歴史と中国

成都市の西南交通大学で教鞭をとっていましたが、帰国。四川省(成都市)を中心に中国紹介記事及び日本歴史関係記事を載せます。

成都市地下鉄2号線西延伸―成都雑感〔150〕―

2013年06月10日 21時05分23秒 | 交通

2013年6月4日(火)、地下鉄2号線の西延伸部分が試開業し、7日(金)まで無料で、翌8日(土)から正式開業となりました。茶店子客運站から、西北に全長8.77kmの延伸で、順に迎賓大道站・金科北路站・金周路站・百草路站・天河路站(以上地下駅)・犀浦站の6駅が設置され、成都市郫県犀浦鎮の犀浦站で成都北站・青城山站間の成灌快鉄と接続します。運行時間は延長され、6時20分~22時30分となっています。犀浦站からの運賃は茶店子客運站まで2元、白果林站まで3元、東門大橋站まで4元、洪河站まで5元、成都行政学院站が6元となっています。

そこで、月曜日の本日(10日。実は端午節〔12日〕の連休で振替休日)、犀浦站から乗車してきました。西南交通大学犀浦校区の西一門から天府路で約800m余に犀浦站は位置しています。これで、犀浦校区から天府広場・春熙路・成都東站に直接行けます。

写真1は、乗車客の行列です。前方が犀浦站A口(西)で、この西側に従来からの街が広がります。行列は写真の後方に100m以上も続いています。写真に見るように,A口に駐車場が設置されています。ここだけで100台以上のスペースがあります。全体の駐車場スペースは400台となっており、パークアンドライド(P&R)を目指しています。

写真2は、駅舎内の風景です。御覧のように、A口とB口(東側、国寧西路―国道213号・老成灌路)がありますが、今日は混乱を避けるためかB口は閉鎖されています。右側が售票台(切符売り場)で、左側が自動改札です。そして、エスカレーターでホームに上がります(上り口は2か所)。写真には見えませんが、右手には自動券売機が設置されています。

写真3は、ホーム風景です。ちょうど、成灌快鉄の成都行がホーム左側(外)に入線しており、ホーム右側(内)からは地下鉄が出発していきます。写真に見るように降りた客が同一ホーム上で乗り継げるようになっています。そのため地下鉄の自動券売機(右側のオレンジの機器)が設置され、自動改札が設けられています。ただし、同一ホームでの乗り継ぎが出来るのは、青城山・都江堰からの電車から地下鉄への乗り継ぎのみで、地下鉄から都江堰・青城山への電車の乗り継ぎは、いったん地下鉄駅出口から出て成都寄りにある成灌快鉄駅から乗る必要があります。これは、成灌快鉄が他の鉄道と同様に、実名制切符(切符に身分証明書番号を記入して販売し、改札時に番号確認)のためで、この対応が出来ないからです。

写真4は、犀浦站に到着した地下鉄が出発の線路変換をするために引き出されたところを撮ったものです。地下の天河路站を出た地下鉄は犀浦站手前で地上に出て、御覧のように成灌快鉄の内側に線路が入ります。

写真5は、乗車風景です。

写真6は、車内風景です。

なお、「成都市地下鉄2号線試開業―成都雑感〔133〕―」(2012年9月26日付)は、http://blog.goo.ne.jp/kanazawa4512/e/521c77af3aae4f6038377550e8fe3c85です。

(2013.06.10)


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