に通ず。

 

腎なる者は、(ちつ)を主り、封蔵の本、精の処なり。其の華は髪に在り、其の充は骨に在り。陰中の少陰たりて、冬気に通ず。

 

肝なる者は、罷極の本、魂の居なり。其の華は爪に在り、其の充は筋に在り、以て血気を生ず。其の味は酸、其の色は蒼。此れ陽中の少陽たりて、春気に通ず。

 

脾・胃・大腸・小腸・三焦・膀胱なる者は、倉廩(りん)の本、営の居なり。名づけて器と曰う。能く糟粕(そうはく)を化し、味を転じて入出する者なり。其の華は唇の四白に在り、其の充は肌に在り。其の味は甘。其の色は黄。此れ至陰の類たりて、土気に通ず。凡て十一蔵、決を胆に取るなり。

 

 

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