こっちは月でてるよ

++日々感じたこと…ひとりごと++

カマキリ君秘話

2004-07-29 | ちょっと生き物
これはおととしの10月のお話。

夕方、道路はいつものように渋滞中。
信号も赤で、車はしばらく動けなかった。
それに比べ、対向車線は車が来なくてガラガラ。

ふと道路を見ると、何かが歩いている。
「何だろう?」とよく見たら、それはカマキリ君だった。
なぜか道路を横断中らしい。

彼はカマを持ち上げ、ゆっくりゆっくり横断している。
対向車は当分来る気配はなし。
でも・・・。
車から降りて、カマキリ君を移動させてあげたほうがいいかな?
私は悩んだ。
悩みながらも、カマキリ君の行動をじぃーーっと見守っていた。
心の中で「早く、早く」とつぶやきながら・・・。

カマキリ君が対向車線に10センチぐらい入った時に、
遠くの信号が青になったのが見えた。

これはやばい。対向車が来る!

カマキリ君はまだのんきに横断中。

そして対向車が、対向車が~、対向車が~~!

私は一瞬顔を背けて、そしてカマキリ君のいた場所を見て絶句!
カマキリ君は無残にも潰されていました。
死んでしまいました。

うううっ。

私がカマキリ君を移動させてあげれば、こんなことには・・・
カマキリ君も無謀な事を考えなければ、こんなことには・・・

命の儚さを知りました。

  ++カマキリ君秘話→悲話の間違いでした++