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p159漢方的な考え方が忘れ去られているいまの日本の薬学

2013-01-13 07:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

薬学博士渡辺武著『漢方が救う人体危機』

 

現代医療の誤りを正す

 

第2章 漢方はどう診断するか

 

肝臓の解毒作用と利尿作用

 

p159漢方的な考え方が忘れ去られているいまの日本の薬学

 

味覚ということになると、酒飲みがいちばん確かだといわれます。

日本酒は甘い酒もありますが、本来、酒は辛いものとされてきました。

酒飲みがうるさいのは、当の酒はさることながら、肴(さかな)ということになります。

酒の肴に甘いものは禁物といわれます。

酒が飲めなくなるのです。

塩からい食べ物や酢っぱいものは酒に合います。

 しかし、一晩じゅう飲み交わそうと思ったら、塩からいものや酢っぱいものではどうにも肴になりません。

そういうときは、ほろにがい食べ物を肴にすると、長く飲んでも平気なのです。

欧米でもアルコール度数の高い蒸留酒を飲むとき、ビッター(苦味(くみ)酒)をコップにたらすのもこのためです。

 ビールという酒は、その点からみると、たいへんにうまく味覚を調合した酒です。

夏の暑い日など、何本も平気で飲んでいる飲み助がいますが、ウイスキーや日本酒をビールのようにあおるように飲んだら、心臓麻痺(まひ)で死んでしまいます。

 ビールにはちゃんとホップというにが味が入っています。

このにが味がアルコール分を消去する作用をしているのです。

 ビールと同量の水を飲めといっても飲めるものではありません。

また、ビールを飲むとおしっこでどんどん出ていきますが、これはホップに利尿作用があるからです。

何本飲んでもおしっこで出していれば、体の中を通過していくようなもので、たくさんの量が飲めるわけです。

ビールはその味覚の原理をうまく使っているのです。

 味覚ということ、薬味ということは、漢方薬だけの世界の話ではありません。人間は毎日食物を摂(と)っています。

味覚ということでは、食べ物を調理することと、薬を調剤することは同じことです。

 食べ物は人間の日常の外の生活環境であり、薬は体の中の生活環境ということです。

人間の健康にはこの二つの環境、食べ物と薬の共同作戦が必要なのです。

 ところで、胃が悪かったら胃薬を飲むのは当たり前ですが、いまの胃薬は胃だけに効く素人芸の薬が大部分です。

漢方薬の場合は、胃だけでなく、薬味、薬性と他の臓器との相関関係から総合的に考えた処方をします。

 いまの日本の薬学では、漢方的な考え方は忘れ去られています。

理論のための理論と薬局も儲(もう)けばかりに立ち回っているのです。

いや、新薬の世界ならいざ知らず、漢方薬店でさえ漢方の基本的な考え方に対して不勉強です。

 医師のなかには、「漢方が、六、七種類もの薬を調剤しているのは効かないからだろう」という人がいますが、なぜ漢方薬が六つも七つもの種類の薬を調剤しているかといえば、漢方薬の原理が、人間の体を総合的、全体的にとらえる共同作戦であるということです。

 その処方は、こちらは一つでは足りないから、もう一つ入れようとか、これだけではちょっと足りないから、水の停滞をもうちょっと抜こうとか、いろいろな体の条件を取捨(しゅしゃ)しているわけなのです。

 漢方が救う人体危機西洋医学一辺倒からの脱出

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