曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

庭にやって来たキアゲハ

2011年06月30日 | 日記

今日の花

七変化


 庭で切り株を掘り起こしているとキアゲハが側に飛んで来て長い間花で吸蜜していました。

何で切り株 ???


キアゲハ

 

6月も今日で終わりです。半年経つのも早いですね。  

あとのはんとしゃーあーねてくらす よいよい  

 

 


白木山

2011年06月29日 | 日記

今日の花

一番上の写真は何の葉か分かりますか。

 


  一日は24時間と決まっていてどんなお金持ちも私のような貧乏人も等しく平等です。人によってその使い方は様々でしょうが最近の私は一日24時間の内一時間くらいを蝶の撮影に使っています。仕事の合間だったり車での移動途中だったりチャンスがあった時が撮影時間で、それで一日の目標がうまく仕上がれば特別な時間は取りません。でも仕事が詰んでいてカメラに触る余裕のなかった日は昨日とか今日みたいにわざわざ時間を取ってどこかへ行こうと思うのです。でも1時間くらいで行って来れる所ですからそんな遠くではありません。昨日は源明の笛吹峠で今日は白木山と言ったところです。実は今日は蝶に関する写真はほとんど何もないのです。仕方がないので白木山の山頂付近の紹介でもしようかなと思っています。屋代ダム公園といっしょで山頂の公園も誰も来ません。駐車場は50台くらいおけるほどの広さがあるのにいつも車があった試しはありません。山頂に付いたのは5時半ごろで少し雲があったため写真が全般に暗くなりました。でも愛媛の上にかかっていた入道雲は夕日に輝いていてきれいでした。

 



入道雲は刻々と形を変えて行きます。


愛媛県 松山の方向  


北東の方向で広島の島々


大島の中央部  白木山から西を見ている


左の方のやや高い所が源明山で昨日の夕方は私はそこに行きました。

山頂から見た 外入の集落


中ほどの島が由利島です。

 

 

キャンプ場のようです。


お城の跡みたいですが戦時中の砲台跡です。

いい時間帯だとこの草原にはいろんな蝶がいます。


ここが頂上で簡単な展望台があります。


お掃除は行き届いていませんがきれいなトイレです。


広い駐車場

白木山の登山道のことです。

 

 

白木山登山道にノラ鶏がいました。おん鳥は早々と木の上に

 

嵩山の夕焼け    家に帰りついた時

 


ウラナミジャノメ

本日、山頂で撮らせてくれた唯一の蝶です。

 


モンシロチョウ

2011年06月28日 | 日記

今日の花

道端の花  ニンジンのような葉に小さな白いかわいい花が沢山咲いていました。肉眼では見えませんがピンクのおしべが意外にすてきでした。


 昨日の大物とうって変わって身近なモンシロチョウを撮ってみました。草花の名前は知らないのですが、ラベンダーのような紫色の花に白い蝶が似合うような気がして、走っていた車を急に止めて道端で撮りました。

 


モンシロチョウ

モンシロチョウはどこにでもいて多くの人にとって蝶の代名詞みたいなものかもしれません。

俳句ではモンシロチョウという言葉を指定しないで蝶と読んで周りの語句からモンシロチョウを思い浮かばせるものだそうです。小学唱歌にあるちょうちょの歌もモンシロチョウという言葉は出てきませんが何となくモンシロチョウを想像させます。

 


ついでに、ヒメアカタテハ

今の時期にはヒメジョオンがよく咲いています。

 


今日も山から見た海の景色

 

 

 

 

 


オオムラサキ

2011年06月27日 | 日記

 

 本当によく降る雨で畑での仕事ができません。昔の人は晴耕雨読という優雅な暮らしをしていたようですが、現代は何かと忙しい時代でして雨が降っても私など雑用に追われて落ち着いては居られません。それでも午前中には少し時間があったので書に向かうのではなくパソコンに向かって画像の整理などしました。先日の長者ヶ原の写真の整理もやっと終わりましたし、リクエストもありましたので今日はオオムラサキのアップをしようと思います。

本当は大島のオオムラサキを見つけてから一所に載せるつもりだったのですが、今からしばらくの間がオオムラサキのシーズンですので、自分の目で見たくなった方は蝶の姿をよく覚えてしかるべき所へ見に行ってください。十分に感動させてくれると思いますよ。


高い樹上のオオムラサキ

高さ10m以上ある高いクヌギに止まって下を見下ろしています。300mmでかろうじて捕らえました。


全開のオオムラサキ

光の角度が少し変わっただけで色合いが微妙に変化します。


オオムラサキの横顔

おっと  逃げないで !


近接撮影

翅の末尾にほんの少しだけ赤い色を配したところは憎いですね。

 

幼虫の時の姿はゴマダラチョウの幼虫とそっくりなのですが親になっても顔がよく似ています。

オオムラサキの幼虫は残念ですが写真を持っていません、ゴマダラチョウの幼虫との違いは背中にある対になった突起が ゴマダラチョウでは3対にたいしオオムラサキは4対の突起があります。来年の冬にはよく探しておきます。

 


ヤクシマルリシジ

2011年06月26日 | 日記

今日の花

やはり今の時期はアジサイですね。白木山登山道の脇に咲いていました。花が咲いて終わるまでの間に何人がこの道を通るでしょうか。おそらく一ケタだと思います。

その近くでシダが山の斜面を覆っていました。梅雨の雨でしっかり葉を広げていて若々しい緑がきれいです。


 昨日夕方少し時間が取れたので白木山へ登って来ました。もしかしてオオムラサキが飛ぶかもしれないし、最後のクリの花にアカシジミもいるかもしれない。日中は32.5度まで気温が上がり真夏並みでした。こんな日は蝶たちも日中は活動を避けて夕方活動するものです。

期待は見事に外れましたが、昨日はいろいろそれなりの収穫はありました。白木山山頂にもウラナミジャノメがいたし、午前中にはヤクシマルリシジミをとらえました。

ヤクシマルリシジミは山口県では10数年前に大島で初めて見つかった南方の蝶ですが、今ではみかん畑などに普通にいます。今年は初出現が遅くて昨日初めて雄を見つけたような状態です。

それに引き換えルリシジミは6月の初めごろから二化の雄が沢山出初めて、以後近年見たことのないほど沢山のルリシジミが飛び回っています。ルリシジミとヤクシマルリシジミはとてもよく似ていますので今日は両方の雄を載せてみました。


ヤクシマルリシジミ

 

 


ルリシジミ


模様の違いに気が付きました。


正常


異常

いかがですか。6月の初めごろの写真ですが写っているルリシジミは全て雄です。多い時には100頭近くのルリシジミが目の前で舞っていました。

 


白木山山頂の蝶

ウラナミジャノメ

樹上高く飛ぶゴマダラチョウ

夕方ならではの光景です。ゴマダラチョウは夕方活発に飛び回ります。

 

ついでに山頂から眺めた瀬戸内海

向こうに見えるのは愛媛県の青島。

瀬戸は日暮れて 夕波小波 


屋代ダム公園 初夏

2011年06月26日 | 日記

今日の花

ハナショウブ

6月下旬さすがに花も終わりに近いのでしょう。


 屋代ダム公園は5月の初めごろ行って以来長い間訪れていなかったので今月中にどうでも行かなくてはと思っていました。コムラサキ・ホシミスジ・ウラナミジャノメなどどうしても確認しておきたかったのです。これらの蝶は昨年の秋に見つけた蝶ですが6月にはみんな出そろっているはずなので梅雨の晴れ間を狙って一昨日見に行ってきました。久々に晴れると気温も上がり夏の到来を感じさせる陽気で歩き回るだけでもきつい一日でした。

久々に見るダムは満水になっているのに驚きました。梅雨のさなかですから当たり前ですよね。岸辺に生えていた柳の木はみんな水につかっていて外側に回ることはできなくなっていました。残念ながらコムラサキは1頭も見つかりませんでした。

いつも出迎えてくれる2羽のガチョウは私たちを見つけるといつものようにヨタヨタとやって来て首を上下に振り愛想を振りまいてくれましたが私たちは何にも餌を持ってないので無視していました。更に白いガチョウが私の傍までやって来て足にまとわりつくので撫でてやろうかなと思った瞬間、ズボンの上から足に咬みついてきたのです。まさかの行動によけることもできず3か所も咬まれてしまいました。相当きつく咬んだと見えて夜お風呂に入る時よく見たらしっかりと痕が付きお湯がしみるほどの傷でした。以前にも私の傍まで来たときに見せた首を振る行動は親愛の情ではなく威嚇だったのですね。 昔子供が小さかった頃宇部の常盤公園に行ったことがあります。その時にカッタ君で有名だった桃色ペリカンが今日と同じようにヨタヨタとやって来て子供にあの大きな嘴でパコンと咬みついたのを思い出しました。私はおかしくて笑っていましたが子供はきっと怖かったのでしょうね。余計な事を書きましたがダムのガチョウたちとうまく付き合うためにはパンか何か食べ物を準備するとよいと思いました。水の中の鯉たちも何か頂戴としきりに周辺を泳いでいましたがなにもくれないのでがっかりしたことと思います。
来月行く時にはおやつを持ってゆきましょう。

春爛漫の屋代ダム公園は 5月10日

早春の公園は  3月16日


ほぼ満水の屋代ダム

 


湖面より少し高い所に野外劇場があります。

 


県道奥畑線の上側には散策道や整備された川があり一帯は蝶の宝庫です。


農園付き貸別荘 ガルテンヴィラ

 


屋代から奥畑を通ってオレンジロードへ出て源明山の笛吹き峠まで行きました。ここはホシミスジがいることで知られていますが昔はオオムラサキもいたそうです。先日長者ヶ原にはオオムラサキがすでに出ていたのでもしかしたら笛吹き峠にもいるかもしれないとの期待を抱いてしばらく待ってみたのですがオオムラサキの姿はありませんでした。ここ笛吹き峠は尾根の一部が絶壁になっていて蝶が気流に乗って上がって来るといわれています。わたしはその絶壁の上に張り出している岩の上に座り下を見下ろしながら待ちました。真下はおそらく40〜50mの切り立った所です。まさに体が空中に浮かんでいるような感じがします。最初岩の上に上がった時にはかなり怖い感じですがしばらくすると馴れてくるものです。真東を向いているので嵩山から東和地区の方が一望のもとに眺められます。


東安下庄 その向こうは東和道の駅のある下田・森・平野


温泉のある竜崎 その向こうは鹿家  さらに船越


大泊と安下崎


立島と伊崎その後は沖家室

 


本日の蝶

ホシミスジ

 

ウラナミジャノメ

 

 

サカハチチョウ

 

キマダラセセリ

 

 

  

 


長者ヶ原のゼフィルス

2011年06月25日 | 日記

 長者ヶ原ってご存知ですか? 今は山口市になっていると思いますが旧徳地町の北の方にあり、昔は広い草原があって沢山の牛を飼っていたそうですが、今はほとんどクヌギ林になっています。長者ヶ原には大きな施設「国立山口青少年自然の家」がありまして今年の2月に山口むしの会の総会がそこであったのでご紹介したことがあります。高い木の上で暮らすゼフィルス達を見つけるにはどうするのか、長者ヶ原の環境を一部交えてご紹介しましょう。

 

 

 

 

長さ約10mもある補虫網で高いクヌギの木の上部をたたいて行くのですが大変な重労働です。私たちが蝶を探している所へ、青少年の家に研修で来ている小学生たちが集まって来て珍しそうに見ていました。

 


アカシジミ

 


トラフシジミ

色の鮮やかさがまったく違いますが少し似ているでしょう。

 

 


ヒロオビミドリシジミ

2011年06月23日 | 日記

 


 昨日に続き長者ヶ原のゼフィルスの紹介です。ヒロオビミドリシジミは山口県から京都に至るまでの中国山地にのみ見られる蝶で主にナラカシワを食草とする。長者ヶ原においてもナラカシワに止まっているものが多かった。

 


ヒロオビミドリシジミ

 

ナラガシワの葉の上で夕日を浴びている。

今回は残念ながら翅を開いた所を撮ることが出来ませんでした。

 

 


ウラナミアカシジミ

2011年06月22日 | 日記

 昨日の長者ヶ原ではゼフィルスの探索が主な目的でした。Zephyrusと呼ばれる蝶はクヌギやコナラ・ナラカシワ・クリなどの高い木の上部で暮らすシジミチョウの仲間で日本では25種がこの仲間とされています。発生時期はは6月の中下旬ころが多く年一回の発生のものが多いようです。一番の目的であったクロミドリシジミはとうとう姿を見せませんでしたが何種類かのゼフィルスに出会えました。今日はその中からウラナミアカシジミをご紹介しましょう。

 


ウラナミアカシジミ

クヌギの比較的若い木を好む、活動は夕方