上海☆DAYS ~明天也是好日子~

上海での日々の記録とつぶやきなど。

都会のオアシス。

2011年05月31日 | 上海街歩き
上海市内の中心部、地下鉄2号線の駅前(駅上?!)にドーンと鎮座する静安寺(jing4 an1 si4)。

三国時代(247年)に建てられたと言われる古刹。
現在の建物は再建されたものだけれど、初めて見た時にはその金ピカぶりに目を奪われてしまった。
でも実は、外から見るばかりで未だに参観したことがないので、お寺についてはまた後日。(^_^;)

この周辺はデパートや高層ビル、商店街などが並ぶ大きな通りで、人や車の往来も激しい。
そんな賑やかさに紛れてしまって、今まで特に気にも留めず、足を踏み入れていなかった公園がある。

静安寺の目の前、通りを挟んで反対側に位置する、静安公園。

公園入り口にはドーナツ屋さんやジュースなどを売る売店とちょっとしたテラス席があり、
その先にはプラタナスの並木が続いて緑豊か。
コンクリートだらけの都会的景色が、公園に一歩入るとガラリと変わるのが面白い。

ただの平坦な公園かと思いきや、高低差をつけてちょっとした岩山や滝があったり、
公園を彩る季節のお花、そして睡蓮が浮かぶ大きな池など、自然の山水を表現した庭園造りとなっている。

 

並木道ではダンスの練習をする女性達とベンチで休むお年寄り達、遊具がある場所では国籍様々な親子連れが遊び、
広場では京劇の愛好家と思われる人達の演奏と舞いが・・・。
5月のお天気の良い週末は、大勢の人で賑わっていた。

池の畔にあるのはインドネシアレストラン。
昼間は緑の中でビールやお茶を飲んでのんびりする外国人の姿が目につく。夜も良い雰囲気かも?



都会の真ん中に、こんな憩いの場所があるなんて知らなかった!

交通量も人も多い上海だけれど、意外にも整備された公園がちょこちょこあるなぁーという印象。
いつも雑踏の中にいると疲れるので、こんなオアシス的な場所があるのは嬉しい発見。

辛いのが好き。

2011年05月28日 | グルメ
中華料理で辛いといえば四川料理。
それよりもっと辛い料理があることを、中国に来るまで知らなかった。

それは、湖南料理。

『四川人説「不怕辣」、湖南人説「怕不辣」』(『四川人は「辛いのは怖くない」と言い、湖南人は「辛くないのが怖い」と言った』)
という話しがある程、湖南料理はどれも辛いのだそう。

どれだけ辛いのか食べてみよう!ということで、
中国語の授業の後で、先生とクラスメートで湖南料理のレストランへランチに出かけた。

数年前から上海でも湖南料理は人気だそうで、湖南料理のレストランはいくつかあるけれど、
今回行ったのは、上海市内でチェーン展開している、望湘園(South Memory)
平日の昼間でも広い店内は満席。かなり人気みたい。

メニューを見ると、写真や辛さの度合いなどが表示されていて分かりやすく、とにかく種類が多い!
唐辛子をたっぷり使った料理がほとんどだけれど、辛くない冷菜なども取り入れつつ、オーダーは先生にお任せ。

湖南料理の代表メニューでオススメだったのが、冒頭の写真。
お魚の頭に赤と青2種類の刻んだトウガラシの色どりが鮮やか。
中国のお魚は泥臭くて食べられないと思っていたけれど、これは全く臭みがなくてとても美味しい!
魚を食べた後に麺を入れて残ったソースと絡めて食べるのだけれど、これがまた病みつきになりそうな味。

その他にもたくさん食べたのだけれど、ちょっと変わったものが、こちら。

 

蛙料理(左)と臭豆腐(右)。

生徒のうち数名は「蛙」と聞いて食べなかったけれど、私はTry!
蛙は昔日本で食べたことがあったし、身は鶏肉みたいに淡白で柔らかく美味しかった。

そして上海でもお馴染の臭豆腐。
名前の通り本当に臭くて有名な臭豆腐だけど、これは普段見かけるものと違って色が黒い。
いつもの強烈な臭いはかなり抑えられていて、味付けもニンニクたっぷりに辛味が効いているので、
どことなく”アリオリオ”、イタリア~ンなお味?!
こんな機会でもないと食べないからいい経験だったけど、半分食べれば十分かな。やっぱり人気は無かった。(笑

初めて食べた湖南料理。
四川の痺れる辛さとは違う辛さ。でも、想像してたほどの辛さではなかったかな?
選んだメニューにもよるかもしれないけれど、もしかしたら上海風に少しアレンジされているのかも。
辛い物スキな私としては、他のお店も試してみたいかな。

でも、全般的に味付けはどれも良かったし食べやすく近所にもあるので、辛い物が食べたくなったらまた行こう。


譲り合い。

2011年05月26日 | 日常の風景
中国での運転マナーに慣れたきたとはいえ、毎日バスやタクシーに乗っていると、いろんな場面に遭遇する。

初めの頃は歩行者の立場から「車優先でクラクションばかりならして、ヒドイ」と思ったけれど、
バスに乗ってみると、クラクションを鳴らさないで走る方が難しいんだ、ということが分かってきた。

待ち切れずに信号無視で横切る歩行者、道路を縦横無尽に走る自転車やバイク、
唐突に道に出てくる車やバイク、突然止まって道をふさいでしまうタクシーなど。
とにかくみんな、"Going my way" なのだ。

バス同士、同じ会社のタクシー同士でも、道を譲らない。
運転が遅いとか、停車場所が邪魔であれば、同業者でもクラクションを鳴らして警告。
だから、道を歩いている時だけじゃなくて、バスに乗っていてもいつもウルサイ。(苦笑

だけど不思議な事に、合流の最後の最後、ギリギリ・スレスレの所で必ずどちらかが折れて
ぶつからずに済むようになっている。そして、この時ばかりはクラクションは鳴らさないの。

どこかと似ているなーと思ったら、パリの凱旋門の車線関係無しのラウンドアバウトを思い出した。
秩序のある国からするとマナーやルールが全く無いように見えるけれど、でもそこに住んでいる人達の間では
それなりの暗黙のルールがあるみたいで、不思議。

歩道橋から道行く人や車の流れを見ていると「何なんだろう、この人達」と思えてきて面白い。
でも、中国各地を出張で訪れた夫の話しでは、地方はもっともっとChaosだそうで
上海のマナーはかなりマシなのだとか。
ふーん、私も早く他の土地にも行って体験してみたいな。


以前、日本で運転免許証更新の講習を受けた時、一番大切だと強調されていたのは「譲り合いの心」。
こんな運転マナーを見ていると、中国には譲り合いの精神はあるのだろうか?

・・・なんて思ったりもするけれど、地下鉄やバスの中でお年寄りに席を譲る人は、
日本より中国の若者の方が断然多いかな。

お茶市場。

2011年05月24日 | 上海街歩き
中国を代表する名産と言えば、中国茶。

こちらに来て間もなくの頃、友人に誘われて上海市内にある茶葉市場・天山茶城に連れて行ってもらった。
(相変わらず記事にできていない過去ネタが溜まってます…(^_^;)

3階(4階だったかな?)建てのビルの中に入ると、お茶屋さんがズラッと軒を連ねている。
ここは上海で唯一認められている国家専業茶葉卸売市場だそうで、ここから仕入れている日本の業者も多いそう。

様々な茶葉を扱うお店もあれば、プーアール茶専門店や茶器専門店、お茶菓子のお店などもあって
お茶に関するものは全て揃うのでは?
これだけあると、どのお店に入ったらいいのか迷ってしまうし、ちゃんと場所を覚えておかないと
次回来た時にも忘れてしまうかも・・・。

お茶市場だけあって、茶葉の種類は豊富。
安価なものから高級なものまで揃う卸売市場だけれど、個人でも少量単位で購入できるし、
どのお店も買う前に大抵は試飲させてくれるので、じっくり味を比べて選ぶことができる。

 

ここでは今まで飲んだことのないお茶を見つけたり、日本の烏龍茶と本場の烏龍茶は味が全然違うことも知った。
飲み比べてみると、高級なものより安価なお茶の方が口に合う場合もあるし、お茶も奥が深いなぁ~と実感。

その場で中国茶の作法にのっとって淹れてくれるお茶は美味しい。
お店の人とお話しながらお茶の事を聞けるのも楽しいけれど、次々と注いでくれるお茶を試飲してると
すぐにお腹がタポタポになっちゃうのよね。(笑

買ったお茶を家で自己流で淹れてみると、何だかちょっと味が違う気が・・・。
やっぱり、専用の茶器を使ったり正しい淹れ方を知っているのとそうでないのでは差が出るのかな。
自分で納得して買うためにも、基礎的な知識と美味しいお茶の淹れ方くらいは習っておこうかしら。

連れて行ってもらったあの日から数カ月。
中国語で簡単な会話ができるようになったので、近い将来また市場へ行ってみようと思う。

久々に、日傘。

2011年05月21日 | 上海生活
ここのところ上海では25℃以上の気温が続き、例年より早く夏入り宣言がなされた模様。
とくに昨日は、30℃を超える真夏日となり、とても暑かった。

午前中から降り注ぐ強い太陽の光。久しぶりに日傘を差す。
街中でも日傘をさしたり、サンバイザーを被ったりして、バッチリ紫外線対策をしている女性が多く、
「あー、アジアだなぁ~」と思う。

2月に一時帰国した時に、実家に保管しておいた日傘を持ってきた。
ベルギーに赴任する時には、「必要ないから」と引っ越し荷物に入れておかなかったから。
(その前の5年間、ドイツで日傘を一度も差したことがなかったので)

晴天率が低い北寄りのヨーロッパの国々では、太陽は恵み。(住んでみると本当に実感する)
貴重な晴れの日には公園やカフェで日向ぼっこに日光浴。
みんな、イグアナのように太陽に顔を向けて。(笑

夏の間に太陽の光を浴びておかないと、冬に風邪を引きやすいとか、ビタミンDが生成されないので
骨がもろくなる、と言われている。
実際、骨密度が低くなったり、不足するビタミンをサプリメントで補っている人も多いそう。

なので、そんな環境に住んでいると、「日傘より太陽よ!」と思ってしまう。
さすがに日焼け止めは塗るけれど、30℃を超える日も数える程だし、日傘が必要と思う間もないというか・・・。
それに、誰ひとり日傘をさしている人がいない中で自分だけというのは、かなり目立つので、ちょっと勇気がいる。
もちろん、人目を気にしなければいいだけのことだけれど。

とは言え、西洋人のシミだらけの肌を見ると「紫外線は肌に悪いわよね」と思う。
太陽の光にも、無防備すぎるのはやっぱり危険かも。

上海に来て、ヨーロッパとは気候が違うこともあるけれど、ビルやコンクリートの照り返しも強いからか、
日本と同じように日傘や帽子が必要だなぁ~と感じている。
この暑さはは結構堪える。
大気汚染もシミの原因として関係しているようだし、しっかり紫外線対策&美白ケアをしなくっちゃ。

でも、今日のお天気はガラッと変わって肌寒く、必要だったのは雨傘だった。