大晦日の早朝、外に白い気配がする寝室の窓を開けた。高台にある自宅前の道路はパウダースノーの絨毯のようだ。隣の駐車場は雪のプール状態だった。
毎朝の習慣で玄関を開けポストに手を入れたが、感触がない。「そうだよな、この積もり具合では無理か」。今日は新聞が午前中に読めないと観念した。
手持ちぶさたに週刊誌で時間をつぶし、めったにない雪景色をカメラに収めようと外に出た。玄関から道路に向かう雪に、真新しい靴跡があった。ポストを覗くとビニール袋に包まれた新聞が。このドカ雪の中を。
鹿児島市 高橋誠 2011/1/6 毎日新聞鹿児島版掲載
毎朝の習慣で玄関を開けポストに手を入れたが、感触がない。「そうだよな、この積もり具合では無理か」。今日は新聞が午前中に読めないと観念した。
手持ちぶさたに週刊誌で時間をつぶし、めったにない雪景色をカメラに収めようと外に出た。玄関から道路に向かう雪に、真新しい靴跡があった。ポストを覗くとビニール袋に包まれた新聞が。このドカ雪の中を。
鹿児島市 高橋誠 2011/1/6 毎日新聞鹿児島版掲載
今年一番に載せて頂きありがとうございます。今年も鹿児島の素敵なエッセイをたくさん読ませてください。
「大雪の朝」今日の寒さに相まって新聞配達の人の白い息が見えるようでした。
拙いブログにお越し頂きありがとうございました。
今年もどうぞよろしくお願いします。
まな母さまのエッセイを、いつも楽しみにしてるんですよ。
今年も変わらぬご健筆をお祈りしています。
またお越し下さいね。