かっちゃんのお魚ブログ

ヨシノボリ類、小型ボウズハゼ類など淡水ハゼの採集・飼育・撮影。 (※スマホの方は一番下からPC版へどうぞ)

沖縄本島遠征(2012/03/16~20) 3日目 その2

2012-04-18 23:11:46 | お魚
先ほどまでの顔ぶれと違う魚を求めて、上流域にやってきました。

車を停めて川に降りようとした時、ふと考えます。
僕は案外お腹がユルいので、アウトドアな時は正露丸を携えています。
そう言えば飲んでいないな・・・と気がつきました。

キーを取り出し、運転席ののドアを開けます。
車の周辺で何か作業をするとき、たいていドアについているポケットにキーを放り込みます。
普段ですと、この場合は荷物のある後部のドアを開けてから運転席のドアを閉めます。

この時に限り、何故かキーを放り込むとそのまま運転席のドアを閉めてしまいました。

そのとき「ガチッ」っという音が聞こえました。

えっ、と思いましたが・・・なんと車のドアがロックされています。
生涯初のキー閉じ込みをやらかしてしまいました。
混乱する頭を整理して考えるに、おそらくキーを放り込んだ際に指先がロックに当たるかなにかしたのでしょうね。

状況は・・・最悪。
僕は完全装備のウエットスーツ姿です。
ケータイは2系統持っていて、auは川に入る時も持って出るのですが今回は車内です。

出発前に、通常使っている端末からシムカードを差し替えるのを忘れてしまいました。
壊してしまう可能性を折込済みの川用の端末と違い、日常使っている端末はモバイルsuica定期券でもあるので壊したくありません。
今回は携帯電話を不携帯で車の中に置いたまま外に出たのです。

よりによってこんな時に・・・(笑)
幸いサイフは貴重品なので所持しておりましたが、連絡手段を失ってしまいました。

まぁ、やっちまった事はしょうもないや・・・と頭を切り替え、ここまで来たのだからと少しだけ川に入ってみます。(笑)



http://photozou.jp/photo/show/278614/131135963


ヨロイボウズハゼです。
川に入って早々に大型の♂を見つけたのですが・・・あっさり逃げられます。
まぁ、状況を考えると遭遇できただけでラッキーと思わねばなりません。

→ 沖縄本島のヨロイボウズハゼ その2(2012/03/19)

さて、ここでフト気がついた事があります。
レンタカーは那覇空港近くの営業所で配車されました。
そして、今居るここはいったいどこだっけ?と沖縄の地図を頭の中でチェックします。(笑)
これは、やはり早めに連絡をするべきです。(もっと早く気づけって?笑)

ずぶ濡れのウエットスーツ姿で道路に出ると、周囲をウロつきます。
野良仕事中だったと思われるおじさんと遭遇します。
事情を説明し、携帯電話を貸してくれと頼んだのですが、家に置いてきたそうです。(笑)
おじさん、携帯電話って意味解ってます?とは言いませんでした(言える立場に無い・笑)が不携帯な方って多いんでしょうかね?

少し歩けば某施設があるから、そこまで歩きなよ・・と教えてくれます。
再び道路に戻ると、ウエットスーツ姿のまま、トコトコと歩きます。
この場合、ウエットを着ていて良かったと考えるべきでしょうね。
これが、海パン1枚だったりしたら、目も当てられませんです。(笑)

やがて施設にたどり着き「頼もう!」ではありませんが、声をかけてみます。
敷地内を歩きながら、声をかけて廻ったのですが・・・返事がありません。
誰もおらんのか・・・・しょうがないので、道路に戻り車が通るのを待つことに。

しばらくして、軽トラがやってきます。
運転しているのは、さっきのおじさんでした。
「まで乗せてやるよ」と言っていただき、ホッとします。
こんなナリなのでと荷台に載せていただくことにします。

山道を颯爽と走行する軽トラの荷台にウエットスーツ姿で・・・
とはいえ、けっこう快適です。(笑)

集落に入ると、道路を歩いているお婆ちゃんの姿が。
おじさんは車を停め、ドア越しに言葉を交わしています。
何を話しているのかさっぱり解りませんが、お婆ちゃんは僕のほうを向いて笑顔です。(謎)

商店のようなところの前で降ろしていただきます。
公衆電話があります。
親切なおじさんに感謝なのですが、おそらく僕がサイフを持っていなかったら・・・
という事は頭に無かったと思われます。(笑)

104で番号を確認し、レンタカーの営業所へ連絡を入れます。
バイク便でキーを届けるが、3時間程見ておいて下さい・・・との事です。
携帯電話は車内だと説明しましたが、連絡用の電話番号が必要だと言われます。

やむを得ず、商店の方に事情を説明し、電話をお借りする事にします。
手配が終わったところで、ここでボーっとしてもしょうがないので、川へ歩いて行く事にします。
レンタカーの担当者にその旨を伝え、商店の方には申し訳ないですが電話が来たら用件を聞いておいて頂けるようお願いをします。

再びウエットスーツ姿でトボトボと歩き、近くの河原へと向かいます。



http://photozou.jp/photo/show/278614/131136365


ナンヨウボウハゼの女子を見つけました。
やはり沖縄の川にナンヨウボウズハゼは欠かせません。



http://photozou.jp/photo/show/278614/131136881


こちらは♂です、ちょっとアップです。
この時期ですから、色はこんなもんでしょうね。

→ 沖縄本島のナンヨウボウズハゼ その4(2012/03/19)



http://photozou.jp/photo/show/278614/131137182


ヨシノボリが集まっています。
これは、アヤヨシVSシマヨシのヨシノボリ対決か!と構えていたのですが・・・
シマヨシのほうがあっさりと引き下がりました。

アヤヨシのほうが大型個体ではありましたが・・・
ケンカ上等のシマヨシのくせに情けないですねぇ。(笑)

身体も冷えてきたので、川から上がります。
たぶん、到着時刻を余裕を見て言っているはずだと考え、商店まで戻ります。

商店の方から、少し前に電話があったとの事でした。
ちょっと道に迷っている様子だったが、すぐ着きそうだとのことです。

程なく赤っぽい色のバイクが到着します。
車まで距離がある事を説明すると、バイクで運んでいただけるとの事です。
業務用ですから、後部座席に荷物入れのボックスが装着されています。
中から工事用みたいなヘルメットを取り出してくれます。

バイクに乗って、再び山道を走ります。
2ケツなんて・・・何年ぶりだろうか?
しかもウエットスーツ姿ですよ。(笑)

昔の習性で、ついついニーグリップをしてしまいます。
濡れたヒザで、ももの辺りをグリップされた格好となっちゃったお兄さん、ごめんなさいね。

無事に車へと戻ります。
キーを受け取り、ドアを開けます。
待たせたな愛車よ・・・借り物だけどな。(笑)

料金を手渡しをして領収書を受け取ると、バイク便のお兄さんは帰路につきます。
「また何かありましたらよろしくお願いします」とお辞儀をされます。

決まり文句なのは良く解っていますが・・・・
「いや、もうたくさんだ」と答え、2人して爆笑します。
事実、こんなトラブルはこれっきりで勘弁して欲しいもんですよ。

結局、新しい川を探索する時間は無くなりました。
ここで装備を解き、宿へ戻るべくドライブとなります。

この日の宿は前日と同じ民宿です。
夕食の時間になり、離れの食堂へ降りると、先客が1人。
ご自分でネットビジネスを手がけているという30代のお兄さんです。

笑顔を絶やさず聞き上手でなかなかの社交家のようです。
それでいて物腰はソツが無く、けっこう仕事人肌なのかと感じました。
完全なオフでは無く、PCと携帯回線で仕事もされているそうで、完全リラックスの僕とはちょっと違うのかもしれません。



http://photozou.jp/photo/show/278614/131137602


昨日もご一緒した、建築・設計関係のお兄さんも入り、3人でゆんたくとなります。
今日の出来事を話し、大いに笑います。
今夜はヤギさんは出ていないようです。

話は盛り上がり、23時頃まで続きました。
とても楽しい夜でした。

早いもので、明日は帰還となります。
沖縄本島最後の夜です。


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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (西村)
2012-04-19 20:51:39
文が長いっ(笑)。それだけ長く濃厚な一日だったのですね。
最悪の中にも親切な方が近くにいてよかったですね。
沖縄は3月にウエットスーツで入れるのがいいなぁ。琵琶湖は早くて6月中旬です。
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Unknown (かっちゃん)
2012-04-19 23:55:26
西村さん

ははは、長文はおハコですが・・・無駄の無い文章だと自負しております。(笑)

長くて、濃くて、記憶に残る1日だったと思います。
もちろん、何もやらかさないのが1番ですが。

ウエットで入れるのですが、長時間入っていると震えがきます。
手の先の感覚が無くなります。
(もっとも指先を露出しているせいでもありますけどね)

水筒にお湯を入れて持っていくという手もあります。
冷えて川から上がった時、ウエットスーツの中にお湯をドボドボと入れると暖まりますよ。

返信する
Unknown (タロベエ)
2012-04-20 21:36:13
知らない所でインロックされ、さそ不安だったのでは?と読みながら思っていたけど、その後川に入られるのは流石としか…(笑)
折角遠くまで来たのだから僕でも恐らくそうしていただろう(爆)
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Unknown (スギタ)
2012-04-20 22:33:39
いや~想像以上でした!
元バイク乗りとしてはニーグリップが一番ツボでした。
後部座席に乗ったらグラグラしないで欲しいですよね。
それにしても、登場する皆さんの何かが(笑)が絶妙にずれていて、なんとも微笑ましく、記憶に残りそうな良い旅ですね~
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Unknown (アヤヨシ)
2012-04-20 23:14:19
こんばんは

沖縄の山の中では、かなりゾッとする体験ですね。下手すると、人にすらほとんど出会いませんからね。想像するだけで怖いです。
親切な方に出会えてほんと何よりです。

でも、それでも川に(笑)
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Unknown (かっちゃん)
2012-04-22 10:11:17
タロベエさん

やらかした時は、かなり青くなりましたが・・・・・
足をケガした時の事を憶えてます?
転んでもタダでは起きない男なのでね。(笑)

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Unknown (かっちゃん)
2012-04-22 10:17:54
スギタさん

ニーグリップに反応していただいてありがとうございます。
さりげない一言にエッセンスを効かすところに、極意があると考えております。(笑)
ニーグリップももちろんですが、コーナーではタイミングを合わせて体重移動もやりました。

その微妙なズレがまた面白いんですよね。
記憶に残ると思いますが、できれば2度はやりたくないですね。
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Unknown (かっちゃん)
2012-04-22 10:28:20
アヤヨシさん

そうそう、けっこう怖い事です。
ただ、今回の状況としては、サイフが手元にあった事、道路までそう遠くなかった事、とりあえずウエットを着ていた事などから、致命的なマズイ感まではありませんでした。

リカバリとしては、営業所に連絡をつけて待つ以外手立てがありません。
ただ待ってるだけなら川でも行ってますよ。
営業所から何時間で救援が来るのか、すぐに気がつかないあたりはマヌケでしたけど。(笑)

まぁ、やらかしちゃった事は、面白おかしく笑っちゃうのが一番です。
誰かと一緒だったりした場合は、ひたすらお詫びですけどね。
この辺は単独行動の怖さと気楽さが良く現れてますよね。
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