恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

1/22(月)鈴本演芸場夜席

2018年01月22日 | 噺とか
4年ぶりの大雪警報に見舞われた関東地方では、積雪20cmを記録したとか。
当然ながら交通機関なども大混乱をきたし、夜のニュースの大部分を割くことに。
しかしながら、近年では危機管理などということが取りざたされており、
わが職場でも定時退勤を推奨され、それに従うことといたします。
いや、まっすぐ帰ればよさそうなものですが、こんな機会はめったにない、
などと思うのも一種の貧乏性なのかもしれませんが、
こりゃ、平日の寄席の夜席に滑り込むしかない、と。
都心の交通機関がすべて止まるわけもあるまいし、
仮に完全ストップしても歩けば家まで10kmの距離だと割り切って鈴本へ。
開演と同時に行くはずが、電車が遅れて18時前に到着。

翁家社中「太神楽」
志ん五「魚男」
燕 路「短命」
ホンキートンク「漫才」
歌武蔵「猫の皿」
扇 遊「厩火事」
-仲入り-
アサダ二世「奇術」
菊太楼「粗忽の釘」
二 楽「紙切り(雪景色・馬玉師匠)」
馬 玉「味噌蔵」

・ホンキートンクの漫才も、今日はたっぷり。
 普段聞かないようなネタもあったように思います。
 人が少ないと活気が少ないかなと思いつつも、こんないいことも。

・歌武蔵師匠も夜席になるとマクラ少なめですぐに本題へ。
 こういう感じが素敵だなぁ。

・扇遊師匠は「厩火事」をたっぷりと。
 これ、トリネタでもいいような感じでした。
 聞き入ってしまいますね。

・菊太楼師匠は急な代演。
 本来なら文菊師匠ですが、「雪の日の急な代演って・・・」という、
 そんな菊太楼師匠のボヤキが本当に面白い。
 実際のところ、具合悪かったんでしょうねぇ。
 白酒師匠もインフルエンザのようですし。

・馬玉師匠、本当に語り口が当代の馬生師匠に似てるなぁと。
 でもって、ひと癖ある若旦那を演じさせると抜群なイメージ。
 ネタはまさかの「味噌蔵」でした。
 いやー、一週間前に一之輔師匠で聞いたばかりでしたが、
 こちらはさすがの正統派で、いい意味で聴き比べができました。
 人数の少ない中、贅沢な時間でした。

大雪の中、ここに来てていいんですか?と、多くの出演者が述べていましたが、
帰り道は意外にすんなりと変えることができました。
とはいえ、鈴本の夜席があんなに少人数だったのは初めてのこと。
改めてですが、贅沢な空間だったと思います。
大雪やら台風の時は寄席へ、ですね。

恐懼謹言。
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