恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

10/29(土) 池袋演芸場 三代目橘家文蔵 襲名披露興行

2016年10月29日 | 噺とか
先月の鈴本に続いて2回目の三代目文蔵披露興行です。
末廣亭での「白鳥三題噺」にもう一度行こうかなとも思ったのですが、
腰に不安を感じて断念。
池袋での披露目も終わりに近づいているかな、ということで、いってきました。

かな文 「たらちね」
花ごめ 「桃太郎」
文 菊 「長短」
小 菊 「粋曲」
柳 朝 「お菊の皿」
扇 辰 「お血脈」
ホームラン 「漫才」
燕 路 「千早ふる」
一 朝 「看板の一」
 ─仲入り─
披 露 口 上
勝 丸 「太神楽」  
さん喬 「そば清」
藤兵衛 「のめる」
アサダ二世 「奇術」
文 蔵 「寝床」

・前座のかな文さん。うまくなったなーと。
 くすぐりも師匠譲りなんだろうなぁと思ってみてました。

・花ごめさん。んー。なんだかなー。

・ホームランの漫才。大須演芸場の思い出のやつ。
 例の常連氏がティーバッグに見立てたご祝儀を渡す。

・アサダ先生、昨晩猫に指を噛まれた(?)らしく、手に傷が。
 それでも何とかやってのける。

・文蔵師匠は「寝床」でした。匍匐前進の熱演を披露。
 楽しませてもらいました。
 なお、演じる前に撮影タイムあり。
 扇兵衛さん目立ちすぎですね。
 円楽党からも愛楽師匠が駆けつけて華やかな一幕でした。

さて、来月は鈴本と浅草に顔を出してみようと思います。

恐懼謹言。
 
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10/27(木) 末廣亭 三遊亭白鳥「三題噺」

2016年10月27日 | 噺とか
先日の日曜日に訪れて、予想以上の面白さだったため、仕事の後に末廣亭へ。
中入り後の割引で入ります。
お題取りの場面には同席できないものの、
事前にお題をチェックして最前列へ。

小燕枝 「時そば」
小せん 「犬の目」
にゃん子・金魚
彦いち 「かけ声指南」
小ゑん 「ぐつぐつ」
正 楽 「紙切り(夜鷹そば・ぐつぐつ)」
白 鳥 「カーディガン・タロット占い・酢豆腐」


中入り後の割引で入ったものの、平日なので席は何とかなります。
全体で8割ぐらいの入りだったかな。
この前の日曜日とはまた違った雰囲気になっていましたが。

白鳥師匠の三題噺は、
クリミア戦争の際に、食べ物がなくなったイギリス軍の話を題材に。
カーディガン伯爵とか、その由来とか。wikipediaは便利ですなー。

ともかく、白鳥師匠の技量は素晴らしい。

恐懼謹言。
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10/23(日) 末廣亭 三遊亭白鳥「三題噺」

2016年10月23日 | 噺とか
目当ては夜の部・白鳥師匠の「三題噺」です。
17:45ごろにお題取りをして、
20:30ごろからのトリの時間までに新作を仕上げるという趣向。
夜の部の中入り以降は個人的に魅力的すぎる、ということで行ってきました。
一眼レフのデジカメの修理の都合もあり、12時ちょい過ぎから夜の部のトリまで。

【昼の部】
馬 久「ざる屋」
丸山おさむ「漫談」
龍 馬「町内の若い衆」
世之介「辰巳の辻占」
世津子「奇術」
栄 枝「蜀山人」
勢 朝「いつもの」
こいる「漫談」
はん治「妻の旅行」
馬 楽「替り目」
ペ ー「漫談」
左 楽「悋気の火の玉」
-仲入り-
こみち「反対俥」
笑 組「漫才」
左 橋「粗忽の釘」
志ん弥「浮世床」
仙三郎社中「太神楽」
伯 楽「火焔太鼓」

【夜の部】
寿 伴「たらちね」
たん丈「老人前座じじ太郎」
歌 奴「宮戸川」
ひびきわたる「漫談」
丈 二「1パーミルの恋人」
彦いち「みんな知ってる」
吉 窓「本膳」
紫 文「俗曲」
小里ん「碁泥」
小燕枝「千早ふる」
-仲入り-
天どん「老後が心配」
にゃん子・金魚「漫才」
百 栄「ホームランの約束」
小ゑん「模様替え」
正 楽「紙切り(山登り・白鳥・猿蟹合戦)」
白 鳥「三題噺(新潟県・おっとっと・亀の子たわし)」

・昼の部と夜の部ではトリの関係もあり雰囲気がかなり違う。

・夜の部の白鳥師匠「三題噺」企画があると知らずに入ってきたお客さんが約半数。
 たしかに、私もついこないだ知ったというわけで。
 古典を聞く目的だったり、初めて寄席に来たという人にしては異色でしょうね。

・丈二師匠の話ののち、白鳥師匠も出て三題噺のお題取り。
 挙手していたら指名され、回答する。 
 言おうとしていたネタが前日に出ており、思い付きで言ったネタが採用されるとは・・・
 ボツになった中にもおもしろそうなものがたくさん。
 少し罪悪感・・・

・天どん師匠は先週の独演会と同じネタ。こういうこともある。

・正楽師匠のはさみ試しは相合傘の秋バージョン。
 紅葉を手にしています。

・で、トリネタは「新潟県・おっとっと・亀の子たわし」
 あらすじを以下に。

数年にわたる東京での仕事を終え、地元の新潟県に帰ることになった孝太郎。
孝太郎は地元・新潟県上越市でも有数の大企業である大島グループの御曹司なのである。
大島グループは上越市の経済を握る大企業であり、
父であり社長の大島誠二は、上越市では「天皇」とも呼ばれる権力をもつ企業の社長。
帰郷後、孝太郎は地元上越市仲町にあるスナックおっとっとに立ち寄る。
すると、個性的なママのほか、従業員でフィリピンから来たマリアという女性と出会う。
マリアは日本に来て看護師として働く傍ら、
フィリピンで恵まれない人のために医療に携わることを志していて、
資金を稼ぐためにスナックで働いているのだという。
その崇高な目標に心動かされた孝太郎は、その後も何度となくスナックおっとっとを訪れる。
経営状態の良くないおっとっとでは、ガスも止められてしまっていて、
マリアは冷たい水で皿洗いを行う日々。
見かねた孝太郎は亀の子たわしをマリアに贈る。
亀の子たわしなど見たことのないマリアはたわしを大事にすると約束。

しかし、そんなスナックに入り浸る息子に対し、父の誠二がそれを見とがめ、
マリアと孝太郎との引き離しを行う。反発した孝太郎との喧嘩、そして勘当。
孝太郎は無一文となり、酒浸りになる毎日。
ある日、マリアは不遇な孝太郎を見て父との和解のため、
父・誠二のもとを訪れるが、門前払い。
季節は冬、雪の降りしきる中、マリアは雪に埋もれてこん睡状態。
慌てて駆け付けた孝太郎は冷たくなったマリアを抱きかかえ、
マリアの懐にしまわれていた亀の子たわしで体をさすり、体を温める。
そのおかげもあって無事に目を覚ましたマリア。
酒浸りになった孝太郎は我が身を恥じ、懸命に仕事に打ち込むことを約束。
そして、きちんとした暁にマリアと結婚することを告げた。

数年後、社長の座に就いた孝太郎は約束通りマリアを迎えに行くため、
久しぶりに「おっとっと」へ。
すると、マリアの姿はそこにはなく・・・


文章に起こすとなんてことはないのですが、
わずか2時間ぐらいでここまで完成度の高い新作ができるとは。
改めて白鳥師匠の技量に感動しました。
そして、なんとなく「亀の子たわし」といった私のお題が採用されるも、
話のキーを握るものになったことに安心と感謝。

恐懼謹言。
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10/16(日) 若手応援町屋寄席「三遊亭天どん独演会」

2016年10月17日 | 噺とか
埼玉県の入間市で開かれている落語界に行ってきました。
個人的に贔屓にしている天どん師匠が出演するというので、
ふらりとお出かけがてら行ってきました。
せっかくのいい天気なので、一日寄席に籠っているよりは、というわけで。

演目は「ろくろ首」「老後が心配」「山崎屋」の3席。

古典2作に新作1本の構成でした。
今回でこの落語会で90回の記念講演ということで、
今までに出てないネタを演じられたそうで。
比較的、地元のご年配のお客さんが多い中で、
寄席で見る独特の「天どんワールド」は控えめかなと感じました。

最後に演じた「山崎屋」は、珍しいネタながらも過去に一度聞いたことがあったり。
まぁ演じられる機会の少ない落語にはそれなりの理由があるとのことでしたが、
楽しませていただきましたよ。

最後のじゃんけん大会で色紙もいただいたので満足満足。

恐懼謹言。
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10/10(月祝) 池袋演芸場

2016年10月10日 | 噺とか
襲名披露興行をやっている末廣亭に行こうかとも思いましたが、
明日からの仕事がハードなのと、腰が痛いことに鑑みて、池袋へ。
前回が初日で今日が千秋楽。出演者には多少の変化も。
今回も夜の中入りで撤収いたしました。

【昼の部】
緑 助「真田小蔵」
時 松「ぞろぞろ」
柳 朝「権助魚」
二 楽「紙切り(サイクリング・シンゴジラ・チョッパー)」
扇 好「看板の一」
仲 蔵「短命」
ニックス「漫才」
玉の輔「宮戸川」
小 歌「小言念仏」
世津子「奇術」
志ん輔「稽古屋」
円十郎「まんじゅう怖い」
小満ん「目黒のさんま」
小円歌「三味線漫談」
歌 奴「人情匙加減」

【夜の部】
小かじ「金の大黒」
さん光「粗忽の釘」
甚語楼「犬の目」
にゃん子・金魚「漫才」
金 時「禁酒番屋」
一 九「たらちね」
正 楽「紙切り(那須与一・茶の湯・松茸ご飯・千手観音)」
圓太郎「権助芝居」
雲 助「子ほめ」

・昼の部のトリは本来なら歌武蔵師。今回も代バネで歌奴師でした。
 しかしまぁ、初日と同じ演目とは・・・!
 少々残念であります。

・円十郎師の「まんじゅう怖い」は下げの部分に工夫。初見です。

・にゃん子・金魚の漫才。恒例の乗せ物は松茸ご飯。
 エリンギを乾燥させてニスを塗ったとか。すごいなー。
 相変わらずのご常連氏によるバナナと焼酎の差し入れ。
 私の後ろに座ったご高齢の男性はぶつぶつ文句言ってたなー。

・夜の部では、「たらちね」「子ほめ」と前座話が2つも。
 これはこれでいいものかも。 

恐懼謹言。
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10/1(土) 池袋演芸場

2016年10月01日 | 噺とか
本日より10月。
池袋昼の部から夜の部の中入りまでいってきました。
昼の部のトリは本来は歌武蔵師ですが、本日は代バネで歌奴師。
夜の部のトリは権太楼師ですが、都合により中入りで失礼しました。

【昼の部】
歌むい「まんじゅう怖い」
美るく「転失気」
志ん輔「替り目」
楽 一「紙切り(ハロウィン・苺・カエル・スカイツリー)」
多歌介「町内の若い衆」
萬 窓「目黒のさんま」
ニックス「漫才」
玉の輔「告知の作法」
小 歌「浮世床」
小円歌「三味線漫談」
歌武蔵「胴斬り」
円十郎「猫と金魚」
小はん「二人旅」
夢 葉「奇術」
歌 奴「人情匙加減」

【夜の部】
小かじ「たらちね」
ほたる「幇間腹」
甚語楼「狸賽」
にゃん子・金魚「漫才」
金 時「初天神」
正 朝「蔵前駕籠」
正 楽「紙切り(舞妓さん・お相撲さん・消防車・都電荒川線)」
圓太郎「化け物使い」
雲 助「家見舞い」

・昼夜とも前座の両名は11月から二つ目昇進が決まっていますね。安心して聞けます。
・紙切りの苺・カエル・消防車はお子様のリクエスト。
・にゃん子・金魚の漫才ではいつものバナナのみならず、にゃん子先生に焼酎を常連さんが手渡す。

10月上席、もう一度来るべきか、それとも襲名披露興行の末廣亭に顔を出すか思案中。
できれば夜トリの権太楼師匠を聞きに来たいなー、と。

恐懼謹言。
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