直木賞をとった朝井リョウのことを、ちょっとみくびっていました。外見がなんかちゃらい?感じがして、ラノベっぽい作品なんじゃないかと。わたしの好みではないのではないかと。
でも、『桐島、部活やめるってよ』を読んで、ガーンと衝撃をうけました。言葉がみずみずしく内側から光っています。いきおいがあります。
だれよりもバレーが好きなのに、いや、それゆえに部員から少しだけ浮いてしまった桐島。この桐島は作品の中、本人はでてきません。
それぞれの短編の中にほんのりと桐島像がうきあげるだけです。でも、存在感があります。
桐島がやめたおかげで、レギュラーになって、ちょっとうかれているの自分をいやなやつだと感じるもの、片思いのまま、思いも告げず、失恋してしまうもの、様々な高校生活がここにはつまっています。
わたしは映画部のふたりのところが大好き。とても応援したくなりました。
階級があるという高校生活。目立つ友だちと仲良くなって、いい位置について・・・、実際、今はそういうことが考えられているのだと思います。
でも、高校生活だけでなく、こういうことはあります。
熱心でまっすぐなほど、はじかれたり、無神経さに傷ついたり……。高校だけが特別ではありません。
ただ、違うのには、彼らには若さがあるということ。今回の作品では、その若さがまぶしいくらいよく描けていました。
桐島はいいやつだったんだろうと思います。いいやつだったからこそ、きっと孤独だったんだろうと。
今度の直木賞の作品も、ぜひ、読んでみようと思いました。(*^_^*)
でも、『桐島、部活やめるってよ』を読んで、ガーンと衝撃をうけました。言葉がみずみずしく内側から光っています。いきおいがあります。
だれよりもバレーが好きなのに、いや、それゆえに部員から少しだけ浮いてしまった桐島。この桐島は作品の中、本人はでてきません。
それぞれの短編の中にほんのりと桐島像がうきあげるだけです。でも、存在感があります。
桐島がやめたおかげで、レギュラーになって、ちょっとうかれているの自分をいやなやつだと感じるもの、片思いのまま、思いも告げず、失恋してしまうもの、様々な高校生活がここにはつまっています。
わたしは映画部のふたりのところが大好き。とても応援したくなりました。
階級があるという高校生活。目立つ友だちと仲良くなって、いい位置について・・・、実際、今はそういうことが考えられているのだと思います。
でも、高校生活だけでなく、こういうことはあります。
熱心でまっすぐなほど、はじかれたり、無神経さに傷ついたり……。高校だけが特別ではありません。
ただ、違うのには、彼らには若さがあるということ。今回の作品では、その若さがまぶしいくらいよく描けていました。
桐島はいいやつだったんだろうと思います。いいやつだったからこそ、きっと孤独だったんだろうと。
今度の直木賞の作品も、ぜひ、読んでみようと思いました。(*^_^*)