さんまの旬の終盤には毎年甘露煮を作っている。
圧力鍋を使いば簡単だが、電気釜・電子レンジ・フードプロセッサー等文明の利器を否定して一切使用しない板前の師匠直伝の方法で調理した。一列に並ぶ適当な鍋が無いのでフライパンを使い、アルミホイルの蓋をかけ水・酒・酢・生姜で40分煮て醤油・みりん・砂糖・蜂蜜を加えて更に約20分、煮詰まったところで汁をくって表面にかけ流し艶が出たら完成。表面の煮崩れも無くきれいに仕上がり「視覚も味のうち」これなら師匠からも合格点はもらえるだろう。
さんまは何と言っても塩焼きしかも内臓が一番美味いと思う。しかしここでは内臓の形がしっかり残る新鮮な物は滅多に無く年に1・2度しかお目にかかれないから残念だ。