師走・『over8』 in 名古屋

『over8』第一弾が名古屋上映決定！

名古屋シネマテークにて
12月21日：12時半から
12月22日：18時半から

詳細　http://cineaste.jp/
over8公式HP　http://www.over8.com/

お近くの方は是非。
川野他、参加監督も駆けつける予定です。
こりゃ確実に太るな、１２月。

硫黄とアルコール

JET MANIAが去年製作した
草苅勲監督作品「盗賊ブギ」（藤崎卓也主演・JET MANIAーKUSAKARI１号機）が
山形国際フィルムフェスティバルで３番目の賞を頂き、
長編を撮るスカラシップ権を獲得した。

山形で大露天風呂温泉や日本酒・蕎麦などを堪能していた我々JET MANIA一行は、
発表の瞬間、全身の毛穴から硫黄とアルコールの匂いを噴出しながら、
抱き合い、握手を交わした。

力作揃いで、個人的に素晴らしいと思う作品が幾つかあったり、
７～８年前に共演させて頂いた役者さんと再会したりと、
実り多い旅だった。
映画祭スタッフ・関係者の皆様、お世話になりました。

帰りの道中、冷静さをやっと取り戻した我々は
来年「長編を撮る」という現実を見据えた。
こりゃ、えらいことになったなー。

まぁそんなことより今は、
受賞景品の日本酒・十四代が草苅監督の元に届くのを
オレは密かに待ちわびているのだった。うっしっし…。

上の写真はJET MANIA美術部が創った
劇中の小道具「命の水」の架空コマーシャル。(非売品）

ペンキをぶちまけろ

JET MANIA　KUSAKARI２号機　発射！

監督はJET MANIAの草苅勲。
川野は演出補・助監督・美術・エキストラで参加。

拙作「青い種」の一部を撮影してもらったM君を
今回、半ば強制的にJET MANIAのメンバーに迎え入れた。
彼はJET MANIA初の下戸にしてカタギである。
う～む、いいのだろうか？
なんか悪の道に引きずり込んだみたいで、若干の後ろめたさが…無くもない。

今回、初めて撮影部と照明部をわけた。
ずっと、撮影監督システムにこだわっていたオレだが、
うまく機能している。
M君の手持ちカメラには天才的なセンスが感じられるし、
照明部のTT君も、相変わらずいい仕事をしてくれている。
なかなか、いいチームだと思う。
問題は、JET MANIAの大将（オレ）が、呑んべぇだってことぐらいか…。

監督の草苅氏は、役者で、映画も撮るし、絵も描く。
なにかとオレと共通点が多い。
だが、センスは違う。当然だ。それはお互いに認めるところ。
だからこそ、面白くてしょうがない。

上の写真はこの映画のワンシーン。
主人公が部屋にペンキをぶちまけ…。

絵を描く喜び、映画を創る楽しさ。
そんなものをオレはあらためて噛みしめている。
自分が監督だと、なかなかそんな余裕は現場で持てないからね。

傑作になる予感がビシバシしている。