團十郎の歌舞伎案内 (PHP新書 519)市川 團十郎(十二代目)PHP研究所このアイテムの詳細を見る |
荒事の力強さ、女形の甘美さ、物語の繊細さ
――ドラマより、映画より、演劇より、一流の歌舞伎はこんなにおもしろい!
江戸歌舞伎最高位の名跡を継ぐ役者が、みずからその魅力を紹介。
「踊りと舞はどう違うのか」「『勧進帳』の富樫はいつ義経を見破るのか」など、
演者にしかわからない体の動き、心の機微もエピソードとともに明らかに。
江戸人の遊び心にまみえれば、退屈な人生がもっと豊かになる。
青山学院大学の特別講義、待望の書籍化!
熱烈な歌舞伎マニアを唸らせる蘊蓄もあれば、これから足を踏み入れようという初心者にもうってつけ。
最強の歌舞伎入門書ここに誕生!
[内容紹介]
荒事の芝居はほんとうに「荒唐無稽」なのか?
なぜ歌舞伎「十八番」だったのか?
千両役者は大金持ち?
倅に伝えたいこと
歌舞伎の名作ウラ話etc. 』
團十郎さんの歌舞伎に対する考え方がとてもよくわかり、また頷けるところが多くて感慨深い。
おこがましいが、「これが"歌舞伎"」と思うものの範囲が近いと思う。
例えば「・・・・・ただ花道を歩くその所作や芸でお客様を納得させる、それが歌舞伎というものではなかったか。実際に舞台や花道に水を張って、その上をバチャバチャ歩けば確かにリアルでしょうけれど、そこに能があるのかなと疑問に思うんです。
それでしたら映画のほうが、はるかに表現形態としては優れていますよ。これからの地球のことを考えても、電気の力を借りて現実に体を浮かせる方法(宙乗りのこと:引用者註)より、自分のエネルギーでみごとに表現してみせる方法を模索しなければいけないのではないか。実際、歌舞伎はそれをずっとやってきたわけですから。」
息子の海老蔵さんは違った道を模索しているようにも見えますけれど、そこは若いうちはいろいろやっていてもそのうち成田屋の本分に戻ってくるものと手綱を弛めていらっしゃるのでしょうね。
このような授業を受けることができた青学の学生さんたちがうらやましい。
ただ私自身の学生時代を振り返るに、「歌舞伎?興味ない」とばっさり切ってしまったかもしれませんが・・・
私もこの本読みましたよ!
この講義受けてみたかったですね。
團十郎さん、骨髄移植が成功するといいですよね。
記事は違いますが、7月の松竹座、仁左衛門さんの仁木見たかったです!
以前歌舞伎座で見た刃傷にはしびれましたから(笑)
お元気そうでなによりです!
仁左衛門さん、よかったですよ~。
さすがというか、本気でにくたらしかったというか(爆)
仁左衛門さんはよくて当たり前なんですけど(笑)、このごろ孝太郎さんの踊りがすっかり気に入ってていいなぁと・・・。
仁左衛門ファン歴30年って方とお隣になって、いろいろお話聞きました。
みゆみゆさんが生まれる前からですものねぇ・・・すごい!