ウォッチメイカー
ジェフリー・ディーヴァー 著
池田 真紀子・訳
文藝春秋 / 2007.10
ウォッチメイカーと名乗る殺人者があらわる。
その報がリンカーン・ライムのもとに届いた。
手口は残忍で、いずれの現場にもアンティークの時計が残されていた。
やがて犯人が同じ時計を十個、買っていることが判明した。
被害者候補はあと八人いる!
だが、いつ、誰が、どこで?
尋問の天才キャサリン・ダンスとともに、ライムはウォッチメイカー阻止に奔走する。
一方、刑事アメリア・サックスは別の事件を抱えていた。
会計士が自殺を偽装して殺された事件にはニューヨーク市警の腐敗警官が絡んでいるようだった。
捜査を続けるアメリアの身に危険が迫る。
二つの事件はどう交差するのか?
面白かったでぁ!!
なかなか終わらない(笑)。
まだあるの?まだあるの?という感じでページをめくっていました。
後半なんてホントに一気でした!
警察に先を行かれる犯人ってのもどうなの??と思っていたら!!
全てに理由があって、全てシナリオ通りって、スゴイですよ。
自分の爪を剥いだり、自分の腕を切ったりって、その段階で警察にアヤシイと思わせないのもスゴイです(っていうか、ライムが甘かったと思いますが)。
それだけ頭いいんなら、もっと世の中の役にたてよ!と言いたくなりました(笑)。
天才っていうのは、残念なことに紙一重なんですね~。
ウォッチメイカーの計画やライムの推理もスゴイな~と思いましたし、2つの事件が絡み合ったり、サックスの父親の過去など、本当に盛りだくさんで面白いです。
主要人物がスゴイだけに、ヴィンセントのようなアホや、プロの殺し屋に依頼するお粗末なテロリストが登場してみたりと、そういうところのメリハリもウマイなぁ~と感心しました。
そして、何より1番感心したのが、キャサリン・ダンス!
キネシクスってスゴイですね~。
人を観察することに、ちょっとワクワクしてしまいそうです(笑)。
彼女が主人公のお話もあるそうなので、そちらも読んでみたいです。
ウォッチメイカーが逮捕されていないということは、またまたライムとの対決がお話になるのでしょうが、プロの殺し屋っていうのがちょっと魅力に欠けるかな?と思うのですが、どうでしょうね~。
私もこの人の作品大好きです。
「静寂の叫び」なんか好きだったですね~。
ふふふふ、キャサリン・ダンスいいですよね~
この後の活躍は「スリーピング・ドール」でどうぞ♪
読みましたぁ~~!!
ジェフィリー・ディーヴァー、前に由美さんが面白いってコメント下さいましたよね。
これがシリーズ7作目だそうなので、他のもぜひ読んでみたいと思います。
はい~~、キャサリン・ダンス、いいですねぇ♪
読みたいですっ!!