樹業人~風の通心

持続可能な社会や森林・建築・木製品について、気ままに こそっと考える為のネタ帳です。

ドイツ・バイエルンからのお客様

2007-10-23 | 環境コミュニケーション
いつも 突然 嵐はやってくる。

「おっ 樹子 うちのやってる事を チャッチャーと写真とって わかりやすうしといてくれ」

会長である父からだ。

… また 何を 受けてしまったのだろう …

「ドイツの人が 見にきやるねん」

「はぁーーーー?????!!!!!!」

毎度の事ながら 意味がわからない。
聞けば、びわ湖ビジネスメッセの関係で 姉妹都市の
バイエルンの環境関係の人がみえるらしい。

… うーん …

いつも 振り回される。私は とてつもなく 今 忙しい。
でも しかたがない。会社として 受けてしまった。
書類だけ さっさと つくっちまおう。。。

母 「樹子ぉー ぎょうさん きやはるし お茶ださなあかんし あんたも来てぇなぁー」

… だから 私は忙しいんだってバサッ …

食い下がってはみたけど 結局 同席する事になりました。
いつものパターンだ。ウルッ。
京セラの次に寄られるとの事。
おそろしいギャップだろうなー。
ほんと うちなんかでいいの?と 心底 間に入って
セッティングして頂いた方の事が心配になる。

通訳の人が一緒なので 会話は問題ないのだけど
父が何を言い出すかわからないので ヒヤヒヤものでした。

お見えになられた方は バイオマス発電を研究されているそうで
炭をやいていると言ったら 煙の対策は?と聞かれた。

… きちゃったよぉーーー …

ドイツでは、周辺の住民から 臭いとクレームがくるらしい。

父「ほらぁ 悪いもん( 産業廃棄物という意味) もやしてはるんちゃいますか」

… いわんこっちゃない。 …

炭にするのは、近くの山から伐り出したものしか もちろん使わない。
近くに民家がないので クレームもこないのだが 囲炉裏なんかでほっこりする匂いが 「臭い」というのが 父は納得いかないらしい。

止めたけど 間に合わなかった…。
いや もしかしたら 通訳の人が気を使ってくれたと信じたい。

結局 民族の趣向の違いかも で 落ち着いたけど。

「炭にする時のエネルギーを発電に変えられます。今後 ご予定はないのですか」と聞かれた。

珍しく 父と意見があった。

同時に二人とも 親指と人差し指を丸めて
「これが …」
と はしたない事をしてしまった。

ハハハッ。ドイツの人に このジェスチャーは通じたのか。
これも 通じてないことを祈ろう。

日本の皆さんには申し訳ないが これが山間のちっちゃな樹業の現実である。
でも がんばって ちっちゃな地域で森林資源を循環させていきたいもんねー。
やれる事から ボチボチです。

ちなみに 私はカメラマンなので写真には写っていません。
黒い壁は 「炭壁」です。テーブルは、囲炉裏になってます。
椅子も すべて 近くの木で作っています。
掛け軸は 会長作。本社の応接間でした。
とても 和テイストなおもてなしが 唯一だったかも。

多賀の銘菓「糸切り餅」


これは、召し上がられたけど 「竹炭まめ」は やはり かなりディープに見えるらしく「ビールと とっても合いますよぉ」と言ってはみたが テイクアウトとなりました。


ほんとに ヤメラレナイ トマラナイおいしさなんだけどなー。

バイエルンのバッチを頂いて 来月父は それをつけて
ドイツに行くと言っていました。とても名誉なバッチらしいです。
ふぅー。

あー 忙しいと言いながら こんなにブログ書いてしまった。

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2 コメント

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Unknown (市川純雄)
2007-10-24 20:20:59
貴社も知名度で京セラと肩を並べるインターナショルな会社になったのですね。ドイツは環境問題で先進国ですので、お父さんいろいろ学んでこられるでしょうね。さらなる発展を期待しています。お父さんによろしく。
いえいえ (樹子)
2007-10-24 21:18:33
お恥ずかしい限りです。肩を並べている訳では けーーしてないです。



思いだけで 突っ走ってる感じでしょうか。ハッハッハ。



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