朝ホテルを出ると雨が降っていた・・・
館内が静か過ぎて気が付かなかったぁ。
どうしよう霧島山。
又にするかいやいや、鹿児島まで来てるのに何を弱気な!
車を登山口に走らせていると、凍結注意の看板があったので
凍結なら登山を諦めても仕方ないよな!と邪な考えを持ちつつ走るが・・・
登山口に着いてしまった・・・他の登山者はゼロ!
よし!ここまで来ては帰れんサクッと登って温泉へGO!
歩く準備をしていると同じくレンタカーの登山者が来た。
この人達はトイレだけを済ませ、えびの高原から韓国岳を目指すらしかった。
曖昧な事は言いたくなかったので言わなかったが、夏道ならば、えびの高原からの往復が早いだろう
しかし今は12月であり先週に初冠雪の報があったので多分上の方は積雪があるだろう
稜線歩きより尾根歩きの方が早いと私は判断した。
歩き始めて40分で大浪池に到着。
ようやく昨夜のアルコールも抜けて来たぞ!
雪も雨で融けているのか思ったほどでは無かった。
しかし、ここから上は全然見えない・・・
火口の御鉢の淵を廻ってるはずだが・・・視界が悪く見晴らしが無いのが残念。
歩いていると大浪池から微かに見えた岩稜帯が直ぐそこにあるのに気が付いた。
確かこの岩稜は絶壁の上だったよなぁ。
怖いもの見たさで覗こうとした、水面までは当然見えず、でもめちゃくちゃ高いと思うだけでゾッとするよ。
あの人達はこんなところでも平気で立つんやろうなぁ。と思うだけでもゾッとする・・・
登山道を歩いていると向こうからテンがヒョコヒョコ歩いて来た!
うわっ!可愛いなぁ。
目が合った瞬間に逃げたけどね。
避難小屋に着く前に雨はみぞれに変わり薄いレインでは寒さが身に染みるぜよ。
ここからは積雪も5cmを超えてきた。
そして悪魔の木道階段・・・
平坦ではない木の板の上に積雪・・・
恐ろしや!
アイゼン無しで頑張って歩いたが崩れかけの階段で軽アイゼンを装着した。
森林限界を超えたら今度は寒風が身に染みるぜよ。
登山道もよく判らんがとりあえず登る。
靄の中、誰も居ない韓国岳頂上に今日初めての登山者の私が立つ。
やはり、えびの高原からのルートは厳しそうだなぁ。
うー寒いので写真を撮ったらササッと下山開始。
降りはアイゼンのお蔭でスリップせずに済んだ。
途中でお若い男性陣とすれちがったが、普通の格好でビックリした。
雪山舐めてると痛い目にあっちゃうぞぉ!
下山してタイム測定の為にカメラを出したらビチョビチョ・・・
スイッチを入れたら途中で止まりました・・・合掌
余りの寒さで車の暖房を全開にして温泉に入る為車を飛ばした。
温泉に入り大阪へ帰る為に空港へ向かう。
レンタカーを返す前に給油をした時にカードで精算をして、その時にカードを貰い損ねて空港へ。
大阪へ向かう飛行機に搭乗する15分前に気が付くも時既に遅し!
カードは再発行することになった。
※DATA 大浪池登山口7:55-大浪池休憩所8:30-避難小屋9:10-9:55山頂9:58-11:30大浪池登山口