ゆっくりかえろう

散歩と料理

ブログ中の画像・文章の無断使用を禁じます。

PETRI CF35

2011-08-26 | カメラ紹介

 プラスチックで作られた簡易カメラ。

 この時代になると フラッシュがついて撮影可能域の
 条件がよくなり レンズのスペックを落とすカメラが増えます。

 それまでなら 暗い場面はレンズのf値をあげて(つまり明るいレンズ)に対応していましたが 暗けりゃフラッシュをたけば(ストロボを光らせる) 写るので暗い安物のレンズでもカメラが作れるようになったのです。

 このカメラは露出計なし 固定焦点 絞り調節は手動(読み取り式の露出計はあり)シャッター2速巻き上げはギヤをまわす(ペンと同じ)フラッシュありの最低限写ればいいという簡易カメラ。 

 特徴は レンズカバーが観音開きだということ。


 この手のカメラはとても珍しく フォクトレンダーのビテッサとか チノンベラミ(珍品)とかかなり少数派です。


 造りはとてもチープで 手で引っ張って開閉させるのですが
 おもちゃのネズミが出てくるびっくりカメラそっくりです。

 またストロボは横ヒンジ開閉式で 普段はサイドに格納していて 横から前に90度引っ張り出して使う方式。

 ペトリらしく他とは意地でも違うやり方をする設計は笑顔がこぼれます。


 露出不足なら赤いランプが点いて絞りを開けるなり フラッシュを焚くなりして 対応できるので人物撮影向きです(ただし光が届く範囲だけです)

 知り合いのカメラ修理屋で見せてもらったときは笑いました。

 はじめてみるカメラでしたが 値段も笑えるものだったので
 つれて帰りました。

 ちょうど子供のころ行った縁日で ヤドカリとかサワガニを買って帰ったような感じです。

 最近なんかこんなおもちゃカメラが琴線にふれてしまいます。

 そしてもうひとつのキーワードは「ペトリ」。


 一所懸命だけどどこか笑える バタアシ金魚みたいなヤツです。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。