とーびょうヲヂさんの好きなマンガたち

元うつ病&現パーキンソン病(笑)のヲヂさんの好きなマンガと闘病(豆苗ではない)記録を徒然に書き綴ってます

青春少年マガジン1978~1983/小林まこと

2009年03月30日 23時12分36秒 | マンガ現在形
この本を知ったのは、確か朝日新聞の書評でした。
あ、そう、という感じで流したのですが、
たまたま昨日ジュンク堂堂島アバンザ店で見つけました。
ぱらぱらと立ち読みしていて、
お、どストライクだ、と感じました。
ちょうど、この期間は私がマガジンをよく読んでいた頃なのです。

といっても、「1,2の三四郎」の大ファンだったわけではありません。
いえ、むしろそれほど記憶にありません。
面白かったのは初めの頃と、最後の方のレスラーになった頃くらいだった印象があります。
途中はもひとつ印象がありません。

このマンガが気に入ったのは、
小野新二とか大和田夏希という名前を見つけたからです。

小野新二、「純のスマッシュ」、
よかったな。野々上麗子だったかな、きれいだったな。

大和田夏希、「タフネス大地」、
面白かったな。「青の時代」もシリアスでよかったな。

そう思いながら読んでみると、小林まことを含めた3人が仲良しだったことが書いてあります。

そうか、そうだったんだ。知らなかった。

でも、小野新二も大和田夏希も最近どうしてるんだろう?

ぱらぱらと最後の方へページを繰ると、
「故 大和田夏希 故 小野新二 二人の親友に捧げます」
と書いてある・・・。

?え

思わず、買わずにいられなくなった。
※韻を含んでいるわけではない。

読んだ。
京都へ帰ってから、むさぼるように読んだ。
眠れなかった。

この3人のマンガがそんなに好きだったわけではない。
いや、好きだった。
間違いなく、毎週楽しみにして読んでいた。
その人たちが、こんなにぼろぼろになって、朽ち果てていくとは。

私もうつ病を患っていたので、このマンガに描かれている大和田や小林の心情が理解るところがある。
私も嫌がらせを受けて、それでも食いしばりながら仕事を続けてきた。
私も眠れなかった。
眠らせてもらえなかったわけではなく、眠れなくなっていた。
仕事がうまくいかなかった。
頭も回転しなくなった。
それでも働き続けた。
それはどの職業でも、程度の差はあれ、同じかもしれない。

だけど、
子供たちに夢を与えていた人たちが、こんな風に。

小林まことは、マンガの帯に、
「実は ボロボロ泣きながら描きました」と書いている。
そうだろう、そうだろう。

このマンガが少年マガジンに掲載されて、楽しみながら読んだ子供たちはいなかっただろう。
なんだこんなの、と読み飛ばされたかもしれない。
だけど、これはレクイエム。
小林まことからの、編集者たちからの、そして少年マガジンという偉大な雑誌からの、レクイエムだろう。
少年マガジンでなければこれは描かせない、載せたりはしない。
小林まことは、はっきりとは書いていないが、綿密な打ち合わせの上に描かれた伝説なのではないか。

小野新二ならびに大和田夏希の二人のご冥福をお祈りします。


☆青春少年マガジン1978~1983/小林まこと/KCデラックス・講談社

△お勧め年代:昔の少年たち と マンガ家になりたいという少年たちへ

京都市バス

2009年03月30日 22時48分06秒 | 京都C級ガイド
京都の町を移動する手段としては、市バスしかないというのが事実です。
地下鉄もあるのですが、縦横それぞれ一本糸で、あまり融通が利きません。
観光シーズンは自家用車で京都へ来るととんでもない渋滞に巻き込まれます。
いえ、自家用車のせいで市バスまでも渋滞に巻き込まれて、35分のルートが1時間を超えることは当たり前です。
それでも、市バスは京都市民にとって欠くべからざるものなのです。

ところが、市バスの運転が荒い。
いや全部ではないんですが、結構荒いことが多くて、老人や観光客は車中で振り回されることになります。

なぜこんなことを書いているかというと、昨夜乗ったバスの運転が荒かったからです。

5系統のバスは、京都駅から四条烏丸~四条河原町~三条京阪~平安神宮~永観堂前~銀閣寺前~一乗寺清水町~修学院道~宝ヶ池というルートを走り、京都でも一番混雑するコースを走るバスです。

笑うしかない。。

昨夜のバスの運転は、急発進急停車の連続、いえ、准急発進准急停車程度ですが、車中はそこそこ満員だったので、ふらふらしている人はたくさんいました。
私も飲んだ帰りだったので、ふられながら吐きそうになりました。

自業自得か?

でも立っている老婦人や乳母車を支えている若いお母さんは、とても大変そうでした。

5系統のバスは、ルートが一直線ではなく、くねくねとしたルートなので、これをスピードを出して走るということは、曲がるたびに倒れそうになるんです。
で、結構スピードを上げて走ったあげくに、銀閣寺前のバス停では時間調整のため3分間も待っていたのです。

下手くそ!

もうひとつエピソードを。

永観堂前だったか、ひとりの女性が降車ボタンを押し忘れてしまっていて、バス停を過ぎたところで慌てて申し出ました。
「降ります」
「降りるの」
急停車して、無愛想にその人を降ろしました。
それはよかった。
ところが、その後、車内アナウンスで大声で言ったのです。
「お客様にお伝えします。危険ですので、降車時には必ず降車ボタンをお押し下さい」

何が危険だ?
急停車するぞ、と言っているのか?
急停車して怪我するぞ、とでも言いたいのか?

バスを止めたのはいいことです。
以前見た場面では、降車ボタンを押し忘れた人をなだめてそのまま次のバス停まで乗せていった運転手もいました。
夜だったので、バス停を過ぎていても止めて近くで降ろしたのはいいことです。
しかし、危険だという理由がわからん。
急発進急停車しなければいいだけだろう。
運転が基本的に荒いからそうなるんじゃないか?

ちなみに、イニシャルはTMです。
(名前を覚えているが、書くわけにはいかない)



わが輩はノラ公/菊池規子

2009年03月30日 22時34分19秒 | 懐かしのマンガ
このマンガを読んだ当時
 私は何歳だったのでしょうか?
記憶はありません。
  
当時はサンデーとマガジンを買っていただけなので、
 少年ジャンプを読むことはほとんどなかったのですが、
 たまに読む機会がありました。

よくよく考えると、
 当時はジャンプより冒険王のほうをよく読んでいたかもしれません。
 私にとっての少年ジャンプとは
当時その程度だったのです。

 ジャンプに当時何が載っていたかというと
これがまたよく覚えてない。
 当時のジャンプは劇画タッチの重いマンガか
下品なギャグしかなかったような記憶があります。

  (というとなんだかわかるだろうな。
そう、「トイレット博士」とか「アストロ球団」とか
だと思う)

  たまたまこのマンガの1回目が掲載されて
 かなりはっきりと記憶されました。
(読切だったかもしれません)
 その後連載が始まったようで、
単行本を立ち読みして記憶が戻ってきて
つい買ってしまったのが始まりだったのです。

 お話としては
今から考えると
別段変わった設定でもないのです。

人間の言葉を喋ることができて、
 しかも人間より利口?な野良犬ノラ公が
できの悪い少年(名前を忘れたが、のび太ではない)を
 助けてあげるというものです。

 ドラえもんほど万能ではないのですが、
軽い劇画タッチの絵柄が結構現実味を感じさせて
 当時は無垢な小学生であった私は好きになりました。

このマンガはその後
月刊少年ジャンプで連載され
結構長く続きました。

 ノラ公が放浪の旅を続けるあたりは
いかにも人間を冷めて眺めている
世捨て人的な雰囲気もあり
毎月読んでいたわけではないのですが
単行本はちゃんと買って読みました。

 残念ながら、
子犬が産まれてからは
ノラ公の魅力が少々減じられ
 父ノラ公に分別くささもでき、
また、子犬のドタバタ喜劇色が強くなり
もうひとつ魅力はなくなりました。

 でも、 こうしたマンガは今でも通用すると思います。
長年ペットを飼ってきた身としては 彼ら(彼女ら)は
結構醒めた目で人間を見ているように思えます。
人間ではないから、
醒めていられるのかもしれません。

 今の時代なら今の時代の悩みがあり
 また愚かさがあり、
それを
違う目線から描くことは
 いつの時代にも通用するのでしょう。

 私にとって
夏目漱石の「我輩は猫である」を面白いとは思えません。
 いえ、面白いのは面白いのですが、
 たぶん 当時の人たちが
面白いと感じたような面白さは感じることができません。
このマンガもそうです。

 いまならノラ公と同じような設定で、
 子供たちにどんなメッセージを送ることができるのでしょう。
 誰か考えてみませんか。 


☆わが輩はノラ公(全11巻)/菊池規子/JUMP COMICS・集英社

△お勧め年代:昔の少年たち向け


自己紹介

2009年03月28日 18時34分57秒 | 雑談
いい歳をしてまだマンガ読んでるの?
あなたにとって、マンガって何?どういう位置づけ?

などと言われながらも読み続けているマンガ。
やめようかと思うことも当然ありましたが、
ま、しゃ~ないな、というところです。

長い間うつ病を患っている間、昔を思い出すことが多く、
その時以来、子供の頃に読んでいたマンガが一層記憶に刻み込まれたように感じます。
メジャーなものよりもマイナーなものを多く書きますので、これを読む方はきっと辛いでしょうね。
まずわからないでしょうから。

更新は無理せずテキトーなので、気が向いたら覗きに来て下さい。