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かなり前の「5パターン」。

2008-09-29 18:55:12 | Weblog
なんとも昔のネタで恐縮。

七月十六日、梅新イーストホテルで行われた落語会「5パターン」に出かけた。

笑福亭呂竹さんのごあいさつがとても謙虚。
「同期のメンバーで落語会をやらせてもらってます。」だそうで。

師匠を異にする5人の同期生が集まって行われる会だそうだが
ひとり病気で欠席。(わたしの大好きな雀三郎さんのお弟子さんだったので至極残念)

二席を務めた呂竹さん、お疲れさまでした。

◎笑福亭瓶成「東の旅~発端~」
 いわゆるイケメン?な落語家と評判の瓶成さんの落語を聞くのは二回目。
 以前吉坊さんと初花さんの会でその落語家らしからぬ風貌でとても印象に残っていた。
 イキオイがあって一生懸命で。
 で、最初のまくしたてるくだりでイキオイあまってトチられて
 もう一度はじめから。。。と。
 あまりに少ない客席もあたたかな雰囲気で見守っておられて
 出だしから、あ、この会に来てよかったかも、と思えた。
 噺はちょっと賑やかすぎて分かりにくかったので、
 初心者のわたしはもう一度聞かねばなるまい。。。とほほ

◎笑福亭呂竹「煮売屋」
 続きとなるこの噺を呂竹さんで。
 テンポよく聞かせてもらい、「~さめ」の酒の名前で笑う。
 これ、さっそく使わせてもらおう。

◎桂吉の丞「七度狐」
 今日の一番のお気に入りの噺はコレ。
 本当に世界に引き込まれ、初めて聞いたわたしは思わずドキドキ。
 吉の丞さんの妙な貫禄も気に入りました。
 きっとこの人はビッグになるでしょう♪
 これから注目して見に行こう、と決意だけした(まだ行けてない)。

◎桂三幸「月宮殿星の都」
 中入り後、大変珍しい噺ということをさんざん諭されて聴く。
 確かに珍しいわ、こんな噺。
 正直言って、よく分からなかった。その面白さが。。。。
 新作のようで新作でないらしいし
 時たまに挟まれるギャグ(?)らしきものにもちょっと笑えなかった。
 こういう時は演者のパワーがモノを言う。
 三幸さんはまったく初めてだったが、若いし、男前だし、まあええか。
 

◎笑福亭呂竹「近日息子」
 なんだかジーン。
 師匠を思う呂竹さんの気持ちが伝わって来た。
 師匠を異にする五人(実際は四人だが)の競演。
 いわば、師匠五人の競演でもあるわけだ。
 そこで、彼が師匠に魅せられたきっかけとなったこの噺をした。
 人情バナシ以上に、その姿勢というか熱さに感動した。


今回、残念だったのは
彼らもやる気をなくすだろうに、と思われるほどの客数。
十人あまりの客席はあまりにかわいそうだし、もったいない。
今度は、もっともっとお客さんが入りますように。

わたしも行こふと思いまふ。

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