認知症看護、14人を認定 北見赤十字病院の独自制度
2016年1月21日 (木)配信北海道新聞
【北見】北見赤十字病院が本年度に独自に始めた認知症看護の院内認定制度で、看護師14人が1期生として初めての認定を受けた。15日夜には、これまでの養成研修の締めくくりとなる成果発表会が同病院で開かれた。
認定制度は、さまざまな身体疾患と併せて認知症を患う入院患者が増える中、病院全体で認知症ケアの質を高める狙い。日本看護協会が審査する「認知症看護認定看護師」の資格を持つ同病院の看護師2人が講師を務め、希望者を対象に昨年5月に研修を始めた。
研修では、認知症の基礎知識や援助方法などをテーマにした計6回の座学やグループワークを実施。この日は、研修を終えた14人が、患者らを事例に挙げながら学んだことを発表した。
看護師の一人は、入浴などを嫌がる70代の女性について、拒否する時間帯や状況を深く考えた結果、患者に合わせたタイミングがあることが分かったと報告。「患者の様子や反応に着目し、感情に寄り添いながら関わりたい」と語った。
発表会後には、同病院の上野富衣副院長が認定者一人一人に修了証を手渡した。認定者は各病棟などで、ケアの中核的な役割を担うことが期待される。認定制度は新年度も続ける方針。
2016年1月21日 (木)配信北海道新聞
【北見】北見赤十字病院が本年度に独自に始めた認知症看護の院内認定制度で、看護師14人が1期生として初めての認定を受けた。15日夜には、これまでの養成研修の締めくくりとなる成果発表会が同病院で開かれた。
認定制度は、さまざまな身体疾患と併せて認知症を患う入院患者が増える中、病院全体で認知症ケアの質を高める狙い。日本看護協会が審査する「認知症看護認定看護師」の資格を持つ同病院の看護師2人が講師を務め、希望者を対象に昨年5月に研修を始めた。
研修では、認知症の基礎知識や援助方法などをテーマにした計6回の座学やグループワークを実施。この日は、研修を終えた14人が、患者らを事例に挙げながら学んだことを発表した。
看護師の一人は、入浴などを嫌がる70代の女性について、拒否する時間帯や状況を深く考えた結果、患者に合わせたタイミングがあることが分かったと報告。「患者の様子や反応に着目し、感情に寄り添いながら関わりたい」と語った。
発表会後には、同病院の上野富衣副院長が認定者一人一人に修了証を手渡した。認定者は各病棟などで、ケアの中核的な役割を担うことが期待される。認定制度は新年度も続ける方針。