泉区生活支援ネットワーク

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知的障害者レジOK iPadアプリ開発

2012年02月01日 | 就労・生活自立
(2012年1月30日 読売新聞記事より引用)
県センター 立命大院生が協力

 県社会就労事業振興センター(滋賀県草津市)が立命館大大学院理工学研究科2年・北裕介さん(24)の協力で、多機能携帯端末「iPad(アイパッド)」で商品登録や現金精算などを簡単に行えるレジ機能のアプリを、知的障害者向けに開発した。

 iPadの利用で視覚的に操作できるようになるとともに、従来の同様のシステムより低価格になった。県内の福祉サービス事業所で試験的に使い始めており、将来はアプリの販売も検討するといい、関係者は「知的障害者の就労の可能性が広がる」と期待している。

 知的障害者は現状では就労しても単純作業が多く、現金を扱うレジを担当させてもらえないことが多い。今年度から同センターが県内の事業所に呼び掛け、障害者が県内の野菜や日用品を山間部の集落に出張販売する「ぎょうれつ本舗」に取り組むが、売買の際の現金授受は同行する職員が担当している。

 今回のレジ機能アプリの開発は、センター職員らが「障害者もレジが使えれば、就労の幅が広がるはずだ」と考え、知り合いのブログ運営会社の関係者に相談。昨年10月、同大学大学院で情報工学を専攻する北さんの紹介を受けた。

 北さんは約1か月で、レジ計算できるiPad専用アプリを開発。事前に商品名と写真を登録し、iPad画面の写真に客が購入した個数と同じ回数だけタッチすると、合計額が自動的に計算される。

 会計画面には紙幣と硬貨の画像が表示され、「2000円渡されたら1000円札の画像を2回」といったように、受取額と同じ回数だけ画像に触れれば、釣り計算もしてくれる。

 従来のレジシステムはパソコンや携帯情報端末(PDA)などで開発されているが、数十万円と高価だったり操作が難しかったりして、障害者施設に普及していないという。同センターの細川隆司・事業アドバイザーは「日本初のシステムを滋賀発として普及させ、障害者の自立の前進に役立てたい」と話している
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