「サッカー文化フォーラム」夢追い人のブログ

1993年のJリーグ誕生で芽生えた日本の「サッカー文化」。映像・活字等で記録されている歴史を100年先まで繋ぎ伝えます。

また1997年の最終予選のさなかのような、監督交代も必要

2016年10月08日 18時26分01秒 | サッカー日本代表
10月5日のイラク戦、よくまぁ勝てましたネ、という感じです。

私は9月10日から3回にわたり「ハリルジャパンの世代交代、果たして図られるのか?」というテーマで書き込みました。

その中で、タイ戦に勝利して一息ついたハリルホジッチ監督には、2つの思いがあるだろうと指摘しました。

一つは、自分の基本は、相変わらず本田選手と香川選手を軸にするという点、もう一つは選手交代の見極めには自信を深めているという点です。

それに対して、私は本田選手、香川選手をはじめとした南アW杯戦士たちに頼っていては、監督の采配が当たればいいけれど、外れたらアウトです、と指摘しました。

今回、はからずも、監督の采配が当たり勝利をモノにしました。
けれども、これからも、こうしたバクチのような試合に付き合わされたのではたまりません。

今回、監督は、さすがに香川選手を外しました。しかし本田選手は相変わらず使いました。監督は、香川選手、本田選手のキャリア曲線がすでに下降局面に入っていることを、まだ認めたくないみたいです。

しかし、明らかに彼らはキャリアのピークを過ぎて下り坂を転げ落ちているさなかなんです。一方の清武選手、原口選手、山口蛍選手、大迫勇也選手、彼らはいま、ピークに向かって上昇気流に乗っているさなかなんです。

ピークを過ぎて下降曲線にある選手の力と、ピークに向かって上り局面にある選手の力の差は、必ずどこかで交差します。それが「世代交代」というアスリートの宿命なんです。栄光の称賛を一心に(訂正・一身に)浴びた選手でも必ずやってくる落日の時、こればかりはどうしようもありません。

私が前回指摘しましたように、本田選手には、メンタリティにおいて明らかにパッションの低下があります。南アW杯のアジア予選で見せた、中村俊輔を蹴落とさんばかりのパッションは、もう望むべくもありません。それはそうです。彼はすでにACミランのメンバーというキャリアを手に入れたのですから。

さて、ハリルホジッチ監督ですが、次は本田選手を外すでしょうか?
私は五分五分と見ています。アウェーのオーストラリア戦です。日本代表、勝利は望めないでしょう。うまく引き分けられるかどうかがポイントと見ています。

ハリルホジッチ監督の命運という点では、オーストラリア戦での引き分けが最低条件でしょう。負けたら終わりにしましょう。但し、私は、引き分けても本田選手をスタメンで使ったら監督更迭、スタメンで使わずに引き分けたら続投でもいいと思います。

とにかく世代交代の意図を明確にしてもらわないと、もたないということです。

従って、私の考えるカードは、本田に代えて齊藤学選手。原口選手も齊藤選手も左サイドが主戦場ですので、原口をセントラルミッドフィールドに、長谷部と山口蛍でボランチ、齊藤学と清武を並べて2列目、ワントップに浅野、つまり4-2-1-2-1で臨もうというわけです。

この布陣をとろうとすれば、なぜ大迫勇也選手を呼ばなかったかと悔やまれる布陣です。まだ浅野選手にワントップを任せるには荷が重いと思います。けれども、仕方ありません。もう一人、本田選手に代わる人材としての小林祐希選手を招集しなかったのか、これも悔やまれます。まだ即戦力ではありませんがベンチにおいて、本田選手に指導してもらいたい人材です。

さて、11日のオーストラリア戦、私は監督更迭に向かう公算が大きいと見ています。ハリルホジッチ監督は、アギーレ監督の後を引き継いで、時間のない中最終予選を迎えているという気の毒な面があります。ある意味、運が悪いとも言えます。

日本代表が一時の勢いを失って、後に続く選手の底上げがない中、中東をはじめ他の国が力をつけてきており、それこそ成長曲線では日本が下降局面、中東諸国が上昇局面、すでに幾つかの国は、日本の力を上回るところまで成長している感じがします。

そういう中で、したたかにW杯出場権をつかむには、各選手の伸び具合や国際試合への向き不向きを的確に見極め、その選手たちをどう配置してチームとしての力を高めるか、まさに監督の腕の見せ所にほかなりません。

その意味で、ハリルホジッチ監督に、そこまで求めるのは酷なのかも知れません。

かつてのボラ・ミルティノビッチ監督、そしてフース・ヒディング監督といった人たちは、そこで確実な仕事をした人たちです。

日本にもたった一人ですが、そういう監督がいます。岡田武史監督その人です。私は、またぞろ岡田さんに頭を下げて、ご登板願わなければならないと思っています。

「また岡チャンかよ、困った時の岡チャン頼み、日本にはそれしかないのかよ」と、国内はもとより海外メディアからも、こっぴどく叩かれそうです。

岡田さんも頑としてお断りになるでしょう。でも、あと選択肢があるでしょうか? ないと思います。あるならあげて欲しいです。

あの1997年秋のフランスW杯アジア最終予選、選択肢がないところで岡田コーチを昇格させました。だからといって、私は今回、手倉森コーチを昇格させればいいとは思いません。あの時は他に誰も考えられませんでした。けれども今回は岡田さんがいるのですから。

私が今回の書き込みのタイトルを「また1997年の最終予選のさなかのような、監督交代も必要」としたのは、そういう思いを込めたからです。

日本協会は、打診をしているのでしょうか? 打診どころか三顧の礼をもって口説き落とさなければならないところまで来ていると思います。ハリルホジッチ監督が次のオーストラリア戦で世代交代をキチンとした上で引き分け以上の結果を残さなければ、更迭しかないのですから。

私は、そういう思いで11日を迎えようと思います。

ジャンル:
サッカー
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« C・ロナの信念「サッカー選... | トップ | ハリル後任監督は、筑波閥か... »

コメントを投稿

サッカー日本代表」カテゴリの最新記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL