じゅうべい温泉記

リストラ後に頑張ってきた心の内を吐き出したいと書き始めた日記ですが、いつのまにか温泉記に・・・・

温泉記ー28(塩原元湯温泉)

2008-07-30 07:20:43 | 温泉編
じゅうべい温泉記ー28

塩原元湯温泉「大出館」
「日本秘湯を守る会」

http://www.naf.co.jp/ooidekan/

濁り湯にすっかりハマってしまい、「黒の湯(墨の湯)」の源泉を持つ大出館へ

元泉館にも劣らず湯量豊富で、すべての浴槽が掛け流しだ

硫黄分が豊富に含まれる源泉は、お天気や気温、時間帯によって色の変化が見られ、五色の湯ともいわれている

私が訪れた時は水色がかった白濁が濃くなったり、薄くなったりしていた

湯治のお客さんが多く、高齢者も多く訪れていた。
よって、混浴がベースの宿だ

もちろん男女別の大浴場もあるが、お目当ての「黒の湯」は混浴

混浴には、抵抗があるので、女性専用時間をねらって入浴した
ほとんどのお客さんがお湯目当てだ
「黒の湯」も時間によって濃くなったり薄くなったりしているようだ。
女性専用時間は8時から9時までと、1時間しか無いのでお湯の変化を見る事はできなかったが、夫の話では、足の裏が真っ黒になる時とならない時があったそうだ

薄い時でも湯船の底が見えるほどにはならないようだ。
この「黒の湯」は間欠泉のようで、ゴボゴボ音をたてながらお湯が出たり止まったりしていた

大出館の湯は何処の湯口からも飲泉ができる
「黒の湯」も飲んでみたが、硫黄の香りたっぷりで炭酸の苦味があった
たった1時間の女性時間・・・みんなたっぷり1時間浸かっていた
風呂場ではお客さん同士お湯の話で盛り上がりっぱなしだった

簡素な風呂場だが名湯に浸かれた喜びが先にたち、すべて容認できてしまう

参りました

さて食事だが・・・・・
70歳くらいの仲居さん???がお膳を運んできたが、「お客さん!私ね腰が痛いから取りに来てくれない?」と扉の所でお膳を渡された。
目が点になりながら、何となく気の毒に思えて「はい、はい、いいですよ~」と取りに行った
ご飯も汁物もすべて一気出し
山の幸中心の食事だった。
海の物がないのが好感だったが久々不味い食事だった
川魚の冷めた物は興ざめだ

しかし、しかし、お湯を含み全体的に考えると許容できてしまう
何と不思議な旅館だろうか・・・

お湯の魅力というものは凄い

一番高い部屋で13000円だった。
そりゃ文句は言えんわ~

何しろ「黒の湯」のインパクトは凄かった

ここは朝、温泉粥は出なかった。
せっかく飲めるお湯なんだから出せばポイントが上がるのに





温泉記ー27(塩原元湯温泉)

2008-07-27 08:02:36 | 温泉編
じゅうべい温泉記ー27

塩原元湯温泉「元泉館」

http://www.gensenkan.com/

万座ですっかり白濁の湯にハマリ
硫黄の匂いのする湯探しをするようになった

塩原元湯には3軒の旅館がある。
「元泉館」「大出館」「ゑびすや」
まずは「元泉館」から

一軒の旅館なのに3本もの源泉を持つ贅沢さ
これには大興奮

一番湯量の多い【高尾の湯】は大浴場の内湯と露天に注がれている
同じ源泉なのに内湯と露天では色が違っていた

ここは男女時間で交代だったと思う

【甘鄲の湯】は混浴だったので朝食を半分食べて急いで入りに行った。
同じ考えのオバサンが先に入っていて話が弾んだ
元泉館の常連さんらしく、ウンチクもシコタマ聞かされたが、とても良い勉強になった
朝食の温泉粥は【甘鄲の湯】で炊かれている
飲むと渋苦くてめちゃくちゃ不味い
なんでお粥になると美味しいんだろう・・
少し黄色味かかったとても美味しいお粥だった
(渋苦い味は炭酸味で沸騰すると抜けてしまう事が後になって解った)
今は女性専用の時間が出来ているようだ

もう一つ【宝の湯】は男女交代だったと思う
ここでもお客さんと話が弾み、初心者の私はおおいに勉強させてもらった
旅館も何軒も教えてもらった

どうやら元泉館にはお湯に五月蝿いお客さんが多いようだ。

ここのお湯は見かけによらず柔らかく、湯アタリしない

万座は長湯できなかったが・・後になって解った事だが酸性の湯は湯アタリするので長湯できない
中性からアルカリ性は長湯できる
元泉館の湯はほぼ中性だ。
湯上りの肌はサラサラスベスベだった


朝粥も美味しかった、夕食も品数豊富で味も良かった
絶対また来たいと思った

が、大型連休の時に電話をしたら2名様の宿泊はお断りと言われてしまった。
大興奮した旅館だったのに・・・・・

料金は別館11000円だった







温泉記ー26(万座温泉)

2008-07-25 07:02:49 | 温泉編
じゅうべい温泉記ー26

万座温泉ホテル

http://www.manza.co.jp/

温泉雑誌で「ここより良いお湯があったら教えて下さい」のキャッチフレーズを見つけた

それって日本一って事?と、勝手に想像して期待が膨らんだ。


ワクワクしながら予約を入れた

標高1800メートルに位置する万座は雄大で素晴らしかった

久々に大きな旅館に泊まったが、景色の良さ、お湯の豊富さに気持ちは高揚するばかりだった

源泉が熱いので加水していたが、硫黄の香りたっぷりで充分満足できた。
特に気に入ったのは湯治棟に適温で湧いている「苦湯」だった
露天も景色は抜群に良かったが、長湯すると湯アタリしそうだ。
長湯するには「苦湯」が一番だ

部屋は10畳でトイレ洗面付き。
二人では充分だ

食事は食堂で頂くが、大旅館はやっぱり美味しくない
刺身は乾いているし、山葵は乾燥して固まっている

大勢の分を時間に間に合わせるのはやはり無理があるのだろう
しかし食事の事は差し引いてもお湯には魅せられた
空気も澄んでいるので、夜の星空も素晴らしい

そう言えば食後にロビーでご主人の歌謡ショウがあったっけ
女将さんに向けてのラブソングだった

出だしが「ありがとう~おまえ~

ご主人の自作の歌だった

料金は15000円ぐらいだったと思う

白濁した湯にすっかりハマッテしまった






温泉記ー25(薬師温泉)

2008-07-17 06:24:45 | 温泉編
じゅうべい温泉記ー25

薬師温泉「旅籠」
「日本秘湯を守る会」

http://www.yakushi-hatago.co.jp/

宿の玄関の前に自噴する源泉があり、湧いているところをライブカメラで見る事ができる

と、最初から実に演出が上手い宿。

訪ねたのは10月、ウエルカムのお茶請けが「アケビ」
こんなの初めてだ

館内のいたる所に時代がかった調度品が所狭しと並べられていた。
館主の趣味なのか、ちょっとやりすぎだろう

私的には、もうすこしシンプルにあっさり飾った方がお洒落だと思うが・・・

お湯は見た目、ハマグリのウシオ汁のような色だった。

内湯は源泉そのままで温めで長湯でき、露天は過熱されていた。

肌触りは柔らかく、特にインパクトは無かった。
露天からは人工の滝が見え、夜はライトアップされる。
雰囲気造りが本当に上手い

食事は板の間の食事処で頂くが、ここでも演出たっぷり。
ピチピチはねている岩魚を見せ、「これからこれを焼かせて頂きます」
と、テーブル毎に見せて回る・・・

料理が出てくるタイミングはあまり良いとは思えなかったが、スタッフが実に一生懸命動いていた。
まずまず美味しかった。

朝食コンロで魚の開きを焼いて食べたが「鯵」の開きに興ざめした。
ここまで頑張って海の物はバツだろ
ご飯はトロロご飯だったが、隣の席の人が「トロロが苦手だから白いご飯お願い」と言っていたのに「トロロご飯」を持ってきて叱られていた。
「はい、解りました」と言って持って来ちゃだめだなぁ
朝食に生卵が出たが、宿に放し飼いしているウコッケイが生んだ産みたて卵これには感激した

少々やりずぎではあるが、まずまず楽しい宿だった

料金は17000円・・・ぐらいだったかな






温泉記ー24(貝掛温泉)

2008-07-13 11:06:11 | 温泉編
じゅうべい温泉記ー24

貝掛温泉「貝掛温泉」
「日本秘湯を守る会」

http://www.kaikake.com/


目に効く温泉って、などんな湯だろう・・・
疑問に思ったら行くしかない
関越、湯沢インターから15分ほどで到着。
国道からほんの少し入った場所に建つ一軒宿

湯治客も多いと言うお湯はどんなだろうか

期待も膨らみ風呂場へGO

源泉そのままの温い浴槽と丁度に加熱した浴槽、さらに露天風呂があった。
浸かってみれば、どうって感触があるわけではない。
飲泉しても薄い温泉かなって思う程度。
ホウ酸でも入っているのかもしれないが、他のお客さんの真似をして湯口から湯をすくって目を洗ってみた
う~~ん・・・よく解らない・・・

素人の私には、お湯に色が付いているとか、匂いがするとか、すべすべするとか、なにか温泉っぽい感じが欲しいところだ。
まだまだ、湯の微妙な感覚が解らなかった

部屋はトイレ付きで10畳ほどあったと思う。
古いが清潔に保たれていた。

さて食事だが、板さんが変わったばかりと言う事だったが、温かいものは温かく、少しタイミングは遅れ気味ではあったが部屋まで運んでくれた。
山の幸中心の料理で、味付けがとてもよかった。
特に一人前づつ仕立てられている鍋の出汁が絶品で10年近く経った今でも記憶に残っている。

なのに、なぜリピートしないのか?
それ以上の湯に出会ってしまったからだろう

料金18000円
トイレ無しならもっと安い





温泉記ー23(栃尾又温泉)

2008-07-06 10:26:27 | 温泉編
じゅうべい温泉記ー23


栃尾又温泉「自在館」
「日本秘湯を守る会」

http://www.jizaikan.jp/
日本では珍しいラジウム泉と記載されていて、どんな感触か興味をもった

関越の小出インターから20分ぐらい・・シルバーラインと言う何かお化けが出そうなオドロオドロしたトンネルを通って行った。
トンネルを抜けるまでずっと背筋が寒くて、二度と通るのは嫌だと思った
時間にしてはたいした時間ではないが、やけに長く感じた。


宿には貸切の露天があり、予約制

それと、近くに共同浴場があり、宿泊客は無料で入れる

ここには冷たい源泉浴槽と加熱浴槽があり、常連さんは冷たい浴槽に2~3時間浸かるそうだ

すると段々汗ばんでくると言う

私も冷たい浴槽に入って真似をしてみたが当時は根気がなく、汗が出るまでもたなかった

ラジウム泉の肌触りは解らないまま・・・
未熟だったあの頃は、何度も入りたい感じの湯とは思えなかった


部屋は8畳ぐらいだったかな・・トイレは共同だったと思う。
雰囲気は民宿のようだった。

廊下の端にお客さんが置いていったと思われる漫画本があった。
私も持っていった漫画を置いてきた。

料理は山の幸を使った心のこもったものだった。
特別に記憶に残る一品は無いが、不満もなかった。

料金は13000円ぐらいだった




温泉記ー22(下仁田温泉)

2008-07-03 22:30:54 | 温泉編
じゅうべい温泉記ー22

下仁田温泉「清流荘」
「日本秘湯を守る会」

http://www.s-seiryuusou.com/

泉質「炭酸泉」と、離れの部屋、これに引かれて予約。
渋い造りの離れは8畳で、トイレ付き。
豪華ではなく、素朴な田舎の親戚の家のようだ

小川がながれる庭に点在する。
二人で泊まるには充分だ。
自然もたっぷり

さっそく「炭酸泉」とやらに浸かりにまず本館にある内湯へ。
期待が膨らんだが、泡のようなものは見られなかった

肌触りはやや硬めか・・・

一休みして露天へ行ったが、こちらも泡は感じなかった

「飲泉可」と書いてあったので、宿の人に湯口の湯は飲めるか聞いてみた。
「湯口の湯は飲めません」・・・・・えっ!!じゃあ「飲泉可」って?
「露天風呂の洗い場にちいさな蛇口があるので、しばらく出しっぱなしにしてからだったら飲めますよ」との事だった。
蛇口を捻ったら赤茶色の水が・・・・これじゃぁ飲めない・・・・

そうか、暫く出しっぱなしって言われたなぁ・・
5分ほど出しっぱなしにしていたが全々変わらない・・・

手ですくって赤茶色(サビ)が沈むのを待って舐めてみた。
間違いなくサイダーだ

しかし・・・湯船の湯は加熱・・又、循環で炭酸は味わえない・・・

翌朝、内湯に行ってみたら湯の表面にマクが張っていた。
これはカルシュウムが多いって事と、少し興奮した。
だから硬いと感じたんだ

でもでも、炭酸は感じない・・・

体に付く泡を感じたかったのに・・・残念

さて、食事は自給自足に拘っていると本にあったが、量は少なく、酒のつまみにはならない。

始めからご飯を食べないとおかずが無くなってしまうほどだった。
しかし、さすが蒟蒻の町、手造り蒟蒻は美味しかった。

小食の私で丁度の量なので、ここでは追加料理でも頼んだ方がいいかもしれない。

自然豊かな環境で静かに離れで過ごせ、体に良いヘルシーな食事と思えば良い宿なのかなぁ

しかし離れで15000円は格安だろう