どうしてもどうしても気になるんだ。
この石の下には何があるんだろう?
川があるせいか臭いがちがうもの。
ここには何がいるんだろう?
よく見えないからわからない。
生きものたちがいるのかなぁ?
もしかすると、ここにはボクの知らない
フシギな世界があるのかなぁ。
どうしても、どうしても気になるんだ。
いまではすっかりウェルシュ・テリアの成犬になった J.T。
彼のお父さんとお母さんはまちがいなく立派なウェルシュ・テリア
だったけれど、 J.Tの仔犬のころはほんとうにウェルシュ・テリアに
なるのかな?と疑いをもつほど真っ黒だった。
ブラック&タンのタンカラーになるはずの耳も顔も、
首も胸もそして足までもがまっ黒だった。
この2ヶ月ちょっとのころはほんとうに黒く
まだ生まれてからそのままの毛質は柔らかだった。
ほんとうにウェルシュ・テリアになるのかなぁと不安げに思っていたら
3ヶ月を過ぎたころに目鼻のまわりの黒が少し抜けてきはじめ
グレー色になってきた。
そしてからだは成長し、毛色も日々少しずつ変化しはじめた。
その変わりように感心し楽しみつつ1年が経ったころになると
ようやく思い描いていたウェルシュらしい体型と毛色になってきたのだった。
いまではその魅力的なキャラクターで毎日を楽しませてくれている
ウェルシュ・テリアらしくなったJ.T。
きっとこれからも発見とオドロキと感心の連続になることだろう。
J.Tくん、これからもよろしくね。