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『GOSICK―ゴシック―』 最終回 観ました

2011-07-02 01:58:47 | アニメ
結局、馬車の周りでブライアンに襲われた件は偶然もあってヴィクトリカ自身で助かったのか…。その上、崖から落ちたブライアン(ヴィクトリカ嫌い)を助け港から船で脱出を図った訳だ。港ではグレヴィール警部の追跡に遭うけど、彼は、ヴィクトリカを小さな灰色狼とよく似た別人として処理。結局、見逃してくれたわけですね。「借りは返したからな」とはかっこよすぎです。

その件に関しては一弥くんの強制追放のことでヴィクトリカの味方をしてやらないかと責められていた警部ですが、彼は彼なりにヴィクトリカに対して出来る最善の事をしていたようです。ちなみにヴィクトリカに対して出来る最善の事をしていたのは、科学アカデミー省のロシュも同じだったようです。何処で留まっていたのかヴィクトリカ宛ての一弥くんからの手紙の束をヴィクトリカに手渡していました。ヴィクトリカはロシュの顔を見た途端、ソビュール政府側の人間としてみて怯えていたのですが、これは良く考えるとあの時点の彼はヴィクトリカと同じで政府に追われる側の人間で、立場は同じなのですよね。冷静なヴィクトリカがそのことに気が廻らなかったのは、追われる立場でいつもの冷静さを欠いていたからに他ならないのでしょう。しかも、アノ時点で彼女を庇護してくれる存在は誰も居ない。下手をすると路銀も怪しかったかも知れないです。もしかすると船の中でヴィクトリカの手当ての甲斐も無く亡くなったブライアンの路銀が有ったのかも知れませんが世情に疎い彼女があの後どのようにしていたのか…非常に心配でした。

で、1925年に始まったこの世界のWW2は1929年に終了したようですけど…
ソビュールも大変な空襲に襲われたようで街がズタボロです。でも、その中で今まで出てきていた人物たちは戦争を生き残り暮らしていました。司書をしていたセイレーンの村の青年、ヴィクトリカが居なくなったのでドリル頭を解いたグレヴィール警部、恐らくは英国のとある海岸から古式ゆかしいボトル手紙を流そうとして波に乗せてみたらイキナリ足元にその瓶が戻ってきていたアブリルとか…、戦争が終わって学園の閉鎖が解け、学校の再開の準備を始めたセシル先生。

そして…日本。
やはり日本も街が焼けています。
もんぺ姿で復員兵を迎えている姿。遺骨を受け取り泣き崩れている姿…
その中に久条と名札つけたもんぺ姿の女性が二人。一人は普通の大人の身長で、もう一人は小さい女性。二人とも久条と名札をつけていますが、これはいったい…と思っていると、そこに現れた久条一弥。ようやく彼も復員してきたようです。で、積もる話もいろいろに五体満足で帰還してきた一弥。前半最後のシーンで戦闘負傷し下半身喪失したようなシーンがあっただけにかなり心配をしましたけど、無事に帰還してきたようです。なにはともあれめでたい。
目出度い!!
コレしか言いようが無いですね。

なるほど、ロシュが渡した手紙の束の中に一弥くんの実家の住所があって、行くところが無かったらそこを頼れと書いてあったのですね。彼女の知恵が有れば、そこに行って待っていれば必ず一弥は戻ると約束がなされていたわけだ。閉鎖的なことでは当時の日本だと半端ないでしょうけど、曲がりなりにも一弥くんの実家の久条家はそれなりの名家で、そこの長女が家を仕切っている状況で一弥の姉を頼れと言うのは非常に優れた案だったはずです。久条家の他の嫡男、一弥くんの兄たちの生死は不明ですが、一兵卒だったらしい一弥くんが生還したのですから恐らくは大丈夫だったのではと思うのですが…果たしてどうなのか…気になるところですね。
それにしても、一弥くんの姉の初歩的なフランス語力や英語力ではヴィクトリカとの意志の疎通が難しかったらしいのですが、とするとやはり一弥くんの語学力ってのは群を抜いて素晴らしかったようです。それにしてもヴィクトリカは日本語を覚えようとしなかったみたいなのが、いかにも彼女らしいです。いや、彼女の場合、覚えても使おうとしなかっただけなのかも知れない。簡単なヒアリング程度はしていたのかも知れないけど…日本語で喋ろうとしていなかっただけなのかも知れない。そんな気がします。でも、甘いものが好きなことと悪態をつくのが常態であることはシッカリと伝わっていたようなのが本当にヴィクらしいです。

そんなこんなで、綺麗に望ましい結末に落ち着いていましたけどおかげで後味良く観終わることが出来ました。推理ものとしては微妙さが残ったこの作品でしたけど、ヴィクトリカと一弥くんのラヴストーリーとしてみた場合、なかなか素晴らしいと想えるのです。そしてそれに相応しい結末で〆られました。後は…アブリルやセシル先生に生存報告をしてやらないとね。

この作品の詳しいことは公式HPとこの記事にTBを投げてくれた方々のブログ記事を参照にしてくださいね。

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