上海☆DAYS ~明天也是好日子~

上海での日々の記録とつぶやきなど。

洋館で中式下午茶。

2014年08月18日 | カフェめぐり
中国のカレンダーでは8月は祝日はないけれど、日本のお盆休み明けに一時帰国していた日本人が上海に戻ってくる頃になると、
あぁ、夏休みも終わりか~という気分になる。

それにしても雨のよく降る夏だこと。
せっかくのお盆休み(夏休み気分)最後の週末も残念な雨模様。

街歩きには向かないけれど、せっかくのお休みだから、気分転換にも素敵な洋館で下午茶(アフタヌーンティー)を愉しむことに。

こちらは1923年の建てられた英国風のクラシカルな洋館をリノベーションした広東料理の名店。
重厚な調度品にステンドグラス、昔の上海の写真が飾ってあり、オールド上海にタイムトリップしたかのよう。

 

この日は予約なしでもたまたま席が空いていたけれど、週末は予約したほうが確実。
お天気が良ければ、テラス席も広々としてとても気持ちが良さそう。

お食事となると高級で敷居が高いけれど、アフタヌーンティーは100元以内とお手頃価格。



こちらは一口サイズの中華風のお菓子が8種類いただける。
全体的に甘さは控えめ、しょっぱいものも少しあって、あまり食べたことのない上品な中華菓子という感じ。
エッグタルトがとても美味しかった。

ランチとお茶の時間は、やはり女性同士のお客が多く、みんなこのアフタヌーンティー目当てだみたい。
一緒に杏仁豆腐をオーダーしている人がほとんどだったので、きっと口コミで評判なのだと思う。(食べればよかったかな)

一流ホテルのような豪華なアフタヌーンティーではないけれど、上海の歴史的建築の中で、ゆったりと静かな時間を過ごせるのも
上海の良いところ。



慧公館(巨鹿路店)
上海市巨鹿路168号
※ほかにも思南公館店、外灘店あり

スタバと珈琲文化。

2014年07月24日 | カフェめぐり
上海に来てすぐの頃(そして今でも)街を歩いていてよく思ったのは、スターバックスが多いなぁということ。
成熟したカフェ文化が根付いているベルギーの街中には1軒もなかったので(ブリュッセル空港内とアントワープ中央駅構内のみ)
尚更目についたのかも。
上海では主要ビルや交差点には大抵あって、「道を歩けばスタバに当たる」というのは、そんなに大袈裟な表現じゃないと思う。
もちろん、上海市内中心部のことだけれど。(ちょっと郊外に行くと全然ナイ)

そしてどこのお店も混んでいる。
ラテや甘いコーヒーやミルクティーがあるのも人気の理由だろうけれど、それでもカフェラテのtallが35元位(約550円)と、
ローカル麺なら3杯食べられるくらいの値段なのに、若者でいっぱいだし、週末なんて空席がないくらい。
日本人の感覚でも決して安くないし、誰もが払える値段ではないと思うので、上海人のSちゃんに一度聞いてみたことがある。

「高いと思うけど、静かで清潔でゆっくりと気分良く過ごせる空間が好きだから、払う価値がある」との回答。
なるほど~。まさにスタバの戦略が見事にハマったパターンだから、中国にはこんなに多いのか・・・。

確かに、人混みや喧噪から逃れるにはちょうど良く、どこにでもある気軽さから、私もスタバやコスタコーヒーなんかをよく利用する。
Wi-fi freeだし、こういうお店だと多少の英語が通じるので、外国人にもオアシス的な存在かもしれない。

一方で、最近オシャレで美味しいコーヒーが飲めるカフェも増えてきている上海。
大切な時間には、美味しいコーヒーが飲める本格的カフェを探して行くのだけど、そういうカフェも週末ともなると中国人で満席
という盛況ぶり。
お気に入りのRumorsは広々とした3号店もオープンしたのだけど、こちらも人気で週末はすぐに席が埋まってしまうほど。

ハンドドリップで淹れるコーヒーは55元(約880円)~と贅沢だけれど、こういうお店に来る人たちは、ミルクたっぷりのラテよりも、
それぞれの豆の味と香り、苦みや酸味が愉しめるホットコーヒーを選んでいる。
豆を買って自宅で淹れる人も増えているのだとか・・・。

中国も都会では珈琲文化が広がっているなぁとーと感じるこの頃。


*写真:Rumorsのコーヒーフロート。美味!

Rumors Coffee 興国路店
興国路372弄


マカロンの誘惑。

2014年06月25日 | カフェめぐり
買物帰りにバスに乗ろうと最寄りのバス停へ行くと、目の前に見慣れないオシャレなお店が。
いつの間にできたのだろう?

正面にマカロンがデザインされた外観に、思わず引き込まれて入ってしまった。

店内は清潔感溢れる白で統一されたスタイリッシュでモダンなデザイン。
ケースの中には、種類は多くないけれど、うつくしく美味しそうなケーキが並んでいた。
数名が座れる細長いカウンター席があって、そこでお茶とお菓子がいただける。

ケーキではちょっと重いし、外壁にもデザインされている"马卡龙"(マカロン)がイチオシかなと思って、
試しに3つ(バニラ、チョコレート、カシス)を買ってみることに。
8種類くらいある中から選べて、中には「ローズ」なんて気になるお味も。


ちなみに、お一つ18元(約280円)。なかなかいいお値段。
生地はとても軽く、中のクリームはやや甘めかな。

上海でも1年位前からよく見かけるようになって、先月は遂にLadureeもオープンしたし(買ってないけど)、
近所にある数店のパティスリーでも取り揃えている。
中国(というか上海など都市部)で徐々に人気が広がってきているのかしら。

実はマカロン、すごく好きというわけではないのだけれど、このまぁるいカワイイ形や
カラフルな色合い、様々な味にほろっとする脆さに女子としての感性を刺激されるというか・・・。
目で見て、ついつい欲しくなってしまう。
あまり男性には好まれず、圧倒的に女性に人気のお菓子だと思う。

オシャレで美味しい洋菓子のお店もどんどん増えている上海。
選択肢が増えるのは嬉しい限り。

やはり、どの国の女性も、うつくしく甘い誘惑には敵わない?!


Aime Patisserie
淮海中路1008号(近陕西南路 襄阳公园)


変わらないカフェ。

2014年05月22日 | カフェめぐり
厳戒態勢だった昨日、外出を控える人が多かったのか、比較的静かで穏やかな一日だった。
ウチの近所では、臨時休業のお店も少しだけあったけれど、いつもと変わらない風景で。
何事もなく無事に終わって良かった。(と思ったら、ウルムチでまたテロが発生。やれやれ・・・)

ところで、最近のカフェ巡り。
色んな場所でお茶しているものの、ブログに書くほどでもないかなぁと思って記事にしていないお店が
実は多数あり。(グルメ情報も同様デスガ(^_^;)

ここのカフェもその一つ。
あまり観光や街歩きで通るような場所ではないので、知らないと通り過ぎてしまう小さな道だけど、
ローカルな雰囲気の中にもちょっとオシャレで面白そうなお店が点在している。

ここには、まだ上海に来たばかりの頃に、何度か来たことがあった。
その後1-2年で上海もオシャレなカフェが増えたし、この辺りに行く機会もなかったのだけれど、
先日久しぶりに入ってみたら、以前と変わらない雰囲気で、何だかいいなぁと感じた。



オーナーはたぶんフランス人かな、小ぢんまりとした店内に小さな丸テーブル、2階には
小さなテラス席もあって、ちょっとパリっぽい雰囲気。
欧米人に人気のあるカフェで、週末はいつも混んでいる。
いつもお茶だけだけど、メニューを見て気になったので、今度はブランチに来てみたい。

移り変わりの早い上海で、変わらず長く続いているお店って意外と少ないのかも。
ずっと残って欲しいなぁ。


Citizen cafe&Bar
进贤路222号(×陕西南路)


週末のケーキ。

2014年04月19日 | カフェめぐり
久しぶりに、むしょうにケーキが食べたくなった。
それも、タルトのような焼き菓子ではなく、日本人パティシエの作る小ぶりなケーキでもなく、
クリームたっぷりのボリュームのあるケーキが。

それなら、と思い当たったのが、近所にある素敵なレストラン&カフェ 夏朵Chartres。
プラタナス並木が美しい復興西路と華山路の角にある古い洋館がその建物。

華山路から入る店内は、アンティーク調の家具にきちんとクロスが掛けられ、クラシカルで
落ち着いた雰囲気。
晴れでも雨でも、窓からしっとりと美しい新緑を眺めながら、ゆったりと寛げていい感じ。



こちらのお店はケーキの種類が多いのも嬉しい。
季節のフルーツやチョコレートなどの定番以外にも、抹茶や栗と小豆など日本人好みのものもあって
いつも迷ってしまう。(お隣のショップでケーキやパン、クッキーなど買えます)

 

初めは中国人の作るケーキだからと期待していなかったのだけど、甘さ控えめ、クリームも軽めで美味しい。
ボリューミーだけれど 意外とペロリといけてしまう。 他のケーキの切れ端などもちょこっとサービスされるのが女子には嬉しいところ。

コーヒーもしっかり淹れられているし、お水もレモン水、ミルクはちゃんと温めて出てくるなど、
店員さんの教育が行き届いていて、サービスが良いこともポイント高し。
良い意味で裏切られた感じ。

もうひとつ、復興西路側が入り口のCartres Gardenの方はまた違った雰囲気で、明るくスタイリッシュ、
お値段もやや高めかな。
こちらでは英国式のアフタヌーンティーがいただけて、こちらも充分美味しかった。

 

どちらもイタリア料理をメインとした食事ができて、他人が食べているのをちらっと見た感じ美味しそうだった。
2002年からあるという中国人の作る洋食とケーキのお店、いつも中国人のお客さんでいっぱい。

今度はランチに行ってみようと思う。

夏朵 Chartres 丁香店
華山路855号(×復興西路)
http://www.chartresrestaurant.com/intro_enter.html