J’sてんてんてまり

はじまりは黎明期。今は、記憶と記録。

アッパレ会

2007年09月27日 | 人にぞっこん

大学生が、社会との接点を求めている。

片や、社会人は、大学生に学びの場を与えたいと思っている。

そして、大学は開かれる方向を目指している。

ならば、あとは結ぶだけ。



産声は、3年前。

〇アッパレ会、始動しました ’04
http://www.shizuoka.ac.jp/info/appare.html

〇「市民と静大・共同企画講座をすすめる会」のご案内 ’04
http://www.shizuoka-cvb.or.jp/sightseeing/collabo/index.html




やや、天晴れな。。。。

彼らがスタジオで話し始めた時、そう思った。

話し合いに慣れている。
だれる方向に慣れているのではなく、話し合いを進めるための、それぞれの位置と発言方法、同じ方向性を見続ける事、
そういった、活発な話し合いに必要な最低限のことを踏まえながら、己の感じた事、相槌、発言を重ねていることに巧み。

市民に講師を依頼し、自分たちで取りまとめ、講座を運営してゆく運営団体が、天晴れ門前塾の運営一座。
そこから、広報担当と企画担当の3人がやってきた。

アッパレ会の始まりとなった2004年に、情報意匠論で講義を受けた学生が次を踏み出した。

今年で第三期。

静岡大学と市民が組んだ講義から、さらに飛び出し、大学生、専門学生なら誰でも参加できるようにと門戸を広げた。
社会と関わりを持ちたい、そして、他の学生とも、交流してみたい。
一緒に学びの場で、生きる礎ともなる若き学びの日を蜜に過ごしたい。

自分たちの手で、その場を作り出し、育んでいこう。
自分たちのやりたいことなのだから。

彼らの学生時代が充実している様子が見て取れる、応答を展開してくれる。

これだ、これだよ。
この雰囲気だ。

アッパレなのである。



〇運営組織図
http://monzenjyuku.web.fc2.com/staff.gif

〇天晴れ門前塾
http://monzenjyuku.web.fc2.com/

〇天晴れ門前塾ブログ
http://monzen.eshizuoka.jp/



〇天晴れ門前塾:現場の人を講師に ~msnニュース
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/wadai/archive/news/2007/09/20070919ddlk22100248000c.html


さて、今年の先生、彼らは組長と呼ぶのだが、まだ一般に公開できない段階での番組出演。
待つことしばし。そして、発表と受講生の募集が始まった。
安心して、公開しよう。

申し込み問い合わせはメールにて。 monzenjyuku@yahoo.co.jp 参加費無料なのも、嬉しい。
彼らが、この人にと依頼した今期の6人の先生。



■「農のくらし」   組長 海野フミ子組長
JA静岡市女性部販売所アグリロード美和、代表。静岡市農協理事。
市内の中学校で「おいしいお茶の入れ方教室」の講師も務める。家はお茶農家

農家に生まれ、育ち、嫁いだ私は、「農のくらし」と常に共にありました。
女性という立場から、みてきたこと、感じたこと、そして今までの変化をお伝えできればと思います。
『生産者(生)と消費者(消)が農作物(菜)を通して、
生活の基となる「食」について語り合おう(言)』(生消菜言)を一緒に体験していきましょう。



■「き・れ・い になる 」 組長 高木敦子組長
アムズ環境デザイン研究所代表取締役。NPO法人地域づくりサポートネット副代表理事。
環境デザイン、地域づくりの専門家として、県内の景観計画や商店街活性化にたずさわる。

「まちづくり」とは、かなり幅の広い分野です。
その広い分野のなかでまちの景観、風景、「きれいになる」をテーマに考えてみたいと思っています。
きれいになるには、姿・形はもちろんのこと性格(歴史や文化)を理解し、良いところを磨く必要があります。
それを考える上で、一番重要なのは、「コミュニケーション」。
さぁ、「まちづくり」を通して、「コミュニケーション能力」を鍛えてみませんか?



■「鐘ならすシネマに習おう 」 組長 藤原 東演組長
京都大学法学部卒業後、高校英語教師や静岡青年会議所文化開発室長をつとめる。
平成五年、臨済宗妙心寺派宝泰寺住職就任。現サールナートホール館長。
海外巡拝や大学講師、テレビのコメンテイターとしても活躍。

お寺の前に建ち、住職さんが館長というちょっと不思議な映画館、「サールナートホール」。
いったいそこは何を伝えようとしているのか、館長さんからお話を聞きつつ、人とは違う視点を学んで見ませんか?
映画とお寺の合流点で、文化の鐘に耳をすませましょう



■「宝さがしの旅にでかけよう! 」 組長 藤井ゆずる組長
 グランシップ企画プロデューサー

私たちの生活の中にはさまざまな文化がありますよね。
芸術文化、伝統文化、こども文化・・・文化は私たちの生活、歴史、心に深く関わっています。
だからこそ、その存在が身近に感じられるのではないでしょうか。
そして、世の中にはその文化を仕事とする人がいます。
報酬はなくても、仕事として真剣に取り組んでいる人々を通して、「文化を仕事とする」その意味、志、その実態を考えていきましょう。
そこには、私たちがまだ出会っていない「宝もの」がきっとあるはずです。
さあ、一緒に宝さがしの旅にでかけましょう!



■「現場に学ぶ日本経済 」 組長 武藤清組長
1979年 日本銀行入行。下関支店長、考査局参事役、金融機構局参事役を経て、2007年、静岡支店長に就任。


会社の中って入ったことありますか?
学生にとっては意外に縁の遠い存在なので、そういう機会ってあんまりないもの。
でも静岡には様々な面白い企業がたくさんあるんです!そして、それを動かしているのは経営者を始めとする人間たちです。
彼らの考え、想いに触れてみませんか。同じ会社を見るにしても人それぞれ感じることは違います。
あなた自身で、現場を、会社を、そして世の中を肌で感じてみましょう。



■「カフェ論~カフェから見る世界~ 」 組長 吉崎孝介組長
大学中退後、東京カフェスローに入社。来静後、カフェ&バー『aura』開業。現在に至る。


カフェは飲食店でありながら、文化的、芸術的、そして地域社会的な側面を持ちます。
17世紀頃のフランスに生まれ、文化人や政治家などが集まり文化、芸術、哲学、政治を討論する場として
人々に受け入れられてきました。
4世紀経った今、カフェの在り方を考えながらカフェから地域に対して世界に対して、何が出来るのかを考えていきましょう。


会場も、時間も様々、内容も、様々。座して聞くのみの講座ではない。



彼らをその気にさせた人物は、ここにいる。

〇情報意匠論 平野雅彦サイト
http://www.hirano-masahiko.com/informationDesign.html


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