パンの仏道日記

仏道の思いを自由気ままに、勝手に記す。
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平将門、首塚

2009-07-04 01:23:23 | 宗教
前回は、祟り神、怨霊について、ネットで調べたものを集めてみた。
今回も、その続き。平将門について。

『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、

首の伝説

「また、将門のさらし首は関東を目指して空高く飛び去ったとも伝えられ、途中で力尽きて地上に落下したともいう。この将門の首に関連して、各地に首塚伝承が出来上がった。最も著名なのが東京千代田区大手町の平将門の首塚である。この首塚には移転などの企画があると事故が起こるとされ、現在でも畏怖の念を集めている。」

「昭和の終り、東京の霊的守護をテーマに盛り込んだ荒俣宏の小説『帝都物語』で採り上げられるなどして広く知れ渡ると、「東京の守護神」として多くのオカルトファンの注目を集めるようになった。」

平将門の首塚
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

平将門の首塚(たいらのまさかどのくびづか)とは、平將門の首を祀っている塚。将門塚(しょうもんづか)とも呼ぶ。伝承地は各地にあるが、ここでは主に東京都指定旧跡のものを取り上げる。

平将門の首塚

概要

伝承では、首は平安京まで送られ東の市・都大路で晒されたが、3日目に夜空に舞い上がり故郷に向かって飛んでゆき、数カ所に落ちたとされる。伝承地は数ヶ所あり、いずれも平将門の首塚とされている。その中でも最も著名なのが、東京都千代田区大手町1-2-1外にある首塚である。かつてはマウンドと、内部に石室ないし石廓とみられるものがあったので、古墳であると考えられる。

この地はかつて武蔵国豊嶋郡芝崎村であった。住民は長らく将門の怨霊に苦しめられてきたという。諸国を遊行回国中であった他阿真教が徳治2年(1307年)、将門に「蓮阿弥陀仏」の法名を贈って首塚の上に自らが揮毫した板碑を建立し、かたわらの天台宗寺院日輪寺を時宗芝崎道場に改宗したという。日輪寺は、将門の「体」が訛って「神田」になったという神田明神の別当として将門信仰を伝えてきた。その後江戸時代になって日輪寺は浅草に移転させられるが、今なお神田明神とともに首塚を護持している。時宗における怨霊済度の好例である。

首塚そのものは関東大震災によって倒壊し、周辺跡地に大蔵省が建てられることとなり、石室など首塚の大規模な発掘調査が行われた。その後大蔵省が建てられるが、工事関係者や大蔵省職員の相次ぐ不審死が起こり、将門の祟りが大蔵省内で噂されることとなる。大蔵省内の動揺を抑えるため昭和2年に将門鎮魂碑が建立され、神田明神の宮司が祭主となって盛大な将門鎮魂祭が執り行われる。この将門鎮魂碑には日輪寺にある他阿真教上人の直筆の石版から「南無阿弥陀仏」が拓本された。

この地は、東京駅に近く皇居の間近に位置するため、周辺にはオフィスビルが林立しているが、この一角だけはそれほど広い敷地ではないにもかかわらず鬱蒼とした木が茂り、現在でも、一種異様な雰囲気を醸し出している。敷地内には、巨大な作り物のガマが数多く石碑の周囲に置かれている。そして、線香の匂いが絶えることがなく物静かで、そこに表通りの車の音がする場所である。

数十年にわたり地元のボランティア団体が浄財を元に周辺の清掃・整備を行っているが、その資金の預金先として、隣接する三菱東京UFJ銀行に「平将門」名義で口座が開かれていた。

祟り伝説

築土神社や神田明神同様に、古くから江戸の地における霊地として、尊崇と畏怖とが入り混じった崇敬を受け続けてきた。この地に対して不敬な行為に及べば祟りがあるという伝承が出来たのも頷けるものがある。そのことを最も象徴的に表すのが、第二次世界大戦後に、GHQが周辺の区画整理にとって障害となるこの地を造成しようとしたとき、不審な事故が相次いだため、結局、造成計画を取り止めたという事件である。

結果、首塚は戦後も残ることとなり、今日まで、そのひと気のない様に反し、毎日、香華の絶えない程の崇敬ぶりを示している。近隣の企業が参加した「史蹟将門塚保存会」が設立され、聖域として守られている。その一方、一部のオカルトファンに心霊スポットとみられる風潮もある。


都に曝された将門の首(『平将門退治図会』)http://www.ippusai.com/hp_home/edo_tokyo/edo120.htmより。

「一部のオカルトファンに心霊スポットとみられる風潮」。これは一歩間違えれば、大変怖いことですね。本当の恐ろしさを知らないことが怖いのです。絶対に遊び半分の気持ちで訪れてはいけないでしょう。
私は一度、訪れたことがあります。もちろん、まじめな気持ちで。
あることのお願いをするためにまいりました。どうか願いが叶うといいのですが。
もうこれ以上、恐ろしいことが起きませんように。

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