曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

2月の蝶

2014年02月28日 | 日記

今日の花

しだれ梅、ふきのとう、薄寒桜 みんな満開です。

 


 2月も今日で終わります。ついに今月は蝶が飛ぶのを見なかったなと残念に思っていましたが、午後には15℃まで気温が上がったのでモンシロチョウの初見があるかもしれないと家の周りの畑を歩いてみました。モンシロチョウは見つかりませんでしたがテングチョウがすごい勢いで飛び回っていました。咄嗟のことでうまく撮れませんでしたがこれが今月唯一の蝶です。近年では珍しく少ないですね。みかん畑の方へベニシジミを探しに行ってきましたが成虫は見つからず幼虫だけでした。

カバちゃんは今日も元気でした。

 


二月唯一の飛んでいる蝶

ベニシジミの幼虫

カバマダラの幼虫は別のトウワタに移っていました。

雪をかぶって死んだカバマダラの蛹

 

 

 


カバマダラの幼虫冬を越すか

2014年02月25日 | 日記

今日の花

庭の薄寒桜

今日は三月下旬の暖かさだったそうです。薄寒桜も一気に満開近くになりました。お客様も御出でです。 

 


 昨年の夏からずっと観察している迷蝶のカバマダラですが、いまだに幼虫が野外で生き残っているのです。すごいことです。どんなに元気でいるか皆様にもお見せしようと思って動画に撮ってきました。芋虫・毛虫の類は嫌いだと言われる方は見ないでください。

家の中で飼育しているカバマダラの幼虫は1月から2月の初めにかけてすべて蛹になりました。10匹あまりいたのですが今生きている蛹は3匹です。無事に蛹になりながらヤドリバエにやられて死んだ蛹が6匹です。飼育箱の底には蛹から出てきたヤドリバエの蛹が沢山転がっています。1匹は蛹になる時にうまくいかず死にました。

5年前にカバマダラがやって来た時には12月の寒さが来る前に集めた幼虫はすべて順調に生育して1月中に全部羽化して蝶になりました。真冬に室内で成虫を飼うのはなかなか難しくて50日余りしか生かすことができませんでした。ハンドペアリングもうまくいかず有精卵を取ることはできませんでした。結局越冬には失敗したのです。

今年は室内飼育も屋外での自然でもひょっとすると越冬するかもしれません。3月になって極端な低温がないことを祈ります。

 

 


今日10時ごろのカバマダラです。 

(画面の右下の四角マークをクリックすると全画面表示で見られます。) 

 

 カバマダラという蝶をよく知らない方もいると思いますので下に画像をお見せしましょう

羽化したばかりのカバマダラ

 


2013年度山口むしの会総会

2014年02月22日 | 日記

今日の花

総会へ出かける途中で見かけたネコヤナギです。我が家の白ネコの尻尾を思い出しました。春ですねー。

 


 山口むしの会 恒例の総会が徳地の長者が原にある国立青年の家で開かれました。今日は朝少し早めに出かけて途中でオオムラサキの幼虫を探しながら会場へ向かいました。昨年オオムラサキをたくさん見た場所の周辺を歩いてみたのですがそこではエノキの木を見つけることはできませんでした。総会の会場周辺の長者が原にもオオムラサキはいますのでそこでも探す予定にしていました。時間があればゼフィルスの卵もと欲張っていましたが、途中の道草が長すぎて着いたときは総会の始まるぎりぎりの時間でした。今年の総会では会長さんが長年に渡って山口県で発見された迷蝶についての資料を整理されていたので特別公演としてそのことについての発表がありました。県内では過去から記録の残っているものについては19種の迷蝶か見つかっています。迷蝶が見つかるということはよほど蝶に詳しいか普段から蝶のことを注意深く見ている人がいなければあり得ません。5年前に私が初めてカバマダラを見つけたときなどもその蝶が迷蝶だとは気が付きませんでした。撮った写真を眺めていてこの辺にはいない蝶だと気が付き専門の人に確認していただいて初めて迷蝶だとわかった次第です。あれから5年、私も蝶に関する知識は格段に豊かになりましたので日本の蝶ならほとんど識別できるようになりました。一昨年のウスイロコノマチョウ昨年のカバマダラ・クロマダラソテツシジミなどの現地一時発生の生態調査なども詳しく行ったことからこの総会で表彰を受けました。嬉しいことです。今日現在も飼育箱の中では何匹かのカバマダラの幼虫が生きています。春まで持つかどうかわかりませんが是非生き延びさせてやりたいと思います。総会後の懇親会もあるので宿泊してゆっくりしたいと思っていたのですが、仕事がたまっているので総会終了後すぐに帰ることにしました。夕方で少し暗くなっていたのでオオムラサキの幼虫探しは断念してエノキの株本に積み重なっている落ち葉を少しビニール袋に入れて持ち帰り夜その落ち葉を丹念に調べてみました。結局オオムラサキの幼虫は一匹も見つからず9匹のゴマダラチョウの幼虫が見つかっただけです。もっと時間があったら見つけてきたのに残念でした。

 


徳地の長者が原にある国立青年の家


駐車場から青年の家の会場へ向かう途中の道です。この辺りの名前が「長者が原」と呼ばれているように昔は一面の草原だったようです。牧畜がおこなわれ放牧のための草原が沢山あったそうですが今はこのようにクヌギなどが植林されて雑木林になっています。杉やヒノキの単植林にならなくてよかったですね。初夏にはゼフィルスが飛びオオムラサキなどのタテハチョウも種類が多く蝶や虫の宝庫になっています。

 

夕方帰り道でこの木の根元の落ち葉を持って帰りました。一昨年にはこの近くでとてもきれいなオオムラサキを捕獲しました。

クヌギ・コナラなどのほかにナラガシワが沢山ありゼフィルスの種類も豊富です。

食堂やお風呂のある棟

長者が原は夏に行くと緑の鬱蒼とした山ですが、今の時期はとても明るくて別の場所かと思うくらいです。

 


山口むしの会 総会


会長の挨拶

 


特別講演 山口県における迷蝶の発見例

県内で迷蝶の見つかった場所。私の住む大島は県内でも迷蝶のよく見つかるところで今後とも要注意です。これからは私が見張っていますのでさらに数が増えるかも。

県内で発見された19種類について説明がありました。

 


もう一つの特別講演は山口県でも発生して問題になっている「ナラ枯れ病と虫との関係」についてでした。

カシノナガキクイムシという5mmほどの虫が原因だそうですが最も被害の大きい樹種はコナラだそうです。瀬戸内側では見たことがありません。

会員は110名くらいいるそうですが総会出席者は25名と今年は少ないようでした。

 


総会終了後私は帰路につきました。ずいぶん日が長くなったおかげでオオムラサキの幼虫を探せるかもしれません。

エノキの根元からはすぐにゴマダラチョウの幼虫が見つかりました。

背中にハートのマークを付けたカメムシが見つかりました。せっかく寝ているところをゴメンネ。

山道からようやく街中に出てきましたがすっかり暗くなりました。 


夜なべに家で虫探しです。

 

あまり長くなりました。続きはまたの日にいたします。 


またまた大島でも雪景色

2014年02月18日 | 日記

今日の花

安楽寺の薄寒桜

 

安楽寺の河津桜

オレンジロードの河津桜

一番上は安楽寺の薄寒桜です。2分咲きくらいでしょうか。2番目は同じく安楽寺の河津桜です。もう一息で開きそうです。

下の二枚は山のオレンジロードに2年前に私が植えた河津桜の苗です。

薄寒桜は1月の末に咲き始めましたが、河津桜はまだ咲いていません。

 


 昨夜からずっと雨が降っていましたが朝になってみると山はやはり雪だったようで嵩山を見上げるとうっすら雪化粧をしていました。標高400m以上が雪だったようです。これくらいの雪なら車でも登れるかなと思い新雪の写真を撮りに行きました。関東の人たちはどか雪に難儀をしているというのにこんなあるかないかわからないような雪に喜んでいるのは何だか申し訳ないような気がしますが子供のころからの雪への憧れはいまだに消えることはないようです。まず前回行けなかった嵩山に登りましたが帯石観音のあたりは何もなくてずっと上の方の岩屋権現まで行けました。積雪数センチのかすかな雪景色ですがしっかり堪能してきました。

嵩山を下ってからはオレンジロードを屋代の奥畑まで行ってきました。安下庄より奥畑の方が雪は多いように感じました。ドングリですけどね。雪国の人からしたらとても雪景色とは言えないようなものばかりですから下の写真など見ないでお帰りになられた方が良いかと思います。この頃蝶に関係のある話が何もなくてこんな写真しかブログネタになりません。せっかくこのブログを開いてくださった方には申し訳なく思っています。今年は二月になって1匹の蝶も見ていません。珍しいことです。

 


今日の音楽 (らんらんさんより)

Kozo Kanatani plays   John Cage, In a Landscape

らんらんさん

 この曲、今の自分の感じにぴったりでとても気に入っています。
今日はギターバージョンでどうぞ。
今回、Kozo Kanatani さんという素敵なギターリストを発見して
ラッキーでした。お名前が…誰かと同じ??

蝶調

 ジョン ケージのIn a Landscapeを今度はギターで聴かせていただきました。ありがとうございます。名前が同じというとなんだか親しみを感じます。金谷幸三さんのギター演奏をいくつか聞いてみました。ギター曲は若いころ自分で弾いてみた曲が多いので馴染み深く聞くことができます。今はほとんどなにも弾けませんけどね。



いつもの港から見た嵩山(だけさん)

今回の積雪では私のみかん畑のあたりに雪はありません。

 

嵩山(だけさん)への登山道

ようやく岩屋権現の駐車場が見えてきました。今日は誰も登っていません、私が一番乗りです。

何か小動物の足跡です。何でしょうか。大島には野兎はいないはずです。でも、後ろ足を横に揃えて前足は前後にずらした足跡は野兎の足跡に似ています。

道路わきには先週の雪が残っていて長靴が埋まるほどの積雪です。

 

帰り道

帰り道ですが私の通った轍だけです。これくらいのわずかな雪でも静寂と孤独を楽しむことができました。

雪のまったくない帯石観音

 


オレンジロードを西へ

大島の最高峰の嘉納山

源明山

小松の上までやって来ました。大畠の瀬戸の向こうに柳井の琴石山が雪をかぶっています。

嵩山を西側から見るとこんな恰好をしています。

大島でもたまには雪景色を見ることができるのです。

 


GPSレシーバー

2014年02月15日 | 日記

今日の花

アブラナでしょうかカラシナでしょうか。野生のカラシナとアブラナとの違いがよくわかりません。春先に咲く黄色の花はみんな菜の花ですから。

 


 今日は錦川に沿って少し北上してみました。先週からの雪が大島の山でもまだ残っているのが見えるのだから錦川沿いに山の方へ行けばまだ残雪が見られるのではとと考えて北の方へ向かって車で走ってみました。所がどこまで行っても山にも日陰にも雪らしいものは全く見られません。先週の雪はこの辺では積もらなかったようで北上するのはやめました。今日のドライブは雪見のほかにもう一つ目的があって、カメラに取り付けるGPSレシーバーを試してみたかったのです。私は蝶の写真を撮りにあちこちするようになってから写真の整理をするときに場所も写真データの中に付け加えることができたらいいなと感じていました。最近の新しいカメラにはGPS機能を内蔵している機種もありますが今使っているカメラにも付けられることが分かったので購入してみました。昨夜設定して今日初めて使ってみたのです。一日使ってみたくらいでは良し悪しの判断はできませんが面白いものができるものですね。

ここの所寒い一週間でしたが今日は青空が出て気温も上がり、庭の薄寒桜の花もどんどん開いてきました。

 


2月13日の薄寒桜

 

今日の薄寒桜

 


雪のまったくない錦川沿い


錦川清流線

何の窯でしょうか ?

187号線を北上すると島根県につながりますがかなり北の方まで行かないと雪は見られないのかもしれません。今日はそこまでの気力も時間もなかったので雪を見ないままで帰りました。

 


GPSレシーバー

邪魔になるのでカメラに取り付けないでポケットに入れておく方法もありますが、でもやはり内臓の方がいいですね。

7DmarkⅡが秋には出るそうですが内臓にしてほしいですね。

 

 


寒いですねー

2014年02月11日 | 日記

今日の柑橘

越冬完熟みかん

2月の初旬に収穫した早生みかんです。温州みかんというのは4~5百年前に鹿児島県の長島というところで生まれたと推定される柑橘です。日本ではみかんと言えばこの温州ミカンのことをさしますが温州ミカンの学名がSatsuma mandarinsということなので外国では温州ミカンのことをサツマと呼ぶことが多いようです。柑橘の故郷はインドの東北部アッサム地方と言われていますが、その一部は中国に伝わりいろんな品種に分化して日本にも伝わったと考えられています。そうして生まれたのが温州みかんです。温州ミカンは明治以降の100年余りで極早生から晩生種まで多くの系統に分かれてきました。中でもこの早生みかんと呼ばれる系統は早い時期から食べることができてなおかつ遅くまで木に成らせておくと更においしくなる性質があり、皮がむきやすく中袋は柔らかく種はなくて素晴らしい品質を持つ柑橘品種であることはいうべくもありません。このすぐれた柑橘品種の早生みかんを最もおいしく作り上げたのが越冬完熟みかんです。窮極のみかんと言ってもよいでしょう。ちなみにこのみかんの糖度は16度くらいあります。木に成らせてあったために酸もほどよくありバランスの良い美味しさを持っています。

 


 先週の金曜日から土曜日に掛けて珍しく雪が降りました。家の周りには積もりませんでしたが山の方にはかなり積もったようです。普段の積雪なら一日ももたないところですが寒さのせいでしょうか4日経っても山にはまだ白いところが見えます。そして今朝は珍しく氷が張りました。北国の人にはまたバカにされるかもしれませんが氷の張った風景というのはこちらではなかなか見られないのです。今は蝶はいないし本当に撮るものがなくてつまんないものばかり写真にしています。そして今日の写真はシイタケです。

 


今日の音楽 (らんらんさんより)

John Cage: In a landscape (1948) 

 

らんらんさん有難うございます。とてもきれいな音楽ですね。 前回の雪景色にふさわしい曲ということで選んでくださいましたが、ジョン ケージは音楽家であると同時にキノコ学者でもあるそうですので敢えてここに載せさせていただきます。勝手にすみません。ピアノ曲というのはどんな曲も耳で聴くというより心に直接響くような気がします。ケージの4′33″は聴いている人に耳からでなくて心に直接ピアノの音を伝えたかったのかもしれません。演奏者はピアノの鍵盤に触れませんが頭の中ではきっと引いていることでしょうね。


今朝の嵩山


ヒジキが沢山干してありました。時期ですね。そろそろワカメを取りに行きたいです。

この模様は風が作るのでしょうね。

 


 我が家の椎茸


今年はまだ榾木の準備をしていません。本当は晩秋にクヌギが葉を落としたらすぐに伐採しておくと良いのですがみかんが忙しくて切る暇がありませんでした。我が家では2年に一度榾木を作ることにしているので今年は春までに準備をしておかねばなりません。

 

 

 


雪の帯石観音

2014年02月08日 | 日記

今日の花

藪椿がきれいだったからでしょうかカミさんが玄関に飾りました。

何日もちますかね ?  「ポロッ」って

       きれいでも 花は野に置け 藪椿


 8日は本州は大雪だったようですね。瀬戸内海にある大島も少しばかりおこぼれを頂戴したようです。子供のころから雪がうれしくてたまらなかったのですが今でも少し心が躍ります。戌年生まれのせいでしょうかね。朝銀世界を期待して起きてきたのですが雨が降っていて家の周りには雪はありませんでした。でも山はきっと真っ白だろうなと思いましたが雨雲にすっぽり覆われて山の姿は見えませんでした。午前中は作業場で越冬完熟みかんの荷造りをしてお昼頃ようやく雲が高くなってきたので軽トラで嵩山へ登ってみました。4輪駆動ですからそこそこの雪なら登れますが10cmにもなるとやばいかなと思いながら登ってゆきました。もの好きな人がいるもので雪の中を先に登っている人があり積雪の道路には幅広の轍がしっかりついていて登りやすくなっていました。今日くらいの降雪なら嵩山の頂上付近は30cm はあると思います。行けるとこまで登ってみようと出かけたのですが帯石観音の手前でやめました。木々に積もった雪も落ちて雪景色も新鮮さが失われていたからです。帯石観音までは歩いて行って写真を撮って帰りました。

北国の人から見るとそんな雪景色なんて何でもないとお思いでしょうが南国人の雪への憧れに免じてお許しください。

 


何年ぶりかの積雪

この辺まで来ると標高200mは過ぎていると思います。

遠く広島の方が見えますが、あちらの方が多く降っているようです。

みかん畑に積もった雪景色です。こんな写真はめったに撮れません。

だんだん雪が深くなってきました。

ここで1台リタイヤしていました。私も無理をせずここで軽トラを止めました。帯石観音まではもうすぐですからカメラを持って歩くことにしました。

帯石観音が見えてきました。

帯石観音の駐車場です。

帯石観音の雪景色は久しぶりです。

ここを過ぎるとさらに嵩山への登山道は続くのですが、先に上った人もここで車をあきらめたようです。

どこまで行ってきたのか行き帰りの足跡があります。

この池は昨年作り変えられました。

こちらにも降りてきた足跡があります。

小鳥が道路に降りていましたがすぐに逃げられました。ヒレンジャクでしょうか。

やはり下りはそろそろと

この斜面に10年余り前に桜を植えました。だいぶ大きくなってきましたので春が楽しみです。

 

ちょっぴり冬らしい大島をお見せしました。

 


立春

2014年02月04日 | 日記

今日の海と空

日暮れ前の海と空です。雪雲が松山市のあたりに雪を降らせています。

 


 正月を迎え新しい年が始まったと思ったらもう立春です。春が来るのは嬉しいですが地球のまわり方が早すぎる気がします。歳のせいですかねー。

昨日は節分でした。小さな子供もいないし豆まきなどもう何年もしません。何か節分を感じさせるものがないかなあと思っていた所、カミさんが町の方へ出かけると聞いたので 「恵方巻きを買ってきて頂戴」と頼みました。もちろん縁起を担ぐわけではありません。今年の恵方がどちらかも知りませんし丸かじりをする気もありません巻き寿司はちゃんと切って食べます。恵方巻きを頼んだ本音は節分に引っかけて寿司が食べたいなと思っただけです。カミさんは巻きずしをたくさん買ってきたので昨夜食べきれず今日も食べました。

ここの所面白いブログネタがありません。蝶はいないし幼虫も変わり映えがしないし。ただ昨日と一昨日二日ほど異様に暖かかったせいか梅も桜もだいぶ咲いてきましたし、みかん畑に行くとヤブツバキがいい色で咲いています。春を感じさせるには十分の花が咲いていました。

 


藪椿

藪椿って大島にはどこにでも咲いていて珍しくないからか普段わざわざ見たりしません。今日は夕方だったせいかやけに色がよく見えたので写真に撮ってしまいました。

 


庭の椿

いかにも人の手が入っているという感じです。

 


薄寒桜

 

 


白梅

 

 


エノキの根元にゴマダラチョウの幼虫

2014年02月01日 | 日記

今日の柑橘

津之輝 (つのかがやき)

 

 

剥きやすく食べやすい柑橘。2月になると食べごろ。 甘味と酸味が程よく私は好きなタイプです。

 


 今日は「津之輝」を収穫しました。仕事もひと段落したところで、みかん畑の周りで蝶の卵や幼虫を探してみます。畑のすぐ上にマテバシイの大木があります。先日からムラサキツバメの越冬をアップしましたがこのマテバシイがムラサキツバメの食草です。でも冬の間にこの周りでムラサキツバメを見たことはありません。食草のあるところと越冬に適した場所とは違うのでしょうか。
マテバシイの近くに大きなエノキがあるのです。ゴマダラチョウやオオムラサキがこのエノキで育ち冬を根元の落ち葉の中で過ごすのです。幼虫がいるとしたらこの辺だと見当をつけて落ち葉を一枚一枚めくって行くとすぐに葉の裏に隠れているゴマダラチョウの幼虫が見つかりました。せっかく春まで静かに眠ろうとしていた所を私に見つかってしまい気の毒ですが、小鳥や蜘蛛のように見つけたらとって食べるわけではありませんので勘弁してもらいましょう。

 


2014年2月1日のゴマダラチョウ幼虫


この幼虫は背中の突起が4対あるように見えますね。ゴマダラチョウの幼虫は普通突起が3対なのです。よく似た幼虫にオオムラサキがいますがオオムラサキの幼虫には背中の突起がはっきりと4対あります。 この幼虫を見つけたときに一瞬オオムラサキかと思ったのですが前から2番目の突起が小さいのでやはりゴマダラかなと少しがっかりでした。この何年か大島でオオムラサキを探しているのですが見つかりません。今年こそ見つけるぞと今年の目標にあげています。

 



今迄に撮ったゴマダラチョウの越冬幼虫を参考までに

2011年

 

2012年

 

2013年

 


夏のゴマダラチョウの幼虫


 

ゴマダラチョウの脱皮

 

 

前蛹と蛹

 

 

羽化直後のゴマダラチョウ