赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

映画『怪物はささやく』

2017-06-24 22:19:38 | その他
この映画が上映されていると聞いて、どうしても見に行きたくて、有楽町まで行ってきました。
現作は、課題図書にもなった児童書のベストセラー『怪物はささやく』シヴォーン・ダウド原案パトリック・ネス著です。どうしてふたりかというと、ダウトは、ガンに冒されてなくなってしまため、合作という形になったそうです。

物語も生と死がせめぎあう、重厚なファンタジー。読みごたえあります。太鼓判をおしたい。そして映画化もCDで怪物の迫力もだしてあって、大満足って感じです。


少年は悪夢にうなされていました。12時7分に怪物がやってきて、物語を聞かせるといいます。
三つの物語。四ッつめは、おまえが話せといいます。

原作とは少しちがうところもあるのですが、アニメーションになっている物語部分がきれいでした。物語の意味するところは、まさに原作どおりなので、とてもこの作品らしい出来て、大満足です。

また、主人公の少年がイメージ通り。
やせていて、目が顔からはみだしそうに大きくて、ちょっと気むずかしそうで、はかなげです。不安な演技がとても上手で、見ていて胸にせまってきました。こんなにもぴったりな人物がいるんですね。

ただ、帰ってきたら、小林麻央さんがお亡くなりになったというニュースが流れていてびっくりというか、がっくり。かわいい子どもを置いてくなんて残念でたまらなかったでしょう。どんなにか生きたかったでしょう。

この映画(原作)の中でも、おかあさんは亡くなってしまいます。子どもが家族の病気とどう向きあるかというテーマの映画を見た日に、麻央ちゃんの訃報で、ちょっと重なるようで、ドッキリしてしまいました。

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