糸崎公朗ブログ1・路上ネイチャー協会

写真家・糸崎公朗のブログです。『子供の科学』と『デジカメWatch』で連載をしています。

ヤノイスフシアブラムシ

2007年12月21日 | カメムシ目

落葉間近のコナラの葉裏に、アブラムシが・・・


と思ったけど、拡大すると似た仲間のキジラミの一種のようだ。
羽のある方がもちろん成虫。


幼虫は陸の生物とは思えない異様な姿をしている。
しかしこれは拡大して見てるから分かることで、実際の大きさは2mmほどなので単なる粒にしか見えない。


さらに画像をピクセル等倍に拡大して分かったのだが、体に生えている毛?は透明のストロー状になっている。
自然の造形にはすべて意味があるのか、意味もなく造形に凝るのが自然の本質なのか・・・?

小平市玉川上水沿い
GRDⅡ
E-410 14-45mmリバース改造レンズ

*ヤノイスフシアブラムシでした。

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2 コメント

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ヤノイスフシアブラムシ (アーチャーン)
2010-03-11 07:37:46
 コナラに寄生しているとのこと。恐らくヤノイスフシアブラムシ(Nipponaphis yanonis)だと思います。夏寄生植物はナラ類ですが、冬にはイスノキに移って産卵し、春に虫えいを作ります。
 ヒラタアブラムシ亜科に属し、有翅虫はお写真の様に、翅を、普通の山形ではなく、重ねて畳みます。
 また、この亜科の幼虫は、普通のアブラムシとはかなり違った形態を持つ種類が多い様です。
 以上は全農教の「日本原色アブラムシ図鑑」からの情報です。

 御参考まで。
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Unknown (糸崎)
2010-03-15 20:41:06
返信遅れましたが貴重な情報ありがとうございます。
以下のページにも出てました。
http://plaza.rakuten.co.jp/Wolffia/diary/200712040000/

イスノキというのも初めて知りましたが、そこら辺に生えてるんでしょうね・・・
http://had0.big.ous.ac.jp/~hada/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/hamamelidaceae/isunoki/isunoki.htm

これを撮影した高倍率マクロは現在二代目なので、さらに鮮明に撮れるはずなので再チャレンジしたいです。
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