老舗ワタクシ本舗

大好きなドラマの事、日常の出来事など。

『神はサイコロを振らない』 第7話

2006-03-02 18:46:33 | 『ドラマ本舗06’1月期ドラマ』
洗面所の窓を開け放つヤス子(小林聡美)4つ並んだコップにそれぞれ入っている歯ブラシ。
その内の1つを取って歯ブラシを始めるヤス子。
「おはよう!」
「おはよう!」
一人又一人とそれぞれ歯ブラシを取って行く、、、テツ(山本太郎)亜紀(ともさかりえ)
菊介(武田真治)
ギュウギュウで洗面し始める4人。
「昨夜は飲んだなぁ~」
「飲んだねぇ~」
リビングのテーブルにはワインやら、ビールやら、空のボトルと飲み散らかした
様子がありありと、、
「ごめんな、泊っちゃって、、」並んで歯ブラシしながらヤス子に謝るテツ
「いいよ、、、ずっと泊ってて、、、」さり気なく、、、ヤス子
菊介と亜紀笑って顔を見合わせる。
「いいよ、俺、家帰るわ、実家!」
こんな話してるけど、消えるという実感がないというテツ。
実家の父親も消えるという事が今一飲み込めていないらしい、、、(当然と言えば当然)
一度家に行って来るというテツ。
「そう、、」
隣を見るとテツがいない!?
「???」
パッと立ち上がるテツ
「消えたと思って、びっくりした!?」
「さぁ~飯、飯、飯!」
軽~く無視してリビングに向う3人。
「勝負下着って何!?」突然亜紀
「・・・・何って、、」
「昨夜ヤッチが寝言で勝負下着つけて、勝負するぞ!っていってたから」
菊介はカーテンで口元を押さえ、爆笑!
意味がわからない亜紀とテツは興味深々。
「勝負!?」
「テツと!?」
「ぱぁ~!」プロレスの真似を始める二人。自分の下着を覗き込む菊介を見て亜紀が
「何~菊坊勝負下着なの~!?」
違うと逃げる菊介
食卓では、テツが歯に海苔をつけて、笑って見せると、亜紀も、ヤス子もやっていた。
菊介は茶碗で口元を隠し、、、出すと、鼻の下に髭の様に貼ってます!
何て楽しい朝なんでしょう、、、
このまま続いて欲しいなぁ、、、。

食事の後片付けをしながら、亜紀に実家に帰るように勧めるヤス子
家に帰ったら今度は母ちゃんがほっとけなくなって帰って来れなくなると亜紀
(何処までも、思いやりの人ですね)
ヤス子は菊介が又ピアノを始めた事を話し、もう大丈夫だと言う。
慌てて菊介に確かめに行く亜紀。
リビングではテツが茶碗のご飯を菊介に箸で食べさせていた。
「何やってんの?」
「ん!?餌付け!」(っておいおい!)
「菊坊ピアノ始めたの!?」亜紀
「まぁ、何となく、、、」菊介
「今の何となくは今までの何となくとは違って聞こえた!」亜紀
「イヤ、同じでしょう!?」テツ
「その何となくの先には、野望とか、希望とか、欲望があるんだね!?」
「いや~それはどうか、、、」
喜ぶ亜紀

電話が入る、騒いでいる3人を静めるヤス子
神蔵夫妻(ベンガル・大川栄子)の娘弘美(遠山景織子)からだった。
ホテルに着いたヤス子に弘美は父親が余命半年と宣告されていた事を告げる
慌てて駆け付けた妻英子は娘弘美に何故もっと早く教えなかったのかと責められる。
10年前はそう言われても、今は違うかも知れない、病院に連れて行こうと部屋をノックする
ドアを開けた竜蔵はそのまま痛みに倒れてしまう。

病院で、事情を聞くヤス子。
竜蔵は10年前、余命半年と宣告され、英子と相談の結果、延命治療はしないで、
当時受け持っていた6年生が卒業するのを見届けたい考えでいた。
しかし、親戚の法事の為乗った402便で、結局10年後に来てしまったという訳だ。
竜蔵にはたった一つ気がかりな事があった、10年前受け持っていた転校生の綾瀬翔一の事だった。
彼は5年の終りに転校して来たが、なかなかクラスに溶け込めずにいたが
彼が転校前陸上が得意だった事に目をつけた竜蔵の薦めでマラソンの選手に抜擢した。
それを快く思わない生徒達から酷いイジメを受けていたのだった、、、。
責任を感じる竜蔵は、彼の事が気になって、長崎ではなく、東京に来たのだった、
何とか卒業名簿で、大学は突き止めたものの、個人情報保護法により、住所などは
教えて貰えなかったらしい。
ヤス子は綾瀬翔一を探しに行く事に。
ところが弘美はもしも父に会わせるなら、父が良かったと思える様にして下さい。
と注文されてしまう。

大学に赴くヤス子、生徒達に尋ね、綾瀬翔一は見つかった、しかし、弘美の言葉を思うと
神蔵の事を考えると、なかなか勇気が出ないヤス子。
そこにテツから電話が入る。
「神蔵さん、何だって!?一人で大丈夫か?」
「うん、それは大丈夫なんだけど、、、」
「何だ、来いっていうなら、飛んでくぞ!」
「パイロットだもんね!?」菊介
「うん、それはいいんだけど、、、、何か、、こう、、頑張って!とか言ってくれない?」
「ん!?どうした?本当に一人で大丈夫なのか?」
「うん、何かさぁ勇気が出ないっていうか、だからこう頑張れ!って気合を入れて欲しいなんて、、」
受話器を持ったまま、亜紀や菊介から離れようと駆け出すテツ。
しかし、直ぐ追いつかれ、フェイントで何とかヤス子の部屋に入り、ドアを閉めた。
深呼吸しながら、興奮気味のテツ
「頑張れ!!」
気合を入れて何か叫ぶテツ
ヤス子は笑顔になり、「ありがとう」と電話を切った。
ツカツカと歩き出し
「あの~綾瀬翔一さんですか?」

杏子(高橋恵子)の元を訪れる瑠璃子(成海璃子)と航星(中村友也)
母親の為にコンサートをやるという瑠璃子を、違うと思うと航星が杏子に諭す。
しかし、瑠璃子はこの10年の母の思いを、想像は出来ても、わかってあげる事は出来ない、
だから今は母の為に何かしてあげたい、それがコンサートなら、母の為にも頑張るという。
衣装に着替えて来た瑠璃子を見て、抱きしめて号泣する杏子。
ようやく、お互いの思いを分かり合えたような、、、。

神蔵に会うよう説得するヤス子、しかし、綾瀬はイエスと言ってはくれなかった。
「神蔵さん病院にいるんです、具合が悪くて、、、お願い出来ませんか?」
陸上部の仲間がこちらに歩いて来る、その中の一人に、自分の身代わりを頼む綾瀬

病室で、妙に明るい偽綾瀬(野ブタの”ぶんた”だ!)が神蔵と握手して、これから
陸上部の練習だ!と言う。
陸上は続けているのだと、、、此処は強気にアピールのヤス子。
後は、困り顔、、。
そして明るく去って行く偽綾瀬。
こんな事なら、もっと早く黛さんにお願いしていれば良かったと喜ぶ神蔵一家。
複雑なヤス子。

支援室に戻ると、テツ、亜紀も待っていた。
「神蔵さんはどうだった!?」坂倉(升毅)が聞く。
「ええ、無事に、、。」
「よし!良くやったヤッチ!」坂倉(あんたが言うか!?)
喜ぶ面々を余所に、浮かないヤス子。
「どうしたの?ヤッチ!?」亜紀が心配顔で話しかけるがウワの空
そこに弘美から電話が入る。
竜蔵が喜んで、402便に乗って良かった、10年後に来た事で会えた、
”神様のご褒美だ”と言って喜んでいると知らせてくれた、黛さんにあんな失礼な事
言ってすみませんでしたと謝る弘美。
電話を切ると、居ても立っても居られないヤス子は支援室を飛び出し、神蔵の病室へと向う。

「すみませんでした!」深々と頭を下げるヤス子
全部嘘だったのかと呆れる弘美。
竜蔵を見ると、10年前のいやな事を思い出してしまう、忘れようとずっと努力して来た
だから、会いたくないと言われたと正直に話すヤス子、でも陸上をやっているのは本当です。
神蔵さんの言葉が”好きな物があるという事は強くなれる”
あったから、今も陸上を続けていると言っていたとヤス子。
「観に行ってみませんか?練習場所聞いてあるんです。」
観たい、本当の綾瀬を観て見たいと神蔵。
いきなり背中をベットの神蔵の方に向け、”おんぶ”の姿勢のヤス子
「黛さんふざけているんですか?」弘美
「いえ、、、」
そこにテツが入って来る、
「話しは大体聞きました!ホントにバカですいません!」
頭を下げ、ヤス子の頭も下げさせるテツ。
亜紀が、車椅子を持って登場!
「はい、どうぞ!」

雨の中、柔軟をして、体をほぐすグラウンドの部員達、観客席から観る神蔵達。
偽綾瀬がこちらに気付いて綾瀬に知らせる。
綾瀬がこちらを見て、少しこちらに近付き、頭を下げた。
「綾瀬、、、」
それから、顔を上げ、笑顔でこちらに手を振った。
走り出す綾瀬。
感涙する竜蔵、「あの綾瀬が、、、綾瀬が、、、、」
10年前の少年だった綾瀬のそれと重ね合わせ、見つめる竜蔵。
立ち上がり、食い入るように見つめ、やがてヤス子の方を振り向き
「黛さんありがとう!」これこそ、神様のご褒美と竜蔵。

帰路に着く3人、
「じゃぁ俺は此処で、亜紀!お前もちゃんと実家帰れよ!」
頷く亜紀。
少しして、立ち止まるテツ。
マイクロブラックホールに入ったのは自分のせいではないかと思う事があると言い出すテツ
「責任感じてるの?」
そんなことはない、勇気付けるヤス子。

テツと別れてから亜紀は始めて自分の事を話し始めました。
402便が消える前日のフライトで、搭乗されたサラリーマンが始めての商談で、
ドキドキしていたのを励まして、名刺を貰った、商談成立したのか気になると亜紀
「かっこよかったんだ!?」
「違う!」
「好みだったんだ!?」
「だからしつこいって、、」
「ねぇヤッチ~!?」
「えっ~!?」

名刺の会社を訪ねるヤス子と亜紀
しかし、そのリーマンはとんだ軟派野郎に変身していた。(けものみちの間宮さん!?)
スッチーと見ては名刺を配り、合コン!?しかし、最近は選んで渡す様にしていると、、
(そういう問題じゃないよ!?)
憤慨する亜紀は、あんたなんかに励ましの言葉なんかかけてやるんじゃなかった!
10年前のあたしの言ってやりたいよ!と暴言を吐く。ヤス子に止められる。

亜紀をなだめるヤス子。
「高木さんに声かけたとき、10年後も覚えていてくれると思って声かけた?」
「うん。」
「嘘!?」
「うん。」
「10年経っても忘れないと思って、笑顔見せてるの?」
「違うでしょう!?」
私達の仕事はそんなものだ。でもそれが私達の仕事だから。
とヤス子。
やっぱりヤッチの励ましが一番だ!と亜紀。
「今笑顔のアッチを見せるからね!」
振り向いて、変な顔のアッチ。
それならと、もっと変な顔のヤッチ。
公共の場だという事に気付いて、笑いながら、逃げるように走り出すアッチとヤッチ。

夕暮れ、何か思って、立ち止まるテツ。

来週は、ようやく時間がはっきりしそう、、、。
今回は出番無しの加藤教授が出て来ます。
航星が助かるかもと言っているのに、
「いや、助からん!」と完全否定の加藤教授。
テツは操縦桿を握る物として、決断した様子。
でも、確か記憶もなくなるんじゃなかったっけ~!?
どうする、402便の乗客乗員!?
残す所3日だし、、、。
原作は読んでいませんが、助けるのかな~!?
助かって欲しいけど、話しを10年前に持って行くのかどうか
気になる、ヤス子はあくまで、38才のヤス子な訳で、、、
う~~ん、どうかな。




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