ただの映画好き日記

観た映画と読んだ本の自分用メモ。

未来を花束にして

2019-05-01 | 映画 マ行


1912年、ロンドン。劣悪な環境の洗濯工場で働くモードは、同じ職場の夫サニーと幼い息子ジョージの3人で暮らしている。ある日、洗濯物を届ける途中で、女性参政権運動を展開するWSPU(女性社会政治同盟)の過激な“行動"の現場にぶつかる。それが彼女と“サフラジェット"との出会いだった。やがてモードに大きな転機が訪れる。下院の公聴会で証言をすることになったのだ。工場での待遇や身の上を語る経験を通して、初めて彼女は“違う生き方を望んでいる自分"を発見する。それをきっかけに、モードはWSPUの活動に加わっていくが。

未来を花束にして 2015年/イギリス/サラ・ガヴロン





なんとも言えない…というのが正直なところです。
子供を手放してまで、大衆の前で死んで見せてまで、そこまでしなければならなかったのか…と思いました。
でもそれは、今現在、普通に選挙権があって、貧しくもなく過酷な状況でもなく、当然、差別も受けておらず、といった状況にいるからなのだろうと自分でも思います。
でもでも、でもなーと、どうしても引っ掛かりを感じてしまいました。

同時に、女性を差別する男ども、女性に暴力を振るったり、レイプする男どもって、母親の顔を浮かばないんだろうか?
母親は絶大ではないんだろうか?母親がいなければあんたも存在していないし、大人にもなれなかったんじゃないだろうか?余程、ダメな母親(人間)から生まれた男どもが女性を見下すんだろうか?といつも不思議に思います。

モード役のキャリー・マリガン、とても良かったです。
だけど、女性参政権が認められる最も大きなきっかけになったのはモードじゃなかったのね?と最後に「え?」でした。

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