北の大地にはまだまだ雪が残り、
昼間の陽射しが、
辛うじて季節の移り変わりを感じさせる、
北と南の生活の違いが、
季節により感じられる日々、
同じ池沼にあっても、
北向きと南向きでは植生も違っている、
ラクウショウの枝には、
まだ冬の陽射しがある、
葦原には、緑の芽が出番を待つ、
小川の両岸には、
既に緑が広がり出している、
湖面はヒンヤリとして静か、
定点観察の杭、
岸の木には若芽が出る、
湧き水は勢いを増し、
その杭の先にモミジの若芽が萌え、
緑を見つける、
菖蒲の息吹き、
ヒュウガミズキの黄色い鐘が鳴る、
見つめると、
地に、
青の絨毯が広がっていた、