上海☆DAYS ~明天也是好日子~

上海での日々の記録とつぶやきなど。

婚活。

2011年04月29日 | 中国事情
上海に来て間もないとある週末、人民広場を通りかかると何やら大勢の人が集まっていた。
何かイベントかな?と野次馬根性で見に行ってみると、広場一面に掲げられた張り紙が。

就職活動か?と思いきや、まだ何も分からない中国語をじっと見ていたら気が付いた。
これ、結婚相手募集の張り紙。

そう、つまり「婚活」。

自分の年齢と身長・体重、職業や月収に容姿、それと相手に求める条件が簡単に書いてある。
ざっと見たところ、1970年~80年代生まれの男性が多い。

面白いのは、ここに集まっている人達は適齢期を迎えた本人たちではなく、その親達。
一人っ子の我が子に少しでもいい条件の相手をと、必死なのかもしれない。

昨日発表された中国の人口調査の結果では、男性多数という男女比のアンバランスが指摘されていた。
2020年には結婚適齢期の人口構成で、男性が女性を3000万人上回ると予想されているのだそう。

知り合いの中国人女性に、中国での結婚事情を聞いてみたら、
「女性は25歳までに結婚しないと遅いですね~」と。(ちなみに男性の適齢期は31歳とか)

また、今は何より「家を持つ」ことが目標で、上海市内に家と車があったら最高なんだとか。
新居購入に際して援助が期待できるかどうか、双方の両親の収入なども気になる点みたい。
こう聞くと、一人っ子政策で豊かに甘やかされて育った世代だからなのかな、とも思ったり。

女性は年齢的な面で、男性は余剰人数や収入の面などで、お互い結婚相手を見つけるのが難しくなっているのかしら。
適齢期を過ぎた人を指す「剰女」「剰男」という言葉が生まれたり、そういう人が主人公のドラマもあるようで、
色んな意味で結婚は今一番の関心事なのかも?


先日、とある公園を散歩していたら、偶然みかけた青空結婚式。



中国でも宗教に関係なく、教会やチャペルでウェディングドレスを着て・・・というのが多いみたい。
新郎新婦と司会者を除いてみーんな私服なので、誰がゲストで誰が見物人か全く分からず・・・。
胸に花を付けていたので分かった新郎のお母さまは、なんと上下ジャージだったし。(笑
でも、ほのぼのとしていて微笑ましかった。

今日は英国ではロイヤルウェディング。
結婚はゴールではなく、新しい人生の始まり。末永くお幸せに、と願う。



衣替えと日本の洗剤。

2011年04月26日 | 上海生活
今日は日中30℃近くまで気温が上がって、初夏の陽気。

つい先日までは肌寒くてコートを着ていたのに、いきなり夏服の出番。
「上海には春と秋がない」と聞いたけれど、今まで一年を通じて活躍していたジャケット類は
ここでは出番が少ないかな・・・。

というわけで、慌てて衣替え。
今日は少し風があって湿度もまだ低いので、快適なお洗濯日和。
もう少しすると上海は強烈な湿度に包まれるというから、今が一番いい時期なのかも。

冬のセーターを手洗いし、ブーツは磨いてよく乾燥させて仕舞う。
そして半袖と夏のサンダルを出す。

上海の街中でずらっと干してある洗濯物をみると、中国の人は水洗いが多いのかな、と思う。
ジャケットやコートなんかも洗って干してあるので。

私自身も、ここ数年は洗えるものはほとんど自宅で水洗い。
クリーニング代も意外と高いし(中国は安い)、汚れも落ちてサッパリ気持がいい気がする。
専用の洗剤もあるし、最近は洗濯OKの素材の服が増えてきたのも、うれしい。

洗剤といえば、上海に来て改めて気が付いたことが一つ。

上海に来てまず最初に買ったのは、ヨーロッパで使っていた外資系メーカーの柔軟剤。
でも、やっぱり乾いた後の質感はゴワゴワで、「無いよりはマシかな」という程度。

まぁ、今までもそうだったし、中国も硬水だから仕方ないなぁと諦めていた矢先、
ちょうど日本製の柔軟剤がセールで安くなっていたのでGET!
早速使ってみると・・・

あら~、ふわふわ~&スベスベ~!

香りも優しいし(外資系のものは香りが強めなので)、更には「消臭効果」まで!
やっぱり水の違いだけじゃなかったのね。いやぁ~、恐るべし、Made in Japan!

この感触を知ってしまうと、値段は高くても日本製に戻ってしまう。
売っていないなら諦めもつくけれど、上海では入手できちゃうのが嬉しいような困ったような・・・(笑


Shanghai Nightlife.

2011年04月24日 | 上海街歩き
黄浦江西側、租界時代の石造りの欧風建築が立ち並ぶ外灘。

昼間に川沿いの遊歩道を散歩するのも心地良いけれど、建物がライトアップされる夜もステキ。
ちょっと幻想的な雰囲気に変わって、まるでヨーロッパにいるかのような気分にさえなる。

この辺りは高級ブティックやレストラン、バー等がある素敵な場所なのだけれど、
今までは外から眺めるのみだった。
先日、ちょっとした縁があって外灘の夜を初体験。

そこは外灘の中でも有名なビル、外灘18号(Bund18)。
1923年に建築され、2006年に「アジア太平洋文化遺産保護賞」を受賞している建物。
現在は、ブティックやレストラン、カフェバーなどが入っていて、デザイン性の高い内装になっている。
(詳しくはこちらをどうぞ)

今回の目的地は、このビルの7階に入っているBar Rouge



お店の名前の通り、店内は赤と黒を基調としたデザイン。
広いテラス席もあって、ここからは浦東地区の夜景が目の前で楽しめる。

10時を過ぎる頃からお客さん(ほとんどが西洋人)がどんどんやってきて、賑わい始めた。
中央のバーカウンター周辺で、お酒片手に話したり、音楽に合わせて身体を揺らしたり。
中にはちょっと危うい格好をした女性達も・・・。

上海にはこんな風に大人が楽しめるナイトスポットが結構あって、「あぁ、都会だなぁ」と思う。
最低消費料金が設定されているソファー席(BOX席)、パチパチ火花を散らしながら出てくる高級シャンパン、
夜遊び客の帰り待つタクシーの列・・・

なんとなく、バブル期の六本木を思い出してしまった。

普段、夜は外へ出ない主婦としては、上海のもう一つの顔を見る社会勉強だったかな。(笑
とても興味深い、楽しい夜デシタ。


お昼寝。

2011年04月21日 | 日常の風景
中国に来て、面白いな~と思った光景の一つ。

お昼寝。

ラテンの国のシエスタみたいに、中国にも昼寝文化があるらしい。
学校や個人のお店などでは2時間程度のお昼寝時間を設定しているところもあるのだとか。

そんな設定がないとしても、お昼過ぎた時間にレストラン街を歩いていると
机の上に突っ伏して寝ている姿をよく目にする。

例えばこの写真は、とあるショッピングモールの中にあるフードコートにて。
この机だけでも6人、同じ態勢で寝ている。(笑

こういうフードコートは通しで営業しているので、普通に食べに来ているお客もいるのだけれど、
そんなことはお構いなしに、食べ終わった人や従業員までが、同じようにお昼寝。
(制服だったり、白い割烹着を着ているのですぐに分かる)

朝早く起きて夜まで働くのだし、適度なお昼寝は健康に良いのでいいのだけれど、
従業員がお客の前で堂々と寝るという行為は、他の国ではあまりお目にかからないのでは・・・。

周りの目を気にせず、食べたい時に好きなモノを食べ、寝たい時に寝る、
ここでは「本能の赴くままに」行動しているんだなぁ~と思うことがしばしば。

その国の言葉を勉強すると、生活習慣が見えてくるので面白い。
例えば以前のブログでも触れたことがあるけれど、ドイツ語なら"spazierengehen"(散歩する)、
オランダ語だと"fiets"(自転車)とか"paraplu"(傘)など。(雨が多いので)

中国語では、ごく初歩に覚える言葉に「吃飯(ご飯を食べる)」と「睡覚(寝る)」がある。

語学テキストの中にも、机の上にうつ伏せになって寝ている絵があって、
『教室内にはお喋りしている人もいれば、寝ている人もいます』なんていう例文を作ったり。(笑
そういえば、バスの中でも大きなイビキをかいて寝ている人もいたなぁ。

近年、上海のような都市部ではあまり見られなくなっているのかもしれないけれど、
やっぱり中国ではお昼寝は伝統的な習慣なのかも。

そんな私も最近とても眠くて、家のソファーでついウトウトしてしまう。
もちろん、公共の場では寝ないけれど!



空を見上げて。

2011年04月18日 | 日常の風景

見上げてごらん 夜の星を~

心にジ~ンと響く、本当に素敵な曲だなぁと思う。
最近見かける三得利さんのCMも、とてもいい。<海外で日本のTVが見れない方はこちらで全バージョンが見られます>

残念ながら、上海の夜空を見上げても、星は見えないけれど・・・。


爽やかな晴天となった日曜日、市内の大きな公園に散歩に出かけた。
そこで久しぶりに澄んだ(ように見える)青空を眺めて、ふと気がついたこと。

そういえば上海に来てから、飛行機雲を一度も見ていない、ということに。

高いビルがなく、とにかく空が広いヨーロッパ。
晴れれば必ず、幾筋もの飛行機雲が重なり合う程に、あちこちで見られるのが当たり前の風景だった。
(去年アイスランドの噴火で空港閉鎖になった時に、一筋も見られなかったのが異常だった!)

上海には2つの空港があるので、飛んでいる飛行機の数は多いはずだけど、
夜空の星が見えないのと同じで、昼間も何も見えない。(苦笑

その代わりに(?!)、週末の公園で空を見上げると見えるもの。


凧。

こんな風に、公園で凧上げを楽しむ親子の姿はよく見られる光景。(↓これは杭州にて)



日本では、お正月でさえもあまり見かけなくなったような気がするけれど、
中国では凧上げはメジャーな遊びなのかしら。
だって、公園の入り口付近では、たいてい凧や風船などを売っている人達がいるんだもの。

こんな凧だって、見つけたよ!(笑