時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

木の一生

2020-11-29 | essay

うちの木彫りくまさんたち。

木彫りの動物が昔からすき。

物心ついたときには家にあった熊ボッコちゃんのおかげかな。

木で作られたものって、今はこうして形になって家の中にあるけれど、
昔は土の上に立っていた木だったんだよなぁと、改めて思う。

雨の日はしっとりと濡れ、風が吹けば葉を鳴らし、森の中で呼吸をしていたんだなぁ。

そんなん言ってしまえば、壁や柱もそうなんだけどね。

木の命は受け継がれていく。。。



空の海

2020-11-28 | essay






先日、自転車で信号待ちしてる時に見上げた空に次々と波が立って、あっという間に空一面が海に。

あまりにきれいで、歩行者信号が一巡しちゃうところだった。

空がよく見えるお気に入りの場所へヨリミチ。

こんな空を見たら迷わずヨリミチ。

空はいつもそこにあるけれど、雲の表情は一期一会だもの。

夜のニュースで、お天気お姉さんが、「今日はキレイな波状雲が出ましたね」というのを聞いて、初めてその名を知る。
そのまんまやけどねー。

波状雲は低気圧がやってくる前触れとのこと。

まんまと(?)翌日は雨となったのでありました。


木彫りくまさんとリノベーションホテル

2020-11-24 | 展覧会・アート のこと














もうすぐ閉館するレトロな外観のリノベーションホテル。
ホテルクラスカ目黒。

昔、バスの中からよく目にしていたこの建物に先日初めて入った。

気になる展覧会がどうしても観たくて。

北海道の木彫り熊たち。いろんな表情のこたちに見惚れる。

そして、近年とても惹かれている木彫り作家さん大住潤氏のくまさん。
かわいすぎて、ずっと観ていたいくらい。

でも残念ながら、この日展示されていた作品は一点だけ。もう売れて無くなってしまった様子。。

会期終了まで展示して置いてほしかったなぁ。

ポストカードより。

またどこかで会えたらいいな。


夕やけさんぽ

2020-11-22 | essay


夕やけの予感に
やりかけの作業を放りだして
赤いマウンテンパーカーにスマホだけ突っ込んで
急いでスニーカーを履く。

おっと!マスク。

大きな空の見える裏のお寺まで徒歩2分。

束の間の赤い雲。
きれいに焼けてました。

あしたも元気で。



ところでこの赤いマウンテンパーカー、秋になると時々着る。
改めて、いつから着てるんだろ、と思い出してみたら…
なんと、次男が生まれた頃から着てる
近所のバーベキュー仲間と家族ぐるみでよく出掛けていた頃のだ。
あっという間にふた昔!!
物持ちがいい方なので(捨てられないだけ)、20年ものなんてざらだ。

冬に時々着るお気に入りの母の若い頃のコートは、数えてみれば・・・60年物なのであーる。

娘もいつか着たらうれしいな。



STOP

2020-11-19 | essay

STOPサイン。

新型コロナ感染拡大STOP!

消えて無くなることはもはやないのだろうけれど。。。

一日も早く終息へと向うよう、こころから祈ります。






カマキリ影絵に見惚れる

2020-11-17 | essay

久しぶりに出会ったカマキリさん。

カマキリはカッコイイ。
その姿は、子どもの頃からすきだ。

ヨリミチさんぽの昼下り。
陽射しを受けたカマキリのその影に見惚れる。

なんとも勇ましい影。

よし、わたしもファイティングポーズで前進だ!?



あかあおきいろ

2020-11-15 | essay



あかあおきいろ

小春日和の紅葉は
青い空によく映えて
ぽかぽかの陽射しに
ココロも凪いでくる。

ゆらりゆらりといいキモチ。

いろんな心配事が
束の間、陽射しに溶けてゆくよう。

高校時代のともだちと三人で久しぶりに会っておしゃべり。

こういう、なんでもないようでたいせつな時間。

ありがたいことだなぁ。






ねじれた時空

2020-11-11 | essay

あっちとこっち
つながる異空間。

ここをくぐったら
もうこっちへは戻れないよ。
気をつけて。

なぁんてキモチになる、時空のねじれたような写真が撮れてしまいました。

マグリット風味な
ちょっとフシギな感覚のする一枚。

実際は、秋晴れの明るい公園で
たまたま撮れたショットです。
アーチの向こうは道に見えるけれど、屋外ステージの段差なのでありました〜。

よりみち写真はたのしい!



空き地の魅力

2020-11-09 | essay


猫じゃらしも秋の装い。

というか、立冬過ぎたから
もう冬なのね。

この広い空き地。
更地になってから春がきて
夏がきて野草や野花の緑の楽園だったけれど、気がつけば色のトーンがすっかりベージュ系。

四方に柵がありヒトは入れないようになっているけれど、
このまま生態系が整うまで空き地として放置されていればいいのになぁ。と子ども目線で想う。
なんなら、「空き地」として開放してくれたらもっといい。

今の子どもは、暮らす街の中にあるなんにもない空き地で遊ぶ経験はほぼないんじゃないかな。

自由に草むらをかき分けて虫探しをする楽しさ、草や実でままごとをする楽しさ、知らずに育つのはもったいないなぁ。。。

わたし個人の勝手な見解だけれどね。
子ども時代の経験は多様な方がいい。
決められた場所、決められた方法でしか遊べないのは、能動的な遊びとはいえないもの。

時代。。。
と言ってしまえばそれまでだけど。

入れない空き地を前に、
もどかしさを覚えるわたしはオトナになりきれないままおばさんになっちゃったんだな。
と実感する秋の夕暮れ。








ひととひとの間に。

2020-11-07 | essay


あまりにきれいな秋晴れに
シゴト前に恒例のヨリミチ写真さんぽ。

ハナミズキの葉が落ちて
赤い実だけになる時期がとてもすきだ。

青い青い空を背に
秋の日差しに光る赤い実。

なんてかわいいのだろう。

反り返るようにそらを仰いで写していたわたしに、
お散歩のおばあさんが立ち止まって
「いい空が撮れましたか」と微笑む。

以前、よその土地で写真の会に入っていてよく撮っていらしたそうで、木や花の写真について暫しおしゃべり。

うっかりシゴトに遅刻しそうになってしまったけれど、
こうしてばったり出会って見知らぬひとと話をするほんのひと時ってとても大事におもう。

束の間共有する他愛のない一瞬。

いろいろと世知辛い世だけれど、こんなご時世だからこそ、ひととひとの間に生まれる一瞬のシャボン玉みたいな煌めきを一つ一つたいせつにしたいものだ。







同じ場所・違う時間

2020-11-02 | 古い建物 のこと

日曜日の昼下がり。
宇宙船の中にいるような気持ちになる場所。

東京国際フォーラム。
大江戸骨董市をぶらり。

ここにはかつて都庁舎がところ狭しといくつも建っていて、通学途中の山手線の車窓からいつもぼんやり眺めていた。

解体工事が始まり次々に建物が姿を消し、跡地に広がる巨大な空洞の土の色もまだ目に焼き付いている。




昔の姿を写したパネルが展示されているのを見つけた。
かわいい建物。なんだか見覚えがあるような。タイムスリップして建物見学したいくらい。

街はイキモノなんだなぁ。

日曜日の宇宙船の中に座って、時の流れに想いを馳せるのんきな昼下がりでありました。


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