秋雨が降る１０月１９日（月）１５時から横浜市・ワークピア横浜で神奈川シニア連合第２９回総会に向けた議題を主に第４回幹事会を次のとおり開催しました。会議は議長に杉本秋一幹事（情報労連）を選出し進められました。
先ず池田捷治会長から次の挨拶がありました。
○ご苦労様です。新型コロナが依然として収束の気配を見せない中での、今年度4回目の幹事会ですが宜しくお願いいたします。
○菅内閣が発足して１か月経ち、遅きに失した感がありますが初めての国会臨時国会が10月26日に招集され、約41日間の12月5日まで開催される予定ですが、政府は新型コロナウイルスのワクチンの確保策等１０本程度の案件が予定されているようであるが、ご案内の通り現在「日本学術会議」会員候補の任命について6名を排除した件で、野党は徹底的追及をすると云うことでコロナ対策と合わせこのことが中心になるのではないかと思いますが徹底的に正してほしいものです。
○先週１５日に「全世代型社会保障検討会議」が開催されました。昨年末に中間報告が出され、今年中に全体的に最終とりまとめが予定されていますが、我々が注目する医療費の問題では、「７５歳以上の医療費」について、中間報告では１割から２割負担の導入について確認されていますが、問題はその範囲が未決定で、これから論議されます。厚労省では、「所得の上位20%～25%」程度の人を対象に考えているようですが、20%なら「単身所帯で年収約２４０万円」程度の方が該当ということになりますが、財務省ではできるだけ多く適用拡大したいとの思惑があり、予断許さない。来月１１月が山場になるのではないか。注目していきたい。
○そして12月に入ると2021年度予算編成の時期になりますが、政府はこの予算と合わせ20年度コロナ対策の第3次補正予算の執行を考えているようであります。
○いわゆる2021年度予算政府が新型コロナウイルスで低迷する消費をてこ入れするため、観光や飲食業を支援する「Go To キャンペーン」の延長など進めるということで、来月11月には検討に入り、来年1月の通常国会に提案するということであります。
○ここで一寸心配なのは、国の財政状況についてです。
2020年度予算102兆円のうち32兆円は国債で賄うことになっていました。加えて新型コロナ対策等で第1次、第2次補正予算を組んで対応してきていますがこのために合わせて58兆円（26＋32兆円）の国債発行をしています。 2020年度になって国債の発行はすでに年間予算と合わせると90兆円となります。（総額では約９9０兆円）
○ご案内の通り、2020年3月末の国の借金は１１１４兆円で国民一人当たりにすると９０１万円の借金財政となっています。 加えて第３次の補正予算を組むということですが、当然財源はないわけですから国債の発行か借金ということになります。金額がはっきりしませんが、そのうち国民一人当たり一千万円にもなりかねない状況にあります。
○コロナ対策には、金を惜しむべきではないという方もいますが、国の財政は大丈夫なのか? MMT理論（国内通貨立て国際）で日本は大丈夫という人もいるが、将来年金・医療は本当に心配ないのか? 心配するのは私一人ではないかと思います。
○今日の幹事会ですが、実質的には今年度最後の幹事会になりますが、すでに次回第２９回の総会は書面審議総会と決定しており、次回はこの結果についての確認ということになりますので宜しくお願いします。
引き続き東谷事務局長から次の報告事項・協議事項の報告提案があり承認・決定しました。
【報告事項】
1、2020年神奈川シニア連合組織実態調査の結果について・・・＜資料 1略＞＜資料 2略＞
8月19日～10月7日まで行った2020年神奈川シニア連合組織実態調査の結果は、＜資料 １略＞のとおりです。
組織実態調査では、会員数が前年度比でマイナス1,608名＜資料 2略＞となり総数が29,518名となりました。
また、産別では退会予定のフード連合、単組ではJAMのKATO HICOM OB会の退会があり、2020年10月19日現在で神奈川シニア連合の加盟は、20産別・85単組の組織となりました。
2、神奈川シニア連合2021年度～2022年度役員について・・・＜資料 ３略＞
2020年度・第1回役員選考委員会で決定され、第3回幹事会の意思統一に基づいて産別退職者会から報告された 神奈川シニア連合2021～2022年度役員は＜資料 3略＞のとおりです。
なお、一部退職者会は「自組織の役員選考委員会後に報告」等となっています。
3、「ボランティア基金」の集約状況について
ボランティア基金は、2020年10月5日現在で2019年度繰越金37,208円、産別退職者会からのカンパ金の送金30,000円、事務局におけるカンパ金が8,157円、神奈川シニア連合一般会計からの繰入金が50,000円の合計125,365円となっています。
産別退職者会からの「ボランティア基金」の報告（振込）は、次のとおりです。
9月16日 10,000円 退女教 9月28日 10,000円 NTT退職者の会 10月 5日 10,000円 相鉄退職者の会
【協議事項】
1、フード連合の退会について
(1)フード連合：室田幹事から「退会の申し出」があり、10月12日（月）に、秦野駅近くで室田幹事、小田原退職者の会：高橋事務局長と池田会長・東谷事務局長と話し合いました。
(2)退会理由は、①室田幹事は、頸椎症による痛みとしびれが強くシニア連合の幹事を継続することが出来ない。②小田原・平塚・秦野の退職者の会で幹事の交代を話し合ったが、役員と会員が高齢で交代者がいない。③職員の退職者の会であり、シニア連合活動を会で展開していない。④神奈川の工場はなくなり、退職者の会への加入する者もいない等とのことです。
(3)結論については、加盟時の経緯もあることからフード連合と日本退職者連合加盟のJT関連退職者の会と話し合った後に出すこととしました。
(4)10月13日（火）にフード連合とJT関連退職者の会との話し合いが行われ「退会やむなし」との結論に至ったとの報告があり、神奈川シニア連合は運営規則第5条に基づき本2020年度第4回幹事会において承認し、第29回総会【書面総会】（２０２０年度・第５回幹事会）でフード連合の退会を決定することとします。
2、神奈川シニア連合第29回総会について
・・・＜資料 4略＞＜資料 5略＞＜資料 6略＞
(1)神奈川シニア連合第29回総会議書は、＜資料 4略＞のとおりです。
(2)第29回総会の代議員は、＜資料 5略＞のとおりです。
なお、産別退職者会に第29回総会代議員数の議案書を送付しました。
(3)2020年度会計報告、会計監査報告、2021年度予算(案)は、11月5日（木）が終了次第産別退職者会に送付します。
(4)第29回総会は、2020年度・第3回幹事会で確認したとおり「書面総会」とします。
具体的には、産別退職者会から送付された「神奈川シニア連合第29回総会書面決議書」を2020年度・第5回幹事会（11月30日）において確認し、2020年度活動報告・2020年度会計報告・2020年度会計監査報告の承認、1号議案：2021年度活動方針（案）・2号議案：2021年度予算（案）、第3号議案：役員の改選について（案）を決定します。
(5)産別退職者会から「神奈川シニア連合第29回総会書面決議書」＜資料6略略＞を11月9日(水)～11月20日（金）までに提出を求めます。
3、連合神奈川に加盟する労働組合：組合員専用の介護相談の開始について・・・＜資料 7略＞
連合神奈川第381回五役会・第354執行委員会において「連合神奈川に加盟する労働組合：組合員専用の介護相談の開始について」＜資料7略＞が確認されました。
連合神奈川の配意により、相談対象者を神奈川シニア連合の会員を加えて頂きましたので、会員へ周知し利用願います。
【総会までの日程】
1、2020年度会計監査・・・（9月28日告示済）
日 時 11月5日(木)10時00分～
場 所 連合神奈川会議室
出席者 角掛監査・市川監査、東谷
2、連合神奈川第32回年次大会
日 時 11月6日(金)13時00分～
場 所 ワークピア横浜
出席者 参加人数制限のため、傍聴等はなし
3、第8回五役会・・・（9月28日告示済）
日 時 11月30日(月)13時00分～
場 所 連合神奈川会議室
出席者 会長、副会長、事務局長、事務局次長、常任幹事
4、2020年度・第3回役員選考委員会・・・（9月28日告示済）
日 時 11月30日(月)14時00分～
場 所 連合神奈川会議室
出席者 小野久二男、鯉沼秀雄、相澤義昭、杉永哲也、小林 薫、若林康夫
小布施虎三、池田捷治、(事務局：東谷裕明)
5、第5回幹事会・・・（9月28日告示済）
日 時 11月30日(月)15時00分～
場 所 ワークピア横浜
出席者 会長、副会長、事務局長、事務局次長、常任幹事、幹事、会計監査、
顧問
【その他】
1、2020年度・第5回幹事会(11月30日)の議長について
海老澤 高 則 幹事 （JEC連合）にお願いします。