試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3700形3761[3768F] 3次車 後期仕様 後期リニューアル工事施工車 TNカプラーSP化,種別表示ステッカー貼付

2017-11-23 21:34:24 | 京成線:3700形
融合。

グリーンマックス製京成3700形3761後期仕様後期リニューアル工事施工車(3次車:3768F)の第二次整備を再開した。
車体関連の整備は種別表示ステッカー貼付を残す。
作業順を考慮しTR-180A床板のTNカプラーSP化から着手している。


京成3700形3761 3次車 後期仕様 後期リニューアル工事施工車(3768F)。

TR-180A床板のTNカプラーSP化は非動力中間車(3400形,3700形リニューアル再生産品以降)での方式を踏襲した。
3708F登場時仕様(3708F-1:再生産品)からの苦手意識は完全に克服された模様である。
FS-547非動力台車のTNカプラーSP対応化は滞りなく進められた。
ところが上野寄FS-547非動力台車の車輪だけが従来仕様だった。
このままでは車両前後の釣合が取れない。
上野寄FS-547(047)非動力台車のみ新形状車輪で揃う3763と振替え見附の統一を図った。
この振替えにより3763も従来成形車輪で揃えられている。


3763から移設したFS-547非動力台車(上野寄)。

運転台側にはモハ3341現行色後期仕様(3320F-1)から捻出したSPフレームTNダミーカプラーを取り付けた。
TR-180A床板への加工を終え車体と嵌合させる。
3798,3791現行仕様(3798F:再生産品)と変わらずライト基板の集電スプリングが斜になる癖を持つ。
嵌合時は床板導電板との接触に注意を払った。
ここで種別表示ステッカーの貼付を行いスカート装着に備える。
種別表示ステッカーの切り出しはまずまずで[特急]表示のまま上貼しても良かった。
たまたま成功しただけでありライトケース交換は予防策として3768でも継続採用とする。


整形したスカート。

最後はSPフレームTNダミーカプラーへのスカート装着である。
スカートマウントを撤去し嵌合ボスを切除した。
リニューアル再生産品の3400形3408F前期仕様(3408F-3),3798Fでは旧製品施工車程の一体感を得られなかった。
3761へのスカート装着前に過去の記録を見直し原因を追求した。
要因は単純だった。
スカートの固定はTNカプラーSPのジャンパ連結器部へゴム系接着剤を盛るだけではなかった。
原形のままはTNカプラーSPのフレームと接触してしまい想定位置まで届かない。
これを失念し3408F-3,3798Fを出場させてしまった。
3761ではスカート上面元嵌合ボス部の折り返し成形を斜めに改めTNカプラーSPとの干渉を防止した。


TNカプラーSPフレームに当たらなくなったスカート上部。

後の記録ではTNカプラーSPのロアフレームを切除する方式に改められていた。
3768FではSPフレームTNダミーカプラーの起用が確定しており永久使用に近い。
SPフレームTNダミーカプラー側を成形した方が効率的だった。
しかしTR-180A床板装着後にスカート取付へ突入したため3761に限っては無難な選択だったと思う。
最終入場車の3768ではSPフレームTNダミーカプラー側の加工に変更する。


スカート位置の異なる3791,3761 (山側)。

再整形によりスカート取付位置は旧製品のスカート付TNカプラーSP装着車同等に戻っている。
3408-3と3798Fでの消化不良感はTR-180A床板の構造ではなく自身の工法が大元だった。
従って3768F出場後は3408,3401(3408F-3),3798,3791(3798F)の再入場が必要となる。
3798Fは3768Fへの行先表示器部品供出編成でもあり優先的に対処したい。
一方休車中の3701元登場時仕様(3708F-2)はライトケース供出で更に混沌とした状態に陥ってしまった。
3708F-2の復帰にはまだ時間を要するだろう。




スカート付SPフレームTNダミーカプラー化された3761。


スカート位置が奥まっていない3791(3798F)。

SPフレームTNダミーカプラーへのスカート固定は従来通りである。
フレームそのものはTNカプラーSPと同一で安定度も変わらない。
一工夫が足りなかった3791とはスカート位置が後方に偏位された効果が現れている。
3791は車体裾前端まで寄せるのが精一杯だった。
製品仕様に対しスカートが前進する弱点を抱えていたが3761では解消されている。
SPフレームTNダミーカプラー側の細工へ変更する3768も同様の結果を得られると思う。
なお前面窓セル色温度により行先表示は独特の発色になった。
在籍する他のフルカラーLED表示器編成とは明らかに異なる。
UVカットガラスを採用したリニューアル工事施工編成独自の特徴として扱いたい。


3761 点灯試験[55K 快速特急 西馬込]:前照灯。


3761 点灯試験[55K 快速特急 西馬込]:尾灯。


3791 点灯比較[55K 快速 西馬込]:前照灯(3798Fリニューアル再生産品)。


3791 点灯比較[55K 快速 西馬込]:尾灯(3798Fリニューアル再生産品)。

ライト基板のLEDチップ変更に期待し点灯試験を行った。
その結果は予想を大きく上回った。
色温度変更だけではなく照度まで高まっていた。
従来製品が霞む点灯度合いである。
年次変更は付き物だがここまで印象が変わるとは思わなかった。
保守部品が入手出来るのであれば他編成へ展開したい。
なお運転台側ライトケース部品の交換は点灯に影響しなかった。

点灯試験を終え3761が竣工した。
3761はモハ3341,3701,3763,3791から各種部品を転用し組み上げた。
破綻無く一つに纏められたと思う。
基本的に3768も同じ展開となる。
FS-547非動力台車の車輪形状はまだ確認していない。
供出車両が存在せず新形状車輪で揃っていると願いたい。

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