経営“プチヒント”  株式会社 覚王山総研 代表取締役 林千尋

現場サイドのコンサルティング実務から得た経営に役立つヒントをお伝えします!

趣味について

2007年04月13日 | Weblog

 私は、会計士になる以前は、長い間、絵描きになろうと思っていたので、今でも趣味以上のものとして、外で絵をかき続けています。

 子供のころは、鉄道ファンだったので、旅行したり、写真を撮ったり、鉄道模型に熱中していました。

 いとこに言わせると、私は、いつも鉄道模型で遊んでいる「暗い子」だったそうです。暗いかどうかは別として、子供が電車や鉄道模型に熱中するのは、いたって自然なことであるように思います。

 そして、30年も経った今、私はデパートのおもちゃ売り場の鉄道模型をたいへん懐かしく眺めています。

 電車の模型を見ていると、子供のころのあの非常に豊かな、充実した気持ちがよみがえってきます。

 かつて、自分でも、ベニヤ板の上に線路を敷き、山を作りトンネルを作り、おもちゃの木を植え、駅舎を並べました。

 そしてがたごと電車を走らせ、一日中見ていても見飽きることなく、何か子供なりにも非常に懐かしい思いを、それらの模型の景色の中に感じていました。

 今になってふと思うのですが、あの電車や景色を見て見飽きない時というのは、近頃よく言われる、完全「右脳」状態なのではないでしょうか。

 言葉の介入する余地の全くない状態、見ても見尽きぬものを感じている状態というのは、α波が出ている時で、非常に安定した、「右脳」が活発化している時だそうです。

 忙しい現代人は、「左脳」に偏重しがちで、バランスがよくないといわれています。「できるだけ右脳を使うように心がけましょう」などといわれますが、子供時代に経験していたあの時間の流れ方というのは、逆に、大人にこそ必要なのかもしれませんね。

 今は、電車の模型に熱中するだけの時間がありませんが、模型を見て途端によみがえるかつての懐かしさは、とても豊かな気分にしてくれます。