英語と書評 de 海馬之玄関

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英語学習方法のTipsのようなもの(英単語編)

2009年12月11日 16時18分54秒 | 英語教育の話題


数回に分けて「英語の学習方法」についてコメントします。初回のテーマは単語の覚え方、つまり、「ボキャブラリービルディング(Vocabulary Building)」。

英単語は歴史の年号と並んで覚えにくいものの代表かもしれませんね。けれど、年号の個数は限られている。実際、日本史では(西暦720年に編纂された『日本書紀』によればですが)神武天皇が日本を建国なさってからでも2010年の来年で2670年。

つまり、日本史に関しては2670個の年号とその年に起こった事件を覚えればよいのに対して(?)、英単語の方はというと(学習指導要領によれば)中学・高校で約2200語を学ぶことになっており、その上、試験対策に限定したとしても、センター試験や二次試験、TOEFLやTOEIC、SATやGMATの対策を考えれば、覚えなければならない単語の数はその数倍に達するでしょう。大体、この世に存在する英単語の数は数十万語とも百数十万語とも言われている。

大変です(汗)

けれど、福音がないこともない。蓋し、英単語を覚えるのが大変なのは、それを単なる「没個性な文字の羅列」と考るからだと思います。例えば、「egg」でさえアルファベット26文字の順列と考えれば、26×26×26=17576の一つですから、17576の中の一つの「egg」を覚えるのも実は大変なこと。

ただ、「egg」と「plant」をすでに覚えている方が「eggplant」(植物のナス)を新たに覚えることはそう難しくない。而して、英単語を覚えるコツは、

(1)単語が対応している具体的なもの事と対応させながら覚えること
(2)単語のパーツ(接頭辞や接尾辞、複合語の要素)から逆算して覚えること

と言える。例えば、語源なんかのエピソードは(1)の強い味方。

このことを踏まえるとき、効率的な単語の覚え方はどういうものになるでしょうか。この点に関して、英語の先生方のアドバイスは大きく二つに分かれると思います。

例えば、A先生は「無味乾燥な文字列なんか誰も覚えられないのよね。だから、英単語はセンテンスの中で覚えるしかない。自分の英語力にあった、できれば短い英文をたくさん読んで聞いて、紙に書いて、音読して暗唱して覚えるしかないよ」、と。

これに対してB先生はこう仰る、鴨。「大体、あまり英語力のない段階で辞書を引き引き、文法書を調べながら英語のセンテンスを理解して、その上で英単語を覚えようなどというのは、効率が悪いにもほどがあります。単語は自分の力にあった単語集で淡々と覚えるのが一番ですよ」、と。

で、KABUの意見は? 

はい。「両方とも正解」です。といいますか、両方を併用する、それが難しければ交互にやるのが一番です。大切なことは、(英語圏で英語漬けになりながら、ある英単語とそれが指し示している事柄の関係を実体験を通して覚えるのでもない限り)どちらにせよ一度で完全に記憶できる方法はないということです。ならば、一度で覚えられないのが普通と割り切ること。

つまり、短い英文を繰り返し暗唱すること、単語集にしても繰り返し復習することが大切。例えば、センター試験の直前対策としても、自分の力を遥かに超えるものを1回やるよりも、自分の力より少し上のレベルの教材を2-3回やる方が英単語は効率よく覚えられます(もちろん、どんなテストでも、本試験と同じ難易度でボリュームの模擬問題はテスト慣れのためにやるべきですよ!)。

今日からでも、同じ教材を2-3回やる前提で計画を見直してみられればと思い
ます。という精神論だけではご不満の向きもあるでしょうから、KABUお薦めの無料e-learningプログラムを紹介。優れものです。よろしければお試しください。

・Smart.fm
 http://smart.fm/

・NHKニュースで英会話
 http://cgi2.nhk.or.jp/e-news/index.cgi




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