メンタルヘルス…足立から発進

メンタルヘルスに関するボランティア活動や介護を担う人達とのビアサポートをお伝えします。

要支援、要介護1.2の生活援助・・・第66回社会保障審議会介護保険部会

2016年10月13日 | 介護支援
第66回社会保障審議会介護保険部会の開催
1.日時
平成28年10月12日(水)15:00~18:00
2.場所
ベルサール半蔵門 ホールA
(千代田区麹町1-6-4 住友不動産半蔵門駅前ビル2階)
3.議題
(1)軽度者への支援のあり方
(2)福祉用具・住宅改修
(3)その他

論点
1.軽度者に対する訪問介護における生活援助やその他の給付の地域支援事業(総合事業)への移行に関しては、まずは介護予防訪問介護と介護予防通所介護の総合事業への移行や、「多様な主体」による「多様なサービス」の展開を着実に進め、事業の把握・検証を行った上で、その状況を踏まえて検討を行うべきではないか。
2.軽度者に対する訪問介護における生活援助やその他の給付について、利用の実態等を踏まえつつ、自立支援や重度化防止といった介護保険の理念や制度の持続可能性の観点から、どのような方策が考えっれるか。
例えば、次回介護報酬改定において、訪問介護における生活援助については、要介護度に関わらず、生活援助を中心にサービス提供を行う場合の人員基準の見直し等をおこなうことも考えられるか。
3.訪問介護における生活援助やその他の給付についての負担のあり方に関しては、要支援・要介護度に応じて違いを設けることについて、どのように考えるか。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000139430.html

軽度者への支援のあり方
○軽度者の定義があいまい。
○介護保険を利用しての生活援助
○地域支援事業への移行が進んでいる市町村のデータの収集と分析、検討が必要
○サービス提供を行う場合の人員基準の見直しと言うことは介護報酬を下げる、賃金の低下を伴うことに懸念
○要支援、要介護で自己負担の割合に差をつけることは問題が多い。
○リハビリが重要でだらだらと生活援助を続けることが問題。
○生活援助とは単に家事を行うことだけではない。
などなど、意外に厚労省からの論点に対して穏やかに反対が多かった。

生活援助、ヘルパーさんがこなくなったら
散歩に行ったまま、お昼ご飯を忘れるかもしれない。
買い物が好きだから、一人でコンビニ行って、とんでもないものを買ってくるかもしれない。
気温が高くてもたまに冷風機を温風にしている。
エアコンを忘れている。
夏でも厚着をしている。
冬は冷え切った部屋にいるかもしれない。
麦茶を飲まないかもしれない。
話し相手がいないから、寂しくて一日中公園にいるかもしれない。

そうなると、自己負担してもディーサービスに週5日通所か。
○毎日は疲れてしまう。
○散歩に行ったり、買い物の仕方を忘れてしまうかも。
○時にはゴロンと横になりたいよね。

訪問介護に期待しているのは、家事援助だけではない。安否確認、夏なら熱中症の予防、冬なら風邪といった健康状態のチェック、適切な温度管理、買い物同行での外への気晴らし、人に接することによって認知症の現状維持。等。

特養入所も要介護3から。要介護1,2で在宅の場合、訪問介護は生命線。
施設はより重症者へ、在宅でケアを促進しつつ、サービスを減らし、介護保険の給付をへらしていくための議論、どこまでも家族に負担をかける気なのだろうか。

介護離職を防ぐ、対策といいつつ、在宅の認知症の人への生活援助がなくなったら、離職せざるを得ない。



かつて傍聴していた検討会は白熱した議論の応酬であったが、この検討会は委員が一人一人意見を述べていく形式で、質問も対厚労省担当者であって、淡々としていた。傍聴しなくても議事録を見ればある程度、理解できそう、だが、その議事録は60回までしか公開されておらず、かなり後になりそう。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿