試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

モハ103-758+モハ102-2015[ツヌ322F] 誤乗防止ステッカー貼付 ※TOMIX製High-Grade製品

2017-03-10 21:13:23 | 国鉄/JR103系
先発。

TOMIX製国鉄103系High-Grade製品クハ103形高運転台非ATC車(朱色1号)4両編成の第二次整備に入る。
ツヌ322F化は誤乗防止ステッカー貼付が主工程で軽度な細工ながら細かな作業が続く。
先ずモハ103-758+モハ102-2015を入場させた。


国鉄103系モハ102-2015(朱色1号:動力車)。

ツヌ322Fは豊田区からの後期転属編成で側面用誤乗防止ステッカーが半減されたのが特徴である。
よって貼付枚数も比例して少なくなる。
モハ103-758は誤乗防止ステッカー貼付で作業が終了する。
そのため動力ユニット脱落防止策を採る予定のモハ102-2015から着手した。


入工中のモハ102-2015。

久し振りの誤乗防止ステッカー貼付になったが印刷済の自作ステッカーは大量に刷ってある。
この中から滲みの少ないステッカーを起用した。
クハ103-791(→クハ103-292:ラシ326F)から使用を開始した自作の誤乗防止ステッカーは殆ど褪色が見られない。
保管してあったステッカーも印刷当時のままで暫くは再貼付せずに済みそうである。
隔扉毎への誤乗防止ステッカー貼付で1両当たり4枚しか使用しない。
前期転属編成だと全扉上に貼付しなければならずツヌ322Fをプロトタイプに据えたのは正解だったらしい。


誤乗防止ステッカーを貼付したモハ102-2015

続いて動力ユニットの小細工に手を着ける予定だった。
何故か103系High-Grade製品の動力ユニットは車体から外れやすい。
時にはケースを傾けただけで脱落することもある。
かねてから気になっておりモハ102-2015で小細工を行う予定だった。
しかし動力ユニットの嵌合精度が高まっておりそう簡単には外れなくなっていた。


動力ユニットがあっさり脱落するモハ102-832(ツヌ327F)。

同じ量産冷房車ながら大阪環状線仕様を種車としたモハ102-832(ツヌ327F)は車体を傾けると動力ユニットが外れる。
今回のLOTから改善されたのかもしれない。
脱落の原因が車体側か動力ユニット側かにあるかを切り分ける。
試しにモハ102-2015用動力ユニットをモハ102-832へ組み込んだが結果は変わらなかった。
変更されたのは動力ユニットではなく側面窓セルの嵌合爪と思えた。


何も変わらないように見える側面窓セル (モハ102-832,モハ102-2015)。

しかし一見では修正が行われたようには見えない。
側面窓セルを交換し真因を追求しても良かった。
ただ103系High-Grade製品は独特の側面窓セル固定方式で組み付けが厄介である。
塗装変更車の組立時に手を焼いたためこれ以上の確認は取り止めた。




モハ102-2015(ツヌ322F:誤乗防止ステッカー貼付)。

結局モハ102-2015は側面用誤乗防止ステッカーを貼付したのみで作業を終えた。
隔扉毎への貼付のため記録では間が抜けて見えるが仕方がない。
このステッカー半減の目的は不明だが混色編成では彩りを添える要素になっている。
ちなみに201系ミツ3Fは全扉への貼付が行われ出場したが途中で半減化された経緯を持つ。


動力ユニットストッパーを設けたモハ102-832

モハ102-2015では動力ユニット脱落防止対策が空振りに終わった。
しかしツヌ322F回着以前に出場した編成は共通の弱点を抱える。
比較用に持ち出したモハ102-832で対策を試みる。
側面窓セルの差異が判らず物理的に車体と動力ユニットの幅を詰めることにした。
中間車の側面窓セルは中央部に嵌合爪が無く空間が存在している。
嵌合爪に支障しない中央部車体裾から約1mmの位置へt0.3mmのプラ板をゴム系接着剤で接着した。
まだ試験採用であり本格導入はモハ102-832の経過を確認してからになる。
今の所は脱落防止に一役買っているように思える。


モハ102-832(ツヌ327F:動力ユニットストッパー設置)。

プラ板厚が0.3mmのため車体を押し出すこともない。
念の為ユニットカバーの張り出しを見てプラ板厚を決定した。
まだ動力ユニットが脱落するようならt0.5mmへ変更する予定だったが不要と思われる。
このまま順調に推移してくれれば加工は容易で一気に進められる。
良い結果を残してくれると期待したい。


入工中のモハ103-758。

モハ102-832への細工を終え誤乗防止ステッカー貼付に戻った。
モハ103-758は4枚のステッカーを貼るだけで細工には殆ど時間を要さなかった。
自作ながら側面用誤乗防止ステッカーは切り出しに苦労してきた。
しかしモハ102-2015からは狙い通りの寸法となり過去の誤乗防止ステッカー貼付車より天地が広くなっている。


寸法通りの側面用誤乗防止ステッカー(モハ103-758)。


天地の狭い側面用誤乗防止ステッカー(モハ102-832)。

天地が広がった分だけ幕板幅への貼付が限られた。
これまでの雑な貼付が許されず平行に気を付けている。
中心合わせも誤魔化しが利かなくなった。
[総武・中央線各駅停車]の[央]と戸当たりゴムモールドを目安にずれを最小限に食い留めている。




モハ103-758(ツヌ322F:誤乗防止ステッカー貼付)。

なお天地の狭い誤乗防止ステッカーを持つ車両は糊が劣化次第貼り替える方向とした。
如何せん両数が多く一度に交換するのは厳しい。
実車は斜めに貼られた車両も存在したため誤乗防止ステッカーがある事実を優先する。


モハ103-758+モハ102-2015 (ツヌ322F)。

側面用誤乗防止ステッカーの貼付を終えモハ103-758+モハ102-2015が竣工した。
このままクハ103-819,クハ103-826への誤乗防止ステッカー貼付に移る予定だった。
しかしこの間にモハユニット×2(朱色1号)が回着した。
側面用誤乗防止ステッカー貼付で竣工するためクハ103-819,クハ103-826の入場は先送りとする。