『ＷＯＲＫＩＮＧ’!!』 第１３話（最終回？） 観ました

とりあえず、ぽぷらちゃんがバイトを止めるという件は一件落着して次回に続いたようですけど、この第２期はこれでお仕舞いでした。

それにしてもちょっとした誤解から巻き起こる騒動を毎回、毎回、ファミレスの中と、小さいもの好きの小鳥遊くんの周りで起きているというのがある意味凄いですよね。この作品。基本的にこの作品はドタバタなコメディーなんですけど、ちょっとした会話のやり取りで生じる誤解とか、誤った解釈から始まってどったんばったんするとか、誤解でやきもきしてじたばたしている登場人物たちをみてニヤリとか、クスっと笑うのが一番楽しいです。
特にこの第二期では、恋愛関係のドタバタが多く取り上げられていたのが一番の特徴だったのではと…。でも、ドタバタして決意をしていた割には恋愛関係での目立った進展は無いというこの凄さがワグナリアクオリティーなのです。

その一つが、伊波ちゃんと小鳥遊くんの関係なんですけど…
伊波ちゃんははっきり自分の恋心に気がついて、小鳥遊くんとの関係が進む事に一喜一憂しているのですけど、小鳥遊くんとしては、小鳥遊くん自身にとって伊波ちゃんが気になる存在ではあるものの、それが何を意味するのかまでは理解していないという、傍でみていてものすご～くじれったい関係になっています。それもこれも小鳥遊くんの中で伊波ちゃんはとっても可愛い猛犬って位置から少しもぶれていないってことに原因がありますよね。

また、もう一組のペアがワグナリアの常識人的存在の佐藤さんとフロアチーフの八千代さんの関係。佐藤さんは八千代さんのことをどう思っていると聞かれて『普通に好きですけどそれがどうしましたか？』とまで答えているのですけど、いざ、八千代さん本人を前にすると自分が彼女のことを好きなんだとは言わないというか言えないというヘタレ具合。佐藤さんのこの恋愛モラトリアムは八千代さん自身が佐藤さんの気持ちに気がつかない限り…解消しないのだろうなと思えてしまうくらい進展していません。この二人も大変ですよね。

恋愛から話を変えてみると…
山田ちゃんの存在感の大きさってのはかなり異常なのですけど、彼女は常に構って欲しいという点でブレていないってのが大きいですよね。
ブレていないと言えば、身長が大きくならないぽぷらちゃん。
小さいことにコンプレックスを持っていて、佐藤さんに髪型を弄られることや、小鳥遊くんに頭をナデナデされることで彼らの心理状態まで見抜く洞察力を持ちながらも、状況に流されやすい残念さも持ち合わせているのですよね。これが、ぽぷらちゃんの可愛さの秘訣なのかもしれません。特にこの第１３話ではぽぷらちゃんメインでお話が進むのですけど、受験勉強のためにバイトをやめないとダメなのかなぁ～と悩む彼女に、彼女にやめないで欲しいけど彼女の意思は尊重しないと…って思って辞めないでと素直に言えないみんなと、そんなことはお構いなしに、学力が落ちてから考えれば良いじゃないと言い切ったザ・普通人の松本ちゃんは良いお仕事をしたですよ。この彼女の一言でぽぷらちゃんの悩みは吹っ切れて、ぽぷらちゃんがワグナリアを辞めたらどうしようと、オカシナ具合になっていたみんなも元に戻ったのですから凄いです。それにしても、そういう変な雰囲気にしてしまったのが山田の早とちりが原因だったというのがまたワグナリアらしいのですよね。

という訳で、この第二期も松本さんのセリフは最終回にしかなったですね。でも、この松本さん。今回は本当に良いお仕事をしてくれたことに感謝なのです。あ、それと今回判明したことなのですがこの松本さん、ぽぷらちゃんや伊波ちゃんより一つ歳上だってことが発覚したですね。年齢で１８才。彼女も高校生だったはずなので高校３年生ってことになりますよね。てっきり、ぽぷらちゃんや伊波ちゃんと同級生だと思っていたのでチョットびっくりでした。

それにしてもこれでまたしばらくアニメのＷＯＲＫＩＮＧが見れなくなるのは寂しい気がしますね。原作のネタが貯まったらすぐにでも第三期をはじめて欲しいです。

この作品の詳しいことは公式ＨＰと、この記事へＴＢを送ってくれた方々の記事を参照して観てくださいね。